2005年11月07日(月) |
第3回国民保護協議会日程決まる |
第3回国民保護協議会の日程が決まりました。11月21日15:00−16:30、グランシップ6階ホール。計画案に対するコメントは89件ほどとのことで詳細は、当日までに整理されるとのことです。
21日は多くの傍聴の方々を期待します。 傍聴の手続などは、インターネットにて公表されます。
4月の春の森づくり県民大作戦に参加した折、11月の6日に「有度山丘陵 里山にぎわいまつり」がありますよとボランティアグループから紹介があり、手帳に書き込んでいました。ネットで探しましたが、県の関連資料で発見できませんでした。とにかく現地に行ってみようか、と出かけました。
途中、セントラル・スクウエアの駐車場は「満車で入場できません」のプラカードを持ったガードマンの方々が八幡付近からあちこちに立っています。大道芸もやっているとのことで混雑しているんだ、と思いながら、一路日本平方面へ。どんどん進んでいくと「里山まつり」の案内がでています。
やっているんだ、と感激。入り口にたどり着くと、駐車場の案内係は、東海大学の環境サークルECOのメンバー。ゴミゼロネットワークの企画で会ったことがあります。車を止めて会場に入りましたが、雨が降り始めました。そして、午後1時くらいまでの予定であるのか、みんな店じまいをしていました。ここで、昼飯をと意気込んでいましたが、空振り。エコマネーのドングリも発売終了。
何か、食べるものはないかと森の奥に進みました。焼き芋が沢山ありました。買いたい、と思うもエコマネーとの交換のようで、諦めざるを得ませんでした。どうしよう、と周りを見ると「森のコンサート」の案内表示。でも、雨が降り始めています。迷いましたがせっかくだからと、更に奥へ。
すると、倉本聡さんの「北の国」からメロディが聞こえてきます。オカリナの心に染み渡る高い音程が森の中を響き渡ります。来て良かった。空を見上げるとうっそうと茂った樹木の舞台。いい風景です。観客は雨も降り始め、少し寂しそうでしたが、感動的なミニコンサートでした。
今年で第3回目のボランティアグループによるお祭りだそうです。来年も開催予定とのことですが、来年1月の最終日曜日に環境教育の森として整備されている「遊木の森」の4月開園プレ企画を行うそうです。よし、これには、早くから来ようと心に決めてまつり会場から離れました。こうした小さないくつもボランティアグループによって森が守られているんですね。感動です。
11月3日から4日間続く大道芸ワールドカップ。 人、人です。 子どもが小さい頃はよく一緒に出かけましたが、最近は遠くから。 11月2日に招待状をいただいたので出かけました。 前夜祭は、市議会議員の時代に一度だけいきました。 大勢のファンの方々で会場は埋め尽くされようとしていました。 中に入って招待席に座りました。 開会直前に空いていた招待席の「来賓」の張り紙がはずされました。 すると、後ろの席からどどーと観客が席を移動してきました。 少しでも前に行ってパフォーマーの姿を見たかったわけです。 自分が特権的に前の方の席が与えられている事に、ハタと気づきました。 我ながら、恥ずかしい気持ちになりました。
とにかく、これでもかこれでもかと82組のパフォーマーの1分上演。 感心します。 これだけの注目を浴びるようになっていることに驚きました。 大勢の方の努力があった事と思います。
一人のパフォーマーがセントラルスクエアを語りました。 ショピングセンターと区役所が空中道路でつながった。 これこそ「官民一体だ」。 妙に面白く感じたパフォーマンスでした。
2005年11月04日(金) |
制限表面区域の強制測量日程公表に緊急記者会見 |
今日、谷空港部長は、11月29日から12月12日の静岡空港の制限表面区域4、9haの強制測量日程を公表しました。ただちに、15:30から反対派としての緊急記者会見を行いました。ただ、あまりに突然で地権者は記者クラブまで来る事が出来ず、県民の会の事務局長の桜井さんと私での対応でした。
