まつや清の日記

2005年07月10日(日) 選挙ポスター

 1対1の選挙。
 ポスターも二枚。
 石川よしおぶ氏が1番でニコニコ笑っています。
 吉田としあき氏が2番で下から睨みつけるように生真面目です。

 これも対照的なポスターです。
 有権者がこのポスターを見て何を感じてくれるのでしょうか。
 
 2人だけのポスターであるとポスターのできも投票行為に極めて大きく影響しそうです。これもひとつの選挙争点になるかもしれません。



2005年07月09日(土) ローカルマニュフェスト

 ローカルマニュフェスト推進首長連盟加入者は、6月30日現在で、知事20名、市区長132名、町村長60名で計212名です。静岡県では、三島市長、富士宮市長、磐田市長が参加しています。

 知事20名はどこでしょうか。
 北海道、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、千葉県、神奈川県、新潟県、福井県、滋賀県、京都府、和歌山県、鳥取県、岡山県、徳島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、熊本県です。石川嘉延さんは参加していません。

 静岡県知事選挙で吉田としあきさんは、政治経験ゼロの中でローカルマニュフェストを掲げています。構成は、3つの信条、静岡県の緊急課題、7つの重点政策、行財政改革、すぐにやります10の政策、2年以内にやります10の政策、4年以内にやります10の政策、となっています。

 石川よしのぶさんは、マニュフェストと表現は使っていませんが「暮らし満足度日本一宣言」を発表しています。数値目標もいくつか入っており、これをマニュフェストと呼べば呼べなくはありませんが、3期12年の延長線上というだけで、新しい政策展開は感じられません。

 吉田としあきさん、石川よしのぶさんのマニュフェスト比較を是非有権者の皆さんで取り上げてほしいものです。現職の強みもあります。普通の市民が政治に参加した時のせいいっぱいさもプラスアルファーしてもらわなければなりませんが、それでも政治争点として何があるのか、注目してほしいと思います。

 吉田事務所でも、石川事務所でも訪問して入手したいといえばいつでもできます。そういえば、静岡JC,浜松JCで司会を担当していただいた日詰静岡大学教授に点数をつけてもらうのもひとつのアイディアかもしれません。


 



2005年07月08日(金) ロンドン地下鉄爆破事件

 サミットをねらったロンドン地下鉄・バス爆破事件、おそるべきテロ事件です。サミット開催地グレーンイーグルズから遠く離れたロンドン。警備の隙を狙った犯行。アルカイダ系グループによる声明も出され、その目的もいろいろに議論されています。

 4年前を思い出します。知事選挙を終えた直後に起きた9・11ニューヨークの同時多発テロ事件。多発といういう点で類似性があります。最初はアメリカがこれまでやってきた「国家テロ」に対する報復だ、アメリカにも非がある、しかし、その後の現場報道のリアルさに、だからといって無差別テロを容認できない、ことを実感しました。

 今回の事件もまったく同じ感覚です。ただ違うのは、9・11のあとアメリカ、イギリスの多国籍軍によるアフガニスタンへの報復、そして大量破壊兵器を摘発すると始められたイラク戦争を経験しているだけに、4年前とはちょっと違います。一方で、今回のテロ事件の犠牲者の中にもイラク戦争に反対していたイギリス人もいただろうということは充分に予測がつきます。今、気持ちの整理がうまくできません。

 加害者と被害者がどこで相手を認める関係になれるのか。アフガニスタン報復戦争のあとに、9・11被害者家族がつくった市民グループがアフガニスタンを訪問しています。02年サンフランシスコで直接の被害者家族にインタビューした記憶がよみがえります。

 イラク戦争を止められなかったイギリス国民、アメリカ国民、日本国民、世界中の平和を愛する人々、いったいどうしたらイラクに平和が訪れるのか、重苦しい気持ちです。9・11を経験した吉田さんはどんな感想をもったのか、聞いてみたいと思っています。

※※ 昨日、静岡新聞を批判した日記を書きました。心ある友人から、「松谷さん、美しくないよ。批判はいいけど、非難では、相手の心は動かせないよ」。なるほど、読み返しました。日記の若干の修正をしました。



