まつや清の日記

2005年12月07日(水) 知事、総務省の集中改革プランの定員削減4,6%に怒る

 今日の代表質問は、公明党・蓮池章平議員とken-min森元なお子議員。総務省が年度内に集中行革プランの提出を各自治体に求めているのですが、その中で職員数の4、6%カットを指標にあげています。4,6%は県職員全体で言うと1900人。

 このことについて蓮池議員が知事の考えを問いただしました。「既に改革をやってきた所とそうでない所があるのに、(そのような一律の指標で行革を押しつけるのは)真の改革の意欲を失わせるものだ。健全体質の体脂肪の人に更に絞れといったら病気になってしまう」と総務省に怒りの声。

 しかし、空港反対派の立場に立てば、知事の行革のそもそも対象が間違っている、本来の行革とは住民の声を聞いて必要な所に必要な人員を配置するもの、空港建設局を空港部に、3室を4室に、収用委員会事務局設置で、年度途中に大事な人材を空港に集中していること事態が問題だ、になります。

 森本議員に三位一体改革について問われて「元々分権のための財源と権限移譲のはずなのに、今回の政府・与党合意というのにはがっかりする、あきれておるというのが実体です」と、これまた怒りのポーズ、でした。一方、今回の質問の中で森元議員は空港反対という公約を微妙ないい方で修正をされたように聞こえました。

※※ 明日の代表質問・一般質問
質問順序 1
質問者 花井 征二

1 「三位一体の改革」の評価と県財政の見通しについて
2 地震防災対策と建築行政について
(1)木造住宅耐震化の促進
(2)耐震強度偽装問題
3 浜岡原発のプルサーマル計画について
4 静岡空港について
(1)空港用地の取得
(2)空港運営会社
(3)リージョナル航空
(4)国際空港化
5 アスベスト対策について
6 国民健康保険について
7 介護保険について
8 大型店進出とまちづくりについて
9 土木行政について
(1)静岡、清水海岸の侵食対策
(2)清水港の市民への開放


質問順位 2
質問者 山村 利男

1 県の地球温暖化防止対策について
2 茶の振興対策について
(1)茶園の適正施肥
(2)高校生のお茶学習
3 農業関係試験研究機関の充実強化について
4 第二東名自動車道の災害時における活用について
5 まちづくり交付金について
6 県立静岡がんセンターの県民への医療サービスの提供について
7 県立美術館の運営方針について


質問順位 3
質問者 小長井 由雄

1 静岡県のもりづくりについて
(1)もりづくり県民税
(2)林業活性化のための今後の取り組み
2 浜岡原発について
(1)安全協定
(2)プルサーマルの安全性
(3)公開討論会
3 新型インフルエンザについて
4 耐震強度偽造問題について


質問順位 4
質問者 佐野 康輔

1 環境教育の推進について
2 文化、芸術の振興について
3 地域で支える少子化対策について
4 県債管理の新たな指標について
5 今後の静岡空港事業の推進方針について
6 農業構造改革の加速化について



2005年12月06日(火) 予測された知事の09年3月開港宣言パフォーマンス

 今日も空港現地で測量監視活動、議会では代表質問、ならばと私は新静岡センター前で街頭演説を行いました。昨日に続いて大変寒い朝でした。今日の本会議の自民党の代表質問が、空港お膝元選出の大石哲司議員だけに、知事の答弁姿が思い浮かび演説にも熱が入りました。(明日は南口でやります)

 街頭演説を終えて、9時過ぎに地権者の大井寿生さんに電話を入れると、県は測量終了宣言、12時に記者会見とのこと。なるほど、今日の本会議前に測量を終わらせると言う「想定内」の事態がおきたわけです。本来なら、きのうで終了し、空港運営会社発表に間に合わせたかったのかもしれません。

 本会議では、大石議員の開港への決意を問われ、知事は「何がなんでも09年3月開港する、不動の決意です。それは用地獲得が大前提になります。9月の敷地内の測量、11月29日から12日予定の敷地外の測量、これもつい今日の朝、測量が終了したと言う報告を聞いています。円満解決に向けての話合いも引き続き努力します。09年にまにあうよう万全を期していくつもりです」。これも「想定内」。