桜井さんから4団対によるコメント説明があり、私からは3点意見を述べました。 1、強制測量の2周間は、12月1日からの議会と重なっており、激しい抵抗が予想される中で、直接の責任者である空港部長は議会の答弁席に座っており、責任者なき測量の強行は無責任極まりない。 2、知事は、反対派地権者に話合いの申し入れる手紙を出しておきながらのその返事も受けとっていない段階での測量実施発表は、話し合いの姿勢を自ら覆すもので、最高責任者として政治的倫理を疑う。 3、混乱を避けるために話し合いの努力をすべきであり、測量は延期すべきである。
9月の強制測量は、総選挙の最中でした。今回は県議会の最中ですが、反対派にとって、問題は県民の世論にどのように訴えるかが最大のポイントと思います。1日の本会議や6日、7日、8日、9日の代表・一般質問時での現地での抵抗をどのように議員の方々や県民の方々に伝えられるか。このことは、逆に県知事と空港部にとっては、最大の弱点です。過信をしてのこのスケジュールであるのか、09年開港スケジュールに焦りを感じているのか。いずれにしても12月は歴史的な闘い、天王山となることは間違いありません。
会見の終わりの方で、26日の土地収用法の全国シンポジウムのお知らせもしました。(ホームページの表紙のところに載っています)
※ 空港に反対する地権者・住民の会、空港はいらない!静岡県民の会、空港に反対する共有地権者の会、空港に反対するオオタカ・トラストの会の共同コメント
1、発表は強権発動を突き進む県の”暴走”である。 2、対象地の山林及び茶畑は所有者、大井寿生の生活基盤であり、この権利の強奪は著しい人権侵害であり、生活権を奪い、破壊するものである。 3、同じく豊かな自然環境を象徴するオオタカの営巣地、営巣林の存在を否定し、公的機関に義務付けられている生物多様性の尊重に反し、条約及び法律に違反する行為である。 4、同じく、県民世論を無視し、県民に対する説明責任を放棄するものであり、測量、調査期間内は県議会開会中を無視した行政の横暴きわまる行為である。 5、以上のことから、地権者、共有地権者、立ち木所有者は総意を持って、県発表に断固抗議する。また、11月27日開催する現地集会を大きく成功させ、11月29日以降の「35条調査」に対して自らの権利を守る為に、最大限の抵抗を持って対応する。
※ 県議会決算委員会・総務部と選挙管理委員会については、谷空港部長の突然の記者会見で、全部を傍聴できませんでした。午後の1時間ほどでしたが、その間の質疑には財政危機と再建に関する議論がほとんどありませんでした。ひょっとして聞いていない時に質疑があったのかもしれませんが残念です。
2005年11月03日(木) |
今日は地元町内会の運動会 |
町内会の運動会はいつも中央高校の体育館をお借りしてのもので、恒例です。運動会というと、日頃のトレーニング不足を忘れて、どうしても無理をしてしまいます。といっても、城北町内会はリレーなど競争種目はなく、もっぱら親睦を兼ねてのもです。安心です。
それでも、準備はなかなか大変で町内会役員の方々の献身的な活動によって開催されています。種目は、ボール運び、輪投げ、缶釣り、パン食い競争、玉いれです。やはり、玉いれが人気でみんな集中します。激しく競争するわけではないのですが、盛りあがります。不思議なものです。スポーツの魅力でしょうか。
朝、急に雨が降りだし、参加者数が心配されましたが、150名ほどの方々が集まりました。子供達が100名近かったのでしょうか、元気にプレーしていました。ある方曰く「少子化というけどこれくらい町内に子ども達がいたら安心だよねー」と。ただ、この子供達が学校以外で、地域の集まりでこうした運動会以外では一堂に会することはあまりありません。
ですが、この子供達は子ども会活動には参加しません。自分の小さな頃を振り返れば、農村でもあったこともありますが、よく言われる地域的結びつきの中で子供達が育っていました。まさに、日本の危機は、コミュニティの崩壊にあります。自民党憲法草案から伝統的文化など復古的消されました。この危機は、復古的発想で乗り切れるものでないことは誰も分かっています。