2005年07月07日(木) 静岡新聞の吉田さん知事候補の出身地報道のまちがい

 今日は知事選挙の告示日。ただ、この日記も期間中は、選挙運動のことは直接は書き込めませんので違った観点からの内容になります。

 各新聞社の知事選挙報道の紹介をします。静岡新聞の夕刊に、吉田候補のプロフィールに、「東京都出身」があります。石川候補は「掛川市出身」とあります。これを読んだ読者の方から、「松谷さん、何?吉田さんって東京の出身なの?」「静岡の生まれだとばっかり思っていたのに、ウソ言ってたの?」えー!夕刊を見ると確かに。

 吉田候補は、静岡市出身で東京都に本籍を移しています。本籍東京都であれば、まちがいありません。しかし、出身とあとについています。そうすると、東京都出身は明らかに間違いです。

 そこで、さっそく静岡新聞社に電話しました。そうしたら読者の声欄につながり「そういうルールになっているんだからしかたないじゃないですか」(出身のところには本籍を書くというルール)の一辺倒。ラチがあかず、政治部長と話すことになりました。

 「吉田さんがそういう届けをしているので」ー「だけど、本籍と出身は違いますよね」
 「共同通信ではそういうルールになっているので」−「他の新聞社もそう言うルールですか。だけれど静岡新聞社の経歴アンケートには、本籍と出身地を聞いていますよね。ここにちゃんと出身地が記載されているのに、おかしいじゃないですか」

 と訂正を求めましたが、受け入れてもらえませんでした。

 そこで、他の新聞社に全部聞きました。朝日、読売、毎日、産経は、本籍と出身が違う場合、出身地の方を書く。中日の夕刊に出身地欄がありませんが、普通は出身地を書くとのこと。共同通信社は、プロフィールには本籍を書く、吉田さんの場合だと東京都になる、ただし、本籍東京都、とも、東京都出身とも書かず、ただ東京都だけの記載とのこと。なるほど、ここを静岡新聞は間違えたのか。日経は、共同の配信を使う場合は、そのまま本籍を使うが、自社で書く場合は静岡市でしょうね、とのこと。

 やはり、静岡新聞社がおかしかったわけです。

 もう一度、静岡新聞社にこの経過を話し、「やはり、静岡新聞の東京都出身は、報道としては間違っていますよね」。この事実は認めてくれました。そして反省の弁も述べていただきました。さて、問題は、訂正をどうするか。ここは、決着しませんでした。

 その後、静岡新聞社から連絡をいただき、明日の誌面では静岡市出身と訂正するとのこと、夕刊の訂正記事は載せないとのことでした。全部は納得しませんが、言い分について了解していただきました。明日の新聞を期待しましょう。

 一読者からの指摘でしたが、小さな声でも、そこに道理があれば、変えることが出来るということも実感しました。

 静岡新聞に対しては、今日の朝刊の選挙報道で石川氏29行、吉田氏22行、おかしくありませんか、と石川氏応援記事の自粛を要請しました。

 さて、この顛末をどのように受けとめられるでしょうか。
 

 



2005年07月06日(水) 出陣式は明日9:30、青葉公園です

 いよいよ始ります。
 17日間はどんなドラマになるんでしょうか。

 今日の新聞各社静岡版は、空港の土地収用認定と候補者の一本化のニュースで埋められています。読売新聞と日本経済新聞が「空港が最大の争点」という見出しを出して、毎日新聞は、特集記事の中で知事の言葉として「空港こそ最大テーマ」と紹介をしています。他の社は、空港と選挙を並立的に扱っています。

 ここはどう考えるべきでしょうか。

 知事としては、まさに多選批判と不祥事の責任追及をかわす意味で、空港こそ私が出馬する大義、であるわけです。共産党との「一本化」、土地収用認定と重なって、ならば、「空港を争点に迎え撃つ」を最大テーマとすべきなのか、事態は複雑です。

 一方で、空港建設推進派にとってひとつの画期であります。空港建設の開港スケジュールが確実になったとの見方は当然に成立します。国が認定した、お墨ツケをもらった、もう反対派には抵抗の舞台装置は「裁判しかない」、つぶしてしまえ、ということになります。

