まつや清の日記

2005年09月28日(水) 知事「だだっ子のようにつくれ、つくれと言っても」

 今日は、公明党の前林孝一良議員、ken-minの松井三郎議員が代表質問。前林議員は空港問題については質問しませんでした。松井議員が、した志太榛原・中東遠地域の将来構想とオランダのアムステルダムを中心に空港を活用した多極型ランドシュタットをダブらせての質問と、静岡空港へのアクセスに関して新幹線新駅構想、国道473号バイパスの整備について質問しました。

 上記の標題は、新幹線駅についての「JR東海と公式に受け答えできる状態になっていない、もし実現できれば、はかりしれない影響がある、しかし、だだっ子のようにつくれ、つくれと言ってもおれない、説得できる論拠を持って当たっていきたい」という知事答弁の部分です。やっと冷静になったのかと思いました。

 昨日もそうですが、今日も、いつもの石川節=得意になって持論を展開するナガーイ答弁はありませんでした。たんたんと答えていて、ヤジを飛ばす場面もありませんでした。体調が悪いのかもしれません。明日は、共産党の酒井政男議員が質問しますので、いつもの答弁姿勢が見られるかもしれません。大いに期待です。

※※

質問順序 1
質問者 酒井 政男(共産党)

1 知事の政治姿勢について
(1)三位一体改革の影響
(2)税制改正のあり方
(3)県財政の見通し
2 地震防災対策について
(1)津波対策
(2)木造住宅耐震補強助成改善
3 浜岡原発について
(1)プルサーマルの安全性
(2)安全協定の見直し
4 静岡空港について
(1)空港用地取得
(2)需要予測と空港建設の必要性
(3)空港運営
5 環境行政について
(1)アスベスト対策
(2)ゼロエミッション事業
(3)産廃行政
6 介護保険制度改革への対応について
(1)給付削減に対する考え方
(2)低所得者以外の利用者負担軽減策
(3)家事サービスの継続
7 子育て支援について
(1)労働政策
(2)家族政策を含む独自の子育て支援策
(3)少人数学級の中学2年生までの拡大
8 まちづくりについて
(1)大型店対策に関する基本姿勢
(2)静岡、浜松の問題
  ア 超大型店出店の影響
  イ まちづくりに係る指導的助言
9 県警察の裏金問題と捜査用報償費について
(1)裏金問題への基本姿勢
(2)捜査用報償費
  ア 捜査用報償費の実体
  イ 要求監査
(3)信頼回復

質問順位 2
質問者 渥美 泰一(自民党)

1 新潟県中越地震から見る防災対策について
(1)急傾斜地対策
(2)山間部における道路の防災対策
(3)災害時要援護者への支援
(4)市町村地域防災計画の見直し
2 浜名湖花博の成果の活用について
3 放置竹林対策について
4 原油高騰に伴う農業対策について
5 教育行政について
(1)学校の活性化
(2)教育委員会のあり方

質問順序 3
質問者 佐野 愛子(平成21)

1 義務教育費国庫負担制度について
2 情報通信基盤の地域間格差の解消について
3 女性のエンパワーメント推進について
4 クールビズの今後の取り組みについて
5 里山保全の取り組みについて
(1)放置竹林に対する抜本的対策
(2)有害鳥獣被害への対応
6 AED(除細動器)の導入促進について
7 介護保険制度改革への対応について
8 教育行政について
 o 教育に求められる多様性

質問順序 4
質問者 赤堀 佐代子(自民党)

1 熟年世代の社会参加促進について
(1)団塊世代を含めた中高年の健康維持
(2)団塊世代の創業支援
2 少子化対策としての女性の就業支援について
3 浜岡原子力発電所のプルサーマル計画について
4 認知症高齢者への対策について
5 地域農業の担い手の確保について
6 一級河川菊川水系の整備について