 現地では、県の12時の記者会見後に茶畑での記者会見、そして16:15県庁にて大井寿生さん、中村英一さんらで記者会見、知事室に抗議の申し入れを行いました。本来地権者の大井寿生さんが知事室にのりこんで抗議文を渡すのは、反対闘争が始まって始めての事です。

 これで土地収用委員会への採決申請に向けた測量・物件調査が終わった事になります。次の闘いの舞台は来年5月以降の収用委員会です。昨日の空港運営会社の1月設立が国土交通省に向けた予算獲得の圧力との事ですから、依然として予算面では決して明るくはありません。

 私たちも国土交通省・財務省への圧力かけていく必要があります。来年早々にも韓国、香港、台湾航空会社にキャンペーン活動や本体工事談合問題の追及や民主党はじめ国会での野党への働きかけによる空港整備特別会計のチェックなど5月までの間にやっておかなければならない事が沢山あります。

※※明日の代表質問

質問順序 1

質問者 蓮池 章平

1 知事の政治姿勢について
(1)改革を支える人材の育成、登用
(2)暮らし満足度の実現と予算編成方針
2 行財政改革について
(1)集中改革プランと職員定数削減
(2)事業仕分け
(3)外郭団体の改革
3 電子県庁の構築と活用について
(1)電子申請の利用率向上
(2)マルチペイメントネットワークの導入推進
(3)ユビキタスネット社会への対応
4 耐震強度偽造問題への対応について
5 静岡空港の海外戦略について
6 文化芸術振興の推進について
(1)総合窓口の設置
(2)映像文化の振興
7 もりづくり県民税について
8 発達障害者への支援について
(1)関係機関との連携強化
(2)発達障害者手帳の交付と就労支援
(3)教育現場での対応
9 健康福祉行政について
(1)県立3病院の経営改革
(2)後発医薬品の利用促進
10 2007年ユニバーサル技能五輪国際大会について
11 食育の推進について
12 家庭教育の充実について
13 高齢者等の交通事故防止について


質問順位 2
質問者 森元 なお子

1 知事の政治姿勢について
(1)三位一体の改革
(2)官と民の役割の見直し
(3)耐震強度偽造問題
2 平成18年度当初予算編成に向けた取り組みについて
3 浜名湖ガーデンパークについて
4 静岡空港について
5 少子化対策について
(1)男女共同参画の推進と子育て環境の充実
(2)子育て支援
6 BSE問題について
7 もりづくり県民税について
8 県立病院の経営について
9 障害者支援について
10 磐田バイパスの渋滞緩和に向けた取り組みについて
11 生きる力の養成と総合的な学習の時間の今後について



 

 



2005年12月05日(月) 一進一退の緊迫

 今日の茶畑の睨み合いは、寒さと突風、空にいろんなものが飛び交う中での攻防戦であったようです。土曜日の不意をつかれる形で大半の測量が終わると言うある意味での負けが、今日の一進一退の睨み合いで、精神的にも物理的にもほぼ互角になりました。明日は、もっと大部隊を引き連れてくる事を宣言して15:30に測量を終えたとの事です。決着は引き伸ばされました。

 明日からの県議会本会議前にどうしても反対派を押さえつけたかった谷空港部長、小松現地事務所長、岩崎管理対策室長。反対地権者らの本当の意味での抵抗の意思の強さを実感したと思います。勿論、闘いには必ず勝ち・負けがあり、小さな局面、大きな局面、戦略的防御・対峙・攻勢、どこの段階に私達が存在しているのか、何を勝ちとしているのか、負けとしているのか、そこが問題です。

 しかし、何故この空港の強制測量が全国ニュースにならないのでしょうか。既成事実の重みでしょうか。それ押し返すパワーが弱いのでしょうか。人間の気持ちを揺さぶる何かが不足しているのでしょうか。空港反対運動の改めての普遍的意味が問われているように思います。その答えは18年間闘ってきた地権者の中にあります。それを見つけ出す時、闘いは新たな段階に突入します。