個に解体した地域が、何をキーワードの再建されて行くのか。厚生労働省は、学童保育に地域の女性の活用という方向を模索しはじめました。実はそのことを成し遂げる社会的機能の復権を提示できる力こそが、政治に一番も求められているといえるのです。
2005年11月02日(水) |
海外視察の支度金の実体を確認 |
今日から決算委員会がはじまり、監査代表委員、監査委員会事務局、議会事務局の決算審査を傍聴しました。委員の方々も色々調査していての質問で、いつものことながら勉強になります。一番質問しているのはやはり、梶野議員でしょうか。篠原議員の的をいた質問もありました。山田委員、林委員、田島委員、天野(進吾)委員、伊藤委員、ひょっとして他に質問している方があるかもしれません。
議会事務局が審査対象になっていたこともあり、終了してから海外視察の支度金の実態について事務局に確認しました。これは特別の職等の給与に関する条例に基づいて支給されるものです。費用弁償の中の出張の海外視察の範疇です。他の例で言えば、議会開催日に出席すると自宅からの距離計算で支給されていた交通費がありましたが、今年から実費支給に変わりました。
これらの規定の中に海外視察で1ヶ月以内の長期視察の場合に、一人に86,240円の支度金が支給されるということが決められています。ただし、15日以内は、半額と言うことで43,120円の決めになっています。ですから、私が中国に視察に行く場合にこの額が支給される事になります。そもそも、この規定がいつ作られたかということでこの目的が明確になりますが、今日の段階ではわからず、調査してもらう事になりました。
毎日新聞で報道された昨年の112万円の支出は、43,120円×海外視察参加人数になります。額は違いますが、一般職員が公務で海外視察する場合についても支給されているとのことです。様々な議員特権についても調査して行きたいと思っています。ご意見をお寄せ下さい。
明日から決算委員会がはじまります。傍聴できる方は是非お願いします。私は1年目はほとんどの決算委員会を傍聴しました。2年目は決算委員でしたので、全部の審議に参加しました。今年で3年目ですが、できるだけ傍聴にしようかと考えていますが、全部と行けるかどうか微妙です。ご意見ございました是非お寄せ下さい。
スケジュールは下記のとおりです。10:30からです。
2日ー開会、執行部あいさつ、代表監査委員の説明、監査委員会事務局、議会事務局 4日ー総務部、選挙管理委員会 7日ー生活・文化部、人事委員会 8日ー教育委員会 10日ー土木部、収用委員会 11日ー環境森林部 14日ー公安委員会、企業局 15日ー農業水産部 17日ー企画部、空港部 18日ー健康福祉部、がんセンター局 21日ー商工労働部、労働委員会 22日ー都市住宅部、出納局、採決、閉会
※※ 牧之原市での大石和央さんの落選、本当に残念です。12票差の数字にあと一歩だったと、悔しさばかりが胸をうずまきます。現実を見つめて立ち直るしかありません。
2005年10月31日(月) |
内閣改造を横目に「創ろう会」の新しい出発 |
サプライズ内閣改造、と期待する向きもあった第3次小泉改造内閣、官房長官に安部晋三幹事長代理、外務大臣に麻生太郎総務相が就任し、町村信孝前外相は、退任に当たって、「首相以下、官房長官、外相が打ちそろって靖国参拝という事態は、なかなか容易ならざる事態になってくる恐れがある」と懸念を表明したとのことです。
今日は、衆議院選挙後の「公共事業チェック議員の会」の今後と野党の公共事業批判がどのように進展していくのか、国会の会期の終わりということで国会議員会館を訪ねました。当然のように入閣組の方々のテレビ用撮影のためのテレビ局各クルーの皆さんが議員会館入り口で待機していました。会館前では、障害者自立支援法の成立に対して抗議する障害者団体が頑張っていました。
来年9月任期切れを睨んで後継者レースの場とも言われる第3次小泉改造内閣、現在までの顔ぶれは懸念が増すばかりです。そんな中、夕方からは、「新しい静岡県を創ろう会」開催の県立大学の前山亮吉先生の昨年の参議院選挙、政令市静岡市議会議員選挙、県知事選挙、衆議院選挙を踏まえての「静岡の諸選挙結果と今後の可能性」と題する勉強会がありました。