2005年09月27日(火) 知事「地権者にお手紙を出し意志を伝えた」

 今日の代表質問は自民党の杉山盛雄議員と平成21の岡本信也議員。空港問題については二方、ともに取上げました。杉山議員の答弁の中では土地収用については触れず、岡本議員の質問の中で知事の地権者に対する考えを明らかにしました。

 知事曰く「5日〜10日の35条調査については混乱もなくやることが出来た。制限表面の測量については、本体部分同様に着実に進められる方法を検討している。一方で地権者、4世帯にはお手紙を差し上げ意志を伝えた。円満解決に向け祈るような気持ちでいる」。

 「祈るような気持ちでいるなら土地収用を中止すべきだ」と思わずヤジ。この外にもいくつか注目すべき答弁もしています。森林県民税条例は、12月議会に提案し06年4月から実施に移りたい、県立大学は大学の意志を尊重し07年4月をメドに独立法人移行に努めたい、など。

 議会終了後に大橋正巳議長就任祝いのパーティに参加しました。アソシアの三階の大ホールは満席。自民党の県議会議員、国会議員はほぼ全員の方がいました。あの片山さつき議員も。昨年の奥之山議長のパーティに続いて2回目。共産党議員は参加しないのですが、いろんな方々がいて、参加していて勉強になります。

 主催者の一人としてスズキの会長もあいさつ。その中で「知事と議会は両輪というけど、知事提案の三分の一くらいは議会が反対した方がいいですよね、ね、知事?」と言う具合に鈴木修さんのバランス感覚はなかなかでした。終わってから、名刺交換をさせていただきました。

 実は知事はパーティ呼びかけ発起人として最初に挨拶したのですが、意外に大橋議員中心の挨拶で県政の具体的なテーマについては触れず、無難な内容でした。確か、昨年の時はいろんなことを話していたような気がします。いずれにしても、今回の就任パーティに参加していろんなことを学ばせてもらいました。とにかく、いろんなチャンスに出かけていくことです。

※※
質問順序 1
質問者 前林 孝一良(公明党)

1 知事の政治姿勢について
2 知事の時代認識について
3 財政健全化への取り組みについて
4 東海地震における広域受援体制について
5 県民の目線に立った広報について
6 環境美化への総合的な取り組みについて
7 健康長寿日本一達成に向けての取り組みについて
(1)たばこの害から県民の健康を守る施策
(2)児童生徒の喫煙防止策
8 若者の就労支援策の拡充について
9 環境に配慮した農業の推進について
10 港湾整備事業のさらなる推進について
11 少子化時代に対応した県営住宅のあり方について
12 よりよい教育環境の構築について
13 交通事故防止への取り組みについて

質問順位 2
質問者 松井 三郎(ken-min)

1 知事の政治姿勢について
(1)小さな政府
(2)憲法改正と地方分権
(3)地域のくらし満足度日本一の実現
2 行財政改革の推進について
(1)財政の健全化
(2)職員の定数管理の適正化
(3)外郭団体の改革
3 若者対策について
4 志太榛原・中東遠地域の将来構想について
5 静岡空港へのアクセスについて
(1)新幹線新駅構想
(2)国道473号バイパスの整備
6 NPO活動への期待と支援について
7 地球温暖化防止対策とサマータイム制の導入について
8 小笠山総合運動公園について
(1)指定管理者制度の導入と利用形態
(2)雨天対策とネーミングライツ
9 農業振興について
(1)静岡茶の生産流通対策
(2)株式会社の農業参入
10 教育の地方分権について
(1)学校裁量による学級編制
(2)通学区域制度
11 駐車規制の見直しについて



2005年09月26日(月) 5年ぶりの国政調査、電話相談ホットライン

 国政調査の季節がやってきました。東京の市民団体では、電話相談ホットラインを開設します。
 TEL 03―5155―7378 9月25日から10月6日 13:00から19:00