 今日、議会セミナーが開催されましたが、空港現地での闘いが続く中、もりづくり県民税条例案が議論になりました。目的税は理解するが、空港や太田川ダムで自然を破壊していおいて、「アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものではないのか」との強い批判が出されました。20日までしっかり考えます。

※※明日の代表質問
質問順序 1
質問者 大石 哲司

1 平成18年度当初予算について
(1)税収見通し
(2)予算編成
2 試験研究体制について
3 静岡空港について
(1)開港への知事の決意
(2)利便性向上への取り組み
(3)空港を生かした地域振興計画
4 建築物の構造計算書偽造問題について
5 浜岡原発のプルサーマル計画への対応について
6 今後の観光振興ビジョンについて
7 悪質訪問販売への対策について
8 森林の保全について
(1)もりづくり県民税
(2)今後の森林・林業施策の展開
9 医療行政について
(1)今後の自治体病院のあり方に対する県の考え
(2)県立病院の運営
(3)新型インフルエンザ対策
10 国内外からの企業誘致について
11 茶業改革への県の強いリーダーシップについて
12 大井川の流況改善に対する取り組みについて
13 県営都市公園の指定管理者選定について
14 教育行政について
(1)未来を担う青少年教育についての基本的なスタンス
(2)中学校1年生支援プログラム
15 警察署再編整備計画について


質問順位 2
質問者 原 文雄

1 平成18年度当初予算編成について
2 荒廃森林再生のための新税の導入について
3 静岡空港について
(1)空港を活用した地域振興の取り組み
(2)静岡空港のPR活動
(3)開港に向けたスケジュール
4 市町村合併について
5 国際観光の推進について
6 富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みについて
7 今後の障害者保健福祉施策の推進について
8 中小企業の振興について
9 鳥インフルエンザの防疫対策について
10 公共工事の品質確保の促進について
11 沼津の鉄道高架と東部拠点都市づくりについて
12 義務教育のあり方について
13 警察署の新設と統廃合について



2005年12月04日(日) みんな元気だ

 朝の6:30頃からぞくぞくと集まり始めた地権者はじめ共有地権者・トラスト所有者、今日の35条調査が中止されている事は、朝刊で知りつつも、明日からどうするか、と。曇り空で意外と暖かい朝でした。

 きのうの痛手に、心配していましたが、私の杞憂だったようです。驚くほどに、みんな元気でした。笑いが渦巻いていました。実は、三角地点でのトラストを守りきれなかった、悔しさに涙が湧いてきていました。

 何故、涙が。一つは全力をつくして結果としての測量反対と言うより、抵抗も十分に展開できずにという悔しさ。そしてもう一つは、権力の意思の前に屈服させられる悔しさ。それが既成事実化する日常。ほくそそえんでいる強制執行者達の顔。

 法律、多数決の陰に隠れる個人個人の意思。公権力に一体化する事で地権者らの顔が見えなくなっているその姿。勿論、私自身が目の前に現れている県職員や警備関係職員、測量班社員の本当の顔を見る事が出来ているのか、と自問自答しつつ。

 しかし、この悔しさも今日の朝のミーティングで吹き飛びました。あくまでも屈する事のない意思。そこに集う仲間。共有される連帯感。歴史が敗北と言う既成事実の積み重ねであると言う現実に正面から向き合い、それを覆す事ができると言う希望が存在する、これが、一番大切な事と感じました。

 明日からの闘いは準備されています。静岡空港建設事業を必ず中止させると。



2005年12月03日(土) 三角地点での測量、物件調査押し切られる

 現地についた時には、三角地点ではほぼ測量、物件調査が終わりつつありました。ヤツシロランでは、植物調査のみが行われました。ビニールシート覆った茶畑も90%測量が終わっていました。反対派の現地行動参加者が予定したより少なかった為、あっという間の出来事だったようです。

 午後は、午前中の攻防で残っていたもう一つの茶畑でした。直接的なぶつかり合いは避け、測量そのものをさせない冷静な闘いを繰り広げられました。極めて単純で、測量器の遠方の確認地点が見えないようにするだけの抵抗行動です。何とか、午後はしのぎきりました。明日は、再度のそして最終的な抵抗の闘いになります。