既に新聞報道されているコメント記事の解説なのですが、この言葉にはこんな意味が込められていたのか、と今までに理解と違う内容についての示唆もあり、政治学に携わる専門家としての見識の深さに大いに刺激を受けました。小泉自民党圧勝にため息をついていた私でしたが、客観的な政治状況分析に新たな元気が生まれました。
第二部では、今後の「創ろう会」にでしたが、4年後の県知事選挙を見据えて名称を「静岡県民100年会議」と改称し新たな出発をすることになりました。乞うご期待です。
2005年10月30日(日) |
第8回外国人無料検診会、無事に終わる |
第8回外国人無料検診会は、昨年を上回る121名の受診者、医療ボランティア90名、通訳ボランティア30名、一般ボランティア25名の参加のもとで厚生病院にて無事開催する事ができました。事前申しこみは144名と例年を30名ほども越えていたたましたが、欠席者41名、当日受診が18名があり実数が121名です。今までは、欠席者と当日分が同数で、結果として事前申しこみ者数が実際の受診者数でした。
実は、財政問題で資金が底をつきかけ、開催も危ぶまれた時期もあります。しかし、メンバーの底力はなかなかでした。本当に成功するのかなと不安もありましたが、ブラジル映画とサンバなどミニショー、ブラジル料理などによるチャリティは、心有る多くの方によるチケット購入、マスコミの皆さんの協力も含めて40万円近い収益を得る事が出来ました。
ただ、今回は整形外科、歯科、内科と医師の確保が十分でなく、協力していただいた医師の皆さんにご苦労をおかけしました。通訳関係は、予想よりも多くの方々の参加がありました。一般ボランティアは例年程度でした。今年は、医療チームの若い看護師の方々の参加や、大学生の参加が目立ち、パワーがありました。静岡市国民健康保険課、社会保険事務所、ソーシャルワーカー協会など行政や社会団体の方からの参加もありました。
実行委員会の反省会合は11月14日(月)19:00からですが、検診会としては、この後、カルテの整理などまだまだやる事が沢山あります。元気の出る反省会にしたいものです。
2005年10月29日(土) |
自民党新憲法草案に対する各新聞社社説 |
自民党は、新憲法草案を起草委員会と総務会で決定したとの事です。全新聞社が1面トップにこのニュースを扱い、社説を書いています。特集記事やコメントも用意されていますので、社説と特集記事・コメントのある社の見出しを追ってみました。
読売新聞―国民的議論への重要な叩き台、国会発議への第一歩 中日新聞ーみんなでつこう問題点、論議不十分で生煮え感 産経新聞―国を守る責務は評価する、消された歴史・伝統 日経新聞―民主・公明も自民に続け、21世紀仕様の憲法に 毎日新聞ーこれで国民を動かせますか、骨太の「立国論」見えず 静岡新聞―社説なし 朝日新聞―なぜ「軍」にしたいのか、安全保障論置き去り
憲法改正問題が、9条問題だけでないことは、ハッキリしていますが、数年の国会での状況を見ている限り、9条改正と集団的自衛権を国是とする方向に向かっているように思います。私自身は、9条改正をしなくても自衛権は認められると解釈しています。その事を前提に日本を含めた世界、アジアの軍縮を明確にすべきであるとの立場です。
韓国、台湾、モンゴルなどの環境政党の方々との議論の中で「憲法9条はアジアの財産」という共通認識が育ちつつあることを実感します。これから50年、100年の将来を見据える時、平和主義に基づくアジアとの国際関係に日本がどのような役割を果たせるのかを、日米関係の相対化とアジア重視の外交戦略が必要です。
公明党が、今のところ9条改正に慎重であること、民主党が党内事情を無視して憲法改正に動くということはすぐには起こらない事が予測されますので、直ちに憲法改正問題には至りません。改正しようにも、その手段である国民投票法がありませんので、その事が先行的に私達の前に現われています。憲法論議をどうやって巻き起こしていくべきであるのか。
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