 市議会議員の時代には、電話ホッとラインなど静岡市でも市民団体と一緒に活動してきました。今回は市民団体の方での動きはまだありませんが、期待したいところです。

 先日あるサークルでも「また国政調査よね、いやなのよ、近所の人が調査員になっているから。知らない人だったらまだ我慢も出来るけど。5年前の時、記入した内容で、よく分からないと電話をかけられて、それでもう嫌になったの」という国政調査についての意見を聞きました。

 「封筒があるから、それを使えばいいじゃないですか」「でも封筒の説明あったかな?封筒にしたら調査員の人は見ないの?」「あるはずですよ。見ませんよ、それは市の職員が調べることになっているから。書きたくないことは記入しなければいいんですよ」。「人口調査って、あんなやり方やらなくてもわかるよね」「分かりますよ、住民基本台帳だってあるし、戸籍もあるし、外国人登録、人口動態統計、いろいろあるんだよね」。

 プライバシ−侵害に対する国民的批判と市民団体の運動で、全世帯に密封封筒が調査票と一緒に配布されるている国政調査のはずです。ところが、実体は、封をされると市町村職員が調査しなければならない、封をすると記入漏れが多くなるのではないか、と封筒を配りながら、調査員には消極的指導をしているのが実情ではないかと思います。

 実際、調査票には矛盾する表記があります。「★ 記入した調査票は、正確な統計を作成する為に、調査員によって記入もれ、記入誤りなどの確認が行われますので、そのまま調査員にお渡し下さい。」とも書かれていますが、一方で「★ 記入した調査票をこの封筒に入れ、添付のテープで封をして調査員に渡していただくことも出来ます。この場合、調査票は封をしたまま、市区町村に提出されます。」とあります。

 本当に国政調査は必要なものなのか、更に議論を巻き起こしていく必要があります。

※※ 明日の代表質問 質問項目

質問順序 1
質問者 杉山 盛雄(自民党)

1 4期目に臨む知事の政治姿勢について
(1)基本姿勢
(2)財政運営
2 静岡空港について
(1)空港の必要性
(2)空港の利活用
3 伊豆地域の振興について
4 県立大学の法人化について
5 ユニバーサル技能五輪国際大会について
6 多発する豪雨災害に対する危機管理について
7 荒廃森林再生に向けた森林新税の創設について
8 今後の道路整備の進め方について
9 都市公園の指定管理者制度導入について
10 県立静岡がんセンター研究所について
11 農水産業の振興について
(1)静岡茶のグローバル戦略
(2)海面養殖業の振興
12 今後の企業局の経営について
13 教員評価制度について
14 警察行政について
(1)警察署再編整備計画
(2)警察官の能力向上



質問順位 2
質問者 岡本 信也(平成21)

1 県財政について
(1)税収見通し
(2)9月補正予算
(3)県債残高
2 地震防災対策について
(1)総合防災訓練
(2)県民の防災意識
3 静岡空港について
(1)空港建設
(2)空港の利活用
4 男女共同参画の推進について
(1)これまでの取り組みの評価と今後の取り組み
(2)子供たちへの教育と教職員研修
5 地域防犯の充実について
6 障害者雇用促進策について
7 農地、農業用水等の資源保全施策について
8 アスベスト対策について
(1)工場や周辺環境の汚染対策
(2)県民の健康被害への対応
9 環境対策について
(1)森林保全に関する条例の制定
(2)新エネルギーの導入促進
10 公共工事の入札に係る不正防止対策について
11 教育行政について
(1)不登校対策
(2)地域との協働による教育の推進
(3)キャリア教育
12 犯罪抑止対策について

 

 



2005年09月25日(日) 久しぶりに市議会議員・尾崎たけしさんに会う

 静岡市吉津地区のダイオキシン問題の解決のために発足した「清流ネット静岡」の総会に参加しました。講師に藤原寿和さん(廃棄物処分場ネットワーク・事務局長)が来ておられ、巴川遊水地のダイオキシン問題に対するいい知恵もお借りしたいとの想いもありました。