 知事選挙の争点を、ひとつに絞り込むべきなのか。空港問題で攻めてくる現職陣営に空港問題で論戦を組みながら、4選=多選と不祥事の責任追求を争点に闘う複数争点型選挙で闘うべきであるのか。私は後者であるのではないかと思いますが、これからの選挙戦の中で有権者、運動される方々のパワーと運動型選挙と「勝ちにいく」型選挙でかなりの変化が出ると思います。

 また、その衝突が新しいエネルギーを生みだし、まさにメイク・ドラマの世界が始まります。明日は、9:30青葉公園で出陣式です。大勢の方に参加をしていただきたいと思います。

 
 



2005年07月05日(火) 知事選挙『一本化』なる

 今日は6月議会の最終日、反対討論をおこないました。
 ただ、9時の段階でインターネットで国土交通省中部地方整備局の官報告示を確認してからの原稿書きでしたので、あせりました。
 
 討論では、かなりの部分を事業認定への抗議に時間を割きましたので、自民党の議員方々からヤジを激しくいただきました。討論原稿は、「速報」にアップしておきます。議会運営委員会では、自民党の浜井議員からクレームがつけられたとのことで、橋本事務局長から注意の伝達がありました。

 本会議中にブケ東海では、吉田候補と小澤候補が「一本化」の記者会見、下記の内容で合意しました。評価は高いようです。現職石川知事との1対1の闘いとなり、有権者の関心も盛り上がりそうです。

 15:00からは、空港はいらない県民の会と空港建設・中止の会の共同記者会見に同席しました。

 これで本格的に知事選挙に突入です。

※※
  
2005年静岡県知事選挙における協力に関する覚書

1、政治理念
 知事は、憲法及び地方自治の本旨に基づいて施策を実施するものである。憲法9条は、しっかり守っていく。
 知事は、一党一派に属するものでなく、県民全体に責任を持つべきであり、無所属・無党派であるべきである。

2、政策
◎暮らし・福祉・教育最優先の県政を確立する。
◎サービス低下と県民負担増を招く行政運営を改め、無駄な事業を見直すとともに、県民本位の民主的な行財政改革を進める。
◎県民を主人公とする清潔で開かれた県政を進める。県庁などの不正・腐敗をなくす。
◎静岡空港の建設を凍結し、住民投票により県民の総意を問う。土地の強制収用は行わない。
◎東海地震から県民の生命と財産を守る施策(浜岡原発の安全性を第三者機関で検討するなど)を拡充する。
◎中小企業・零細企業の営業を守り、県内経済の振興に努め る。
◎青年の安定した雇用拡大に努める。

3、現職知事の四選阻止に向かって吉田としあき氏当選のために協力する。

4、当選後は覚書を誠実に実行する。

2005年7月5日
生きた県政をつくる会 代表 吉田寿昭
憲法をくらしにいかす県政をつくるみんなの会 代表 小沢猛男
日本共産党静岡県委員会 委員長 松下功



2005年07月04日(月) 土地収用事業認定明日にも

 読売新聞の事業認定近しのスクープ。
 夕刊で静岡新聞は明日、中日新聞は近日中との報道。
 開催された空港はいらない県民の会では、認定後、12日には訴訟提起を確認。

 それにしても知事選挙「一本化」のメドが立ち始めた時期にこの認定の動き。
 
 明日は、忙しい毎日になりそうです。
 議会も本会議最終日。
 知事選挙多忙で、常任委員会報告質疑は今回は休み。
 
 



2005年07月03日(日) 候補者一本化の新しい動き

 突然あらわれた「静岡県の夢−リンクリンクの会」の動き。インターネット時代の新しい政治参加がこのような形で登場して来るとは予測できませんでした。申し入れの趣旨は良く理解できます。

 どのような対応ができるのか、真剣に考えないといけません。

※※ 申し入れ文書


 小沢たけお選挙本部責任者   様
 吉田としあき選挙本部責任者  様
                          2005年7月3日
      静岡県の夢―リンクリンクの会
        世話人 木村歩美  宮嶋禎彦  牧野新顕  鈴木 清
            百鬼和彦
               連絡先 http://yaplog.jp/rink-shizuoka/
 