 9月の教訓からすると夜明けと共に測量にはいる事が予測されます。朝、6:30にまでに現地入りを要請されます。参加可能の方は是非ご参加ください。本当に県のやり方には悲しさを含んだ怒りが湧いてきます。この気持ちをどのように議会で表現したらいいのか、12月9日に決算議案に反対討論を行いますのでそこでぶちまけたいと思います。

 それにしても、岩崎富夫管理対策室長の驚くべき発言を聞きました。私が遅れて茶畑につくとたまたま入り口が測量の確認地点の杭が打たれていてそこに私が立ちました。測量ができないと判断したのか、岩崎室長が私の前にやってきて、「測量を妨害するんですか。このままそこにいるなら立件しますよ」と脅かし文句。「立件できるなら、どうぞ。あなたとは話たくもない」と応対しました。

 その後、茶畑内で再び室長と出会いましたので「岩崎さん、立件といいましたが、あなたはいつから警察権力を行使出きるようになったんですか」「そんな事は一切言っていない。私だって公務員だからそんな事はわかっています」と。あきれました。自分の発言にすら責任を持たない方が直接の現場指揮をやっているんですから。

※※朝の段階の書きこみです。
 今日は議会の準備をと仕事をはじめていたら、空港現地より緊急情報。三角地点の防護柵内に測量隊が大量に浸入、ヤツシロランの谷では自然保護団体に何の説明もないままに測量の開始、茶畑では、下の茶畑で測量が進められているとの事です。

 不当、違法な強制測量ですが、柿歯建築設計事務所をとりまく耐震強度問題、広島市に告ぐ今市市での小学生殺害事件、そして、大きな問題ではアジアでの外交の失敗による孤立、憲法改正と戦前の日・独・伊同盟時代に似た雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。

 とにかく現地に行ってきます。

 



2005年12月02日(金) 所有者の意見聴取もしない抜き打ち伐除申請

 きのう測量班とのやり取りの中で偶然に分かった小松現地事務所長命の通称205高地・三角地点周辺の伐除申請と島田市の許可書、直ちに今日の11時に記者会見を行い、15階の空港部に抗議文と申し入れを行いました。参加者は、県民の会事務局長の桜井さんら3名でした。申し入れ文書は下記にアップしています。

 記者会見をやっている最中、ヤツシロラン生息地域で赤道と反対側の法面での35条調査が行われていました。記者会見でも、申し入時でもそのことを指摘し抗議を表明しました。そのあと、電話で現場にいた藤田副本部長にも直接抗議しました。オオタカ調査会の粘り強い抗議が繰り広げられましたが、測量は続行されたようです。

 全体としては、三角地点、及び茶畑、狭いヤツシロラン生息区域には35条調査は入っていませんが、物件調査はどんどん進んでいるようです。しかし、地権者はじめ駆けつけている共有地権者やトラストメンバーは、いたるところで測量班にできるだけの抵抗を継続しています。

※※申し入れ文書


静岡県知事 石川嘉延様               2005年12月2日
静岡県空港部長 谷和美様
静岡空港現地事務所長 小松幸雄様            

障害物の伐除申請に関わる抗議と申し入れ
                      空港に反対する共有地権者会
                          代表 伊沢ヨシエ
                             今井恒雄
                             大井寿生

 静岡県は、小松幸雄静岡空港建設事務所長命で11月29日三角地点周辺の黒ビニールで覆われた柵等の伐除申請を行いました。そして、島田市長は同30日に許可を行いました。ところがこの申請は、静岡県が土地収用対象地内の茶畑、竹林に対して行なった通常の伐除申請(土地収用法14条第1項)とは異なり、特例である14条3項を使って申請しております(「本項は、障害物の伐除に関する特例を定めたものである【小高剛著 『土地収用法』】」)。

 土地収用法14条1項では、土地所有者からの意見聴取を行うものとされています(「障害物の所有者及び占有者に、あらかじめ、意見を述べる機会を与えなければならない」)。しかし、特例である14条3項では「事後に通知しなければならない」とされているだけです。土地所有者からの意見聴取を行わない、このような県のやり方に住民無視の姿勢を感ずると共に、強く抗議するものです。