 市議会議員の尾崎たけしさん、鈴木せつこさんの2人が参加していました。静岡市が代執行と言う形でダイオキシンが含まれる焼却灰を撤去することが誰が考えても妥当な選択と思うのですが、静岡市長、なかなか決断をしてくれないようです。「清流ネット静岡」として、今後も粘り強く活動していくことが確認されました。

 総会後の交流会、そして帰りは偶然に尾崎たけしさんと木村歩美さん(市議会に挑戦するも当選できず)と一緒になり、歩きながら話しました。「松谷さんがホームページで私の完全無所属と言う選挙時点での立場と議会での会派問題でご意見を書いておられます。私の完全無所属と言う立場は変わっておりませんので、この機会に是非そのことを理解していただきたいのです」と尾崎さん。

 「尾崎さんの完全無所属についてはその言葉通りに理解していますよ。あのホームページでは、自民党・連合系・新人の大連合会派への驚きを素直に表現していると同時に、あなたに期待をしているからこそ、一人会派の選択もありえたとという思いであのような表現になっていることは分かってもらえると思うけど・・・」。

 「是非、私の議会報告を読んでください」と彼の市政報告を貰いました。議会報告には3つの活動報告が載せられていました。一生懸命さは伝わってきます。
1、総括質問を行いました
2、新潟・中越地震 被災地視察
3、広島LRT 視察

 私の彼への意見は05年4月8日です。http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/month?id=44292&pg=200504

 尾崎たけしさんのホームページは10月から下記のアドレスで開設されるとのことです。完全無所属の尾崎さんの今後に大いに注目、そして期待です。
http://www.ozakitakeshi.net

 



2005年09月24日(土) アジアの若い学生

 昨日、静岡日本語教育センター主催の「日本語スピーチコンテスト・国際交流のつどい」に参加しました。14:30の始まりの前に、スピーチを行う留学生がマイクテストと本人のリハーサルを兼ねての舞台での発声練習が行われました。そのたび、観客席から「ウオー」という歓声が上がっていました。さすが、「いまどきの若い者は」です。

 第一部は暗誦の部と自由スピーチ、第二部はアトラクションで和太鼓や民俗芸能です。第1部のみ参加して退席しました。自由スピーチの部では考えさせられるスピーチがいくつもあり、彼らと日本語で徹底討論できるといいなーと勝手に思いました。

 スピーチの題名紹介します。
1、絵が字に見えるまで
2、忘れられない一滴の涙
3、夢の変化
4、特効薬
5、口は災いのもと
6、私の国の建物
7、自分をセールスしよう
8、父の涙
9、日本でびっくりしたこと
10、韓国の占い風景



2005年09月23日(金) 「つばさ静岡」竣工式に参加

 私の住む城北町内会エリアに完成した重症心身障害児施設「つばさ」の竣工式が10:30より開催されました。施設入所児(者)60名、短期入所10名、通園事業A型15名、敷地面積9,998�屐�建物1F4758�屐�2F1459�屬箸いβ腓�なスケールの建物です。

 建設費も、25億円(施設運営を委託される子羊学園自己資金1億7000万円、補助金14億9700万円、借入金8億4000万円)という額です。県立総合病院や子ども病院が近いと言うことでこの場所が設定されました。本当は子ども病院の敷地内でしたが、地面の中は、静岡市のゴミ集積場であった為、建設費用負担額の増額を鑑みて変更される経過がありました。

 10月1日に半数の入所で来年4月に正式な稼動になるとのことです。式のあとに施設内見学をしましたが、すばらしい施設でした。浜松市にしかなかったこのような施設を中部にも東部にもという住民運動団体の署名運動含めた親御さんたちの運動で知事と県議会を動かしたという説明がありました。

 式典には、知事はじめ来賓200名以上もの方がたがいらっしゃいました。実際に入所される障害児(者)の皆さんも参加されており、職員の方々と一緒になった地域生活がおくれるように願わずには折れません。地元城北町内会や北安東5−2町内会、城北小学校区、竜南小学校区の住民との連携も大切になってきます。