 知事選についてのおねがい
  
 「誇りをもって子どもたちに静岡県を引継ぎたい!」 インターネット上で知り合った仲間がこの度、『静岡県の夢―リンクリンクの会』を立ち上げました。活動を支えるメンバーの共通しているものは、静岡県政のよどみを何とかしなくてはいけないという極めて一般的な市民感情です。そして、次の世代にしっかりとバトンタッチをしたい、という当然の思いです。石川知事3期12年間には、いろいろな成果があったと思います。しかし、2年間に8人もの職員が逮捕されるというような現実をみると、やはり、静岡県のこれからの舵取りには新しいリーダーが必要だということを強く感じます。

 先日、小沢陣営と吉田陣営の「1本化のための話し合いが物別れになった」とのマスコミ報道がありました。現職石川知事に対抗するには、わたしたちのような小さな会でも、「反現職陣営がひとつにならなければいけない」、「何とかそうした努力を両陣営にしてもらえないのか」、と思わざるを得ません。県政の流れを変えるまたとないチャンスです。政党が中心となるスタイルにこだわることなく、県民がわくわくしながら選挙に参加できるような「一本化の方法」を再度模索することは不可能でしょうか。

 告示まであとわずかです。
子どもたちに胸をはれる静岡県を創るために、激動の21世紀を乗り越えていくために、県政の刷新は必要です。そのために県民が誰でも参加できるプラットホームのような「一本化」の道を最後まで努力していただけるようお願いする次第です。



2005年07月02日(土) 静岡新聞ー三人の候補予定者の原稿行数

 瀬名地区で開催された新しい静岡県を創ろう会の県政報告会、そして、吉田としあきさんの話を聞く会が開催されました。4年前の今頃、水野誠一さんの話を聞く会が同じ会場で開催された事を思い出しました。水野さんがどんな人か、どんな考えを持っているのか、参加された方々が食い入るように質問をしていました。

 今回、静岡高校の同級生の方々も参加していいらっしゃいました。一人の方が、「自分はこの話を聞いたとき大反対しました。吉田とはバレーボール部で一緒、全国大会にもいきました。吉田は、相手チームが反則をおかすとすごく怒るんです。すごく、正義感が強いんです。今回の知事選挙出馬は、そのあらわれかなと思い、今は応援する側に回りました」。

 更に他の同級生の方が「確かに吉田は、しゃべりとか、ちょっと政治家むきでないかもしれない。だけど、こういうタイプの人間が政治の場に出ていくことも必要じゃないか、と思います」。何かかが変わるかもしれない、変わる予感みたいなものを感じました。

 ところで、今日の静岡新聞、一面で知事選挙の特集、三人の候補予定者を取り扱っています。石川知事が68行、吉田さんが44行、小沢さんが36行、この扱いには、基準があるんだと思いますが、どんなものなんでしょうか。選挙が始ったら平等な扱いと思いますが、是非、聞いてい見たところです。



2005年07月01日(金) 土地収用認定・官報告示されず

 以前より7月1日静岡空港土地収用事業認定官報告示説が流されていました。今日は、その7月1日。この日にあわせて県は測量体制を準備していると言う情報まで出始め、今日の官報告示は確定的という見方がありました。

 中部地方整備局に確認の電話を入れると、今日の朝の官報には告示されていないので今日はありません。毎日、様々な問題が告示されていますが、告示されたら起業者に遅滞することなく伝えなければならなし、文書で通知することになっています。ですから、事前に起業者に情報伝達される事はありません、とのこと。

 なるほど、月曜日からまた朝、確認電話をかけつづけなければなりません。いずれにしても、官報告示がなされなければ確認できないという事になっているようです。ただし、付議については数日前に共同通信社系情報で事前にスクープされています。

 問題は、この認定の官報告示が知事選挙前に出るのか、どうかです。ここについては、選挙戦=静岡県内政治に大きな影響をもたらすだけに国土交通省も慎重にするのではないか、という見方や、認定手続を粛々と進めているのではないか、と言う見方と、評価がわかれます。

※※ 今日は朝7時から静岡駅前で吉田としあきさんと新しい静岡県を創ろう会と私と一緒に街頭演説を行いました。毎日進化しています。吉田としあきさんのホームページが動き始めています。毎日日記が始っています。 http://www17.ocn.ne.jp/~yonaoshi/


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