 そして、法的手続において多くの疑念があります。
 土地収用法35条に基づく土地の立ち入りに比べて、14条での障害物の伐除は、侵害の程度の高い行為として位置付けられています。そのため、
1、 国又は地方公共団体が起業者である場合にも許可が必要である。
2、 占有者のみならず、障害物又は土地の所有者をも手続きの当事者としている。
3、 許可に際して、これらの者に事前に意見陳述が付与さるべきこととしている。
4、 起業者のみならず、その命を受けた者または委任を受けた者も許可を受ける
事ができる。とされています【小澤道一編 『逐条解説 土地収用法』】。

 こうした事を考慮するならば、今回の14条3項による伐除申請は極めて不自然と言わざるを得ません。以下の問題について、茶畑、竹林、三角地点周辺での伐除作業の始まる前に、文書にて回答する事を要請するものであります。

1、 茶畑での伐除申請は29日の測量開始以前に行われているが、三角地点周辺の伐除申請が、測量が始まった29日の申請であることの理由を明らかにして頂きたい。

2、 三角地点周辺が、14条1項でなく14条3項での申請であるのは何故であるのか、その理由を明らかにして頂きたい。

3、 14条3項は、「比較的侵害の低い行為については、1項及び2項の事前手続きの履践が困難である場合に簡易な手続きをとりうる」【『逐条解説 土地収用法』】)ものとして定められている。茶畑と三角地点の障害物は形状、機能において何ら変わるところがないと理解されるが、何故三角地点では侵害の程度が低いと判断するに至っているのか、その理由を明らかにして頂きたい。

4、 三角地点周辺は、茶畑同様に所有者、占有者が判明している。それにも関わらず、各人に意見紹介を行わないのは14条の原則に反している事は明らかである(「所有者及び占有者が判明している場合には、各人に意見の有無、意見内容を紹介するのが原則である。」【『逐条解説 土地収用法』】)。その原則を外しているのは、如何なる理由があるのか明らかにして頂きたい。

5、 14条3項は、「あらかじめ所有者及び占有者の同意を得ることが困難であり、
「障害物の現状を著しく損なわない場合においては、(略)、障害物を伐除することができる」と定めている。「あらかじめ所有者及び占有者の同意を得ることが困難」という適用要件が、どのように成立していると判断されたのか、明らかにして頂きたい。

6、 14条3項の適用要件には、� 崗祿科�の現状を著しく損なわない」、�◆崚效呂領�入りに伴う障害物伐除に限定される」ことなどがある【『逐条解説 土地収用法』】。� ↓△亡悗靴董�伐除作業の工程及び範囲において、具体的にどのように担保されていると判断されたのか、明らかにして頂きたい。

以上

 



2005年12月01日(木) 県知事に抗議の申し入れ

 今日から県議会がはじまりました。知事の所信表明演説の前に空港はいらない静岡県民の会としての抗議と申し入れを行いました。9:00から県庁前で参加者10名による抗議集会を行い9:45から知事室で出野勉知事公室長に抗議文と申入れを行いました。

 現地では、朝から抵抗・抗議・監視活動が継続して行われ1日が終わったようです。くちばしでの睨み合いは突破されましたが、オオタカ営巣木とヤツシロランの区域では県の動きはなかったとのことです。茶畑、205高地もそのままですが、周辺で物件調査がすすめられていて参加者により抗議活動が続けられたとの事です。

 議会では知事が所信表明演説を行いましたが、静岡空港については結構長く1ページを費やしています。当然、測量を始めた事を報告していますが、そのあとに「今回の現地調査完了後におきましても、様々な機会を捉え、話し合いによる円満解決に向けて最大限の努力を重ねて参りたいと思います」と述べています。

 当然ながら大きな声で「現地で直ちに地権者と話合うべき」と発言。

 今日は、本会議の後に議員研修会、選挙対策特別委員会が開催されました。定数削減は国政調査暫定値発表後に。飛び地問題の5地区のうち3地区は合意となりました。が、1票の格差問題をどうするかの課題が残されました。

 そうこうしている内に、現地からの205高地周辺の静岡県から伐除申請が提出されたとの事で緊急に明日11:00から記者会見を行う事になりました。議会で動きがとれず、現地の進捗状況が気にかかります。