 子羊学園の理事長の稲松義人さんの「つばさ」の由来を聞いて素直に感動しました。聖書からとたれたと言う「大きな翼のもとでのやすらぎ」「飛び立っていく希望としての翼」とのことでした。今後の「つばさ静岡」の大きな役割に期待したいと思います。



2005年09月22日(木) 今更ながらの「官から民へ流れるか」の郵政特集

 国会において、郵政特別委員会が今日発足しました。どちらにしても自・公与党政権の圧倒的多数で可決されることは明白です。こうした中でたまたま「ニュースステーション」を観ました。

 「340兆円郵政マネー 官から民に流れない」のテロップのもとでキャスターの古館伊知郎さんが一生懸命叫んでいます。「本当に官から民へお金はながれるんですか」といつものオーバーアクションでゲストに詰め寄っています。

 古館さんのこの姿に何か白々しさを感じるのは私だけでしょうか。選挙時の党首討論でこの方が小泉さんペースの司会運営をしていたことは多くの方の記憶に新しいのですが、今更、この発言は何なんだろう、ということです。

 政府の借金661兆円(普通700兆円とか770兆円という言う言い方もされますが、661兆円の数値を使っています)のうち、郵貯で108兆円、簡保で54兆円の国債を買っている、借金の24%を郵便局が引き受けている円グラフが示されています。

 これでは、この国債を何とかしないうちは、郵貯も簡保も民に流れない、とゲストに迫っているのです。ウーン。朝日テレビ古館さん大丈夫ですか?

 

 



2005年09月21日(水) 知事の所信表明

 9月議会初日の石川知事の所信表明。先日の強制測量についてどんな発言をするのか、関心を持っていましたが、定例記者会見と余り変わらない内容でした。測量時に岩崎空港管理対策室長が述べていた「測量結果を活用して円満解決にむけ話しあいの努力をする」と言うものでした。思わず「どんな努力をしているんですか」と大声。

 正確に伝えねばと、議会控室に所信の文章を置いてきたのでホームページでアップされているのではないかと覗きましたが、6月議会での所信が「new」扱いでした。8月議会のものもアップされておらず、9月は所詮、無理なのかもしれません。電子県庁と言っているんですから、議会提案を即日に挙げるくらいは出来るんではないでしょうか。

 今日は、結構忙しい1日でした。朝9:00には、静岡市の南北道路であり、第2東名インターチェンジにつながる山脇ー大谷線の起工式が巴川遊水地で開催され参加しました。トンネルで高架式道路で390億円と言う巨大公共事業です。大きなテントの割りに参加者はそれほど多くありません。

 先の衆議院選挙で無所属・田辺信宏候補を応援した自民党市議会議員で昨日離党した6人のうち3人が参加していました。当然、離党話と選挙違反に話が向きます。が、一方で上川陽子候補を応援したメンバーもおり、自民党内複雑事情を十分に聞くことは出来ませんでした。

 そのあとに、10:30から県議会議員全員協議会で部長職からの議案説明、13:00から本会議、13:45から議会事務局主催の議員研修、テーマは法律違反の寄付行為、15:00から選挙区特別委員会、16:00から大井川ゼロエミッション陳情、18:00から牧野聖修選挙総括会議、20:00遅れて市民団体・アジアを考える静岡フォーラムという具合でした。

 議会対策に集中しなければなりません。



2005年09月20日(火) 国民保護計画に関するパブリックコメント募集始まる

 総務部防災局政策室は、9月22日〜10月21日まで、静岡県国民保護計画に関する県民意見の募集を行うことを公表しています。有事法制に反対と言う世論はそれなりにありました。が、実際に武力攻撃事態に備えての国民保護計画の立案過程においては、意外なほどに平和運動関係者からのリアクションがありません。

 既に6月6日、8月2日と国民保護計画協議会が開催されていますが、傍聴者は、警察、県関係、私、マスコミだけでした。のみならず、委員発言はほとんどなしというのが国民保護協議会の実体です。全国で、鳥取県、福井県の国民保護計画のみが、閣議決定されており11月に福井県ではじめての避難訓練が行われます。

 こうした中でこのパブリックコメントによって県民の意見を聞いたとして防災局が作った案がそのまま成案になっていく可能性が高いというのが現状です。ですから、是非とも県民の皆さんから意見を述べていただきたいと思います。簡単な問題点の指摘は6月6日、8月2日、8月5日のまつや日記を参照していただければ幸です。

※※ 県の募集要項

静岡県国民保護計画に関する県民意見の募集

1 趣旨
 県は、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第34条第1項の規定に基づき、平成17年度に県国民保護計画を作成する。
 平素からの備えや予防、武力攻撃事態等における住民避難、救援等に関する国民保護措置等を内容とする県計画案がまとまったので、パブリックコメントを実施し、県民の皆様から広く御意見を募集する。

2 資料の閲覧方法
(1)インターネットでの閲覧
   http://www.pref.shizuoka.jp/
 (2)県民サービスセンター等での閲覧
   県民サービスセンター、各財務事務所、北遠農林事務所

3 意見提出期間
 平成17年9月22日(木)から 平成17年10月21日(金)まで

4 意見の提出方法
 持参、郵送、ファクシミリ又は電子メールのいずれかの方法で意見(様式自由)を受け付ける。

5 意見の提出先
 (1)持参又は郵送の場合
   郵便番号 420-8601 静岡市葵区追手町9-6 
   防災局防災政策室 (県庁 別館4階)
 (2)ファクシミリの場合
   054-221-3252(防災局防災政策室)
 (3)電子メールの場合
   boukei@pref.shizuoka.lg.jp



2005年09月19日(月) あらためて石川知事の9月12日定例記者会見の空港部分を読む

 ホームページの知事室の所でようやく定例記者会見の全文がアップされました。あらためて読みなおしてみると知事の本音がすけて見えてきます。

1、「法律に基づいた強行的手段を用いてまでも実行する覚悟を持ち」、「最悪の事態を避けることが出来て」「ほっとしている」とのことです。

2、「制限表面区域の調査」に「反対運動の方々も」「作戦を色々立てて」「暴挙を企てていないとも限りませんので、手の内を明かすわけにはまいりません」と述べています。

3、しかし、「事業認定申請をした時に、1年以内に終わりきれないかもしれないということで、留保をつけて認められておりますから、今後は色々な状況を見ながら調査の時期を決めてまいります」。ちょっとわかりにくいことを言っています。

4、そして、例の牧野さん、海野さんの落選について触れています。

 つまり、力で押しきる覚悟があったから、35条調査が貫徹できた、不測の事態も裂けることが出来た、といっているのです。しかし、知事は二つの点で間違った認識をしています。

 一つは、35条調査は法律で認められているが、調査が無理な場合に37条で外観調査など代替手段を認めています。つまり、35条調査は、地権者の抵抗権を前提としていることです。この37条が土地収用法に加味された歴史的経緯を知事は恐らく理解していないと思います。

 「抵抗」を「妨害」と呼び、あたかも地権者や共有地権者の側が法律違反をしているかのよう強調していますが、私的権利の制限がいかに大きな権力行使であるかについての認識が欠如しています。

 二つめは、強行的手段が何をさしているのか、警察権力の介入であるのか、職員の実力調査であるのか、曖昧のまま語っていて、実際に6日間に現場で起きたことを正確に把握していないということです。今回は、職員の実力行使がまずなされる中で怪我人など最悪の事態が生まれかかったこと、その不測の事態を避けようという地権者や共有地権者が非暴力抵抗活動を徹底し、時に、衝突を避けるべしと、県側に撤収を呼びかけて、撤収しているという事実です。

 不測の事態は、知事及びその命を受けた空港部長、管理室長の強行作戦によって生み出されようとしていたということです。制限表面区域での測量で彼らがそのことをきちんと教訓として学ばないと正に不測の事態が生じかねないと言うことです。

 いずれにしても土地収用はまちがっています。土地収用にこだわれば、彼らの側から不測の事態をつくりだすことによってしか測量ができないと言うことになります。これをさけるために、今回の教訓として、土地収用の放棄、地権者との話合い、住民投票による決着の選択を真剣に考えるべきです。

※※ 知事会見での発言
【幹事社】
 2点目は空港の関係ですが、35条調査が行われまして、調査終了を受けた見解と今後の見通しを教えてください。

【知事】
 第2点の土地収用法に基づく35条調査の関係ですが、今回は飛行場予定地内の調査でありました。予定していた対象地をさしたる怪我人もなく、平穏のうちに調査を完了することができてほっといたしました。
 元々我々は法律の手続きを踏み、正当な権限の元に行っているわけであります。それを力でもって妨害するというのは、本来法治国家にあるまじき行為であります。そういう観点で、いざという時にはきちんとした秩序を守るという観点で、法律に基づいた強行的な手段を用いてまでも実行する覚悟を持ち、調査に臨みましたけれど、結果として最悪の事態を避けることができて大変良かったと思います。
 あと空港の西側でもう1箇所調査をしなければなりません。この調査も今回と同様に法の手続きにしたがった適切な行政行為でありますので、法治国家として相応しい状況のもとで調査が完了できることを期待しております。

【記者】
 35条調査の件ですが、前の境界確定調査のことを前回この場でお聞きした時に、参考になった、今後の35条調査に活かすとお話になられましたが、今回1週間の調査を行い、どのようなところが過去の調査が活かされたところなのか、また今後12月の調査もあり、その後の手続きもありますし、どのようなかたちで反対派地権者と向き合っていかれるとお考えですか。

【知事】
 これは全て終わってからコメントした方が良いと思います。まだ調査が残っておりますので。

【記者】
 12月ということではなくてですか。
【知事】
 あと敷地の西側の制限表面区域の調査も残っております。
 反対運動の方々もある意味の作戦を色々たてて、こちらの法に基づく正当な行為を妨害しようとする暴挙を企てていないとも限りませんので、手の内を明かすわけにはまいりません。


【記者】
 今後のスケジュールである程度見通しのついているところがあれば教えてください。

【知事】
 具体的に何月というところの記憶は今ありませんが、基本的には事業認定をもらってから1年以内、西側の制限表面地域については、事業認定申請をした時に、1年以内に終わりきれないかもしれないということで、留保をつけて認められておりますから、今後は色々な状況を見ながら調査の時期を決めてまいります。
一方で平成21年春開港を我々は厳守する考えでありますから、それとの兼ね合いでいつまでも先に延ばせません。理想的には1年以内にやりとげるということですが、実務的な詰めも色々ありますので、これからその辺りの見通しをきちんと立てた上で、いつやるかは皆様方にあらかじめ公表した上で臨みたいと思います。

【記者】
 ストレートに聞きまして、静岡1区で牧野さんが落選して、この間は参院選で海野さんが落選して、いわゆる静岡県の政界で知事に反旗を翻した国会議員の方々がいなくなった。この結果について、知事にとっては、率直に言えばやりやすくなったと思うのですが、いかがでしょうか。

【知事】
 今まで静岡空港の問題を中心に、今お挙げになられた方々の活動で、正直言って足を引っ張られました。余分な手間隙もかかったし、時間もかかったし、苦労をしました。時代の経過の中で、私が主張してきたことに、世論や時代が軍配をあげてくれているのではないかと思います。私は個人であれこれ戦っているわけではない。静岡県というものをどういった方向へもっていくのが良いかという観点から色々と考えて、県民の皆様に訴えてやってきている。今までも多数であったと思いますが、その方向が世論全体で見ても、より賛同してくれる人が増える方向にいっているという風を私は感じます。


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