※※申し入れ書

石川嘉延静岡県知事 様                2005年12月1日                         

静岡空港第二次強制測量に対する緊急の抗議と申し入れ

                         空港はいらない静岡県民の会

今日からはじまる12月県議会を前に私達は、11月29日から始まった静岡空港第二次強制測量に怒りをこめて緊急の抗議を行います。地権者はじめ多くの住民が現地で県知事との直接対話を求めて監視・抗議活動を続けています。知事は県議会での所信表明の場で、この抗議と現地での対話要求について自らの見解を明らかにすることを求めます。
この第二次強制測量と強制収用が、静岡空港建設事業と同様に、多くの県民から疑問を投げかけられていることは、今夏の県知事選挙においてマスコミが行なった複数のアンケート結果でも明らかになっていることです。

第二次測量の初日において、本来地権者である大井寿生さんが下記(※1)にある申し入れを行ないました。「すべての職員・作業員の身分証票(※2)を測量前に確認できるように対応してもらいたい」という大井さんの要求に対して、谷空港部長は法的根拠もキチンと説明せずに、身分証票提示は各々の調査地点で行うとして拒否しました。
しかし、この要求は土地収用法15条で保障されている地権者の正当な権利に基づくものです。これを一方的に拒否するということは、まさに、大井さんが主張するところの「全員の身分証を提示しないと言うのは、人の家にやってきて玄関で挨拶するのが礼儀なのに、玄関で挨拶しているうちに、裏口が空いているからと勝手に家に入りこんでしまうようなものではないのか」という指摘を裏付ける行為です。

また、谷部長が約束した「各々の調査地点での身分証票提示」についても、地権者や利害関係人が収用委員会審議に備えて写真やビデオで記録を取ろうとしたことに対して、一方的に拒否する姿勢を示しています。その一方で、静岡県は第一次強制測量においても、今回の第二次強制測量においても、収用委員会審議の資料を作るという名目で、「肖像権の侵害に当たるので止めるように」という地権者らの抗議を無視して、ビデオ撮影を一方的に行なうという、極めて理不尽な対応を繰り返しています。さらに、強制測量の現場責任者が伐除許可証(※2)を持たずに立ち入ろうとしている事実も確認されています。


※1 申し入れ文書
 静岡県を起業者とする静岡空港整備事業において行われる土地収用法第35条に基づく調査に対して、下記土地の所有者として土地収用法35条第3項の規定によって同調査の際に準用するとされる、土地収用法第15条第3項の規定に基づき同第1項に定められた身分の証票の提示を、下記土地に立ち入ろうとする県職員及び調査員、記録員等の委託業者のすべてに対して請求する。
 これより下記土地に立ち入ろうとするすべての者は、土地所有者大井寿生に対して定められた身分証票の提示を行うこと。この請求による身分証票の提示を行わずに行われた立ち入り及び調査は、土地収用法第35条による調査の適正な執行の要件を満たさない不当なものとみなす。 2005年11月29日 土地所有者 大井寿生

※2 土地収用法第15条 
第1項 第11条第3項の規定によって他人の占有する土地に立ち入ろうとする者は、その身分を示す証票を携帯しなければならない。
第2項 前条の規定によって障害物を伐除しようとする者は、その身分を示す証票及び都道府県知事の許可証を携帯しなければならない。
第3項  前二項に規定する証票又は許可証は、土地又は障害物の所有者、占有者その  
他の利害関係人の請求があったときは、示さなければならない。

第二次測量2日目には、マスコミ関係者が少ないことをいいことに、初日と打って変わった強権的な対応を県は取っています。オオタカの営巣木がある谷に群生するヤツシロランについては、発見した地元の自然保護団体から11月25日にいくつかの要請を受けていました。しかし、静岡県はそれらを無視して初日に県独自の判断で植物調査を一部で強行し、現地において抗議を受けたために作業を中断しました。そして、2日目に住民団体との話し合いを約束していたにもかかわらず、その一方で植物調査と35条調査という名目でヤツシロランの生息地域への立ち入りを強行しました。その結果、ヤツシロランは至る所で踏み荒らされ、取り返しのつかない事態が発生しています。
しかも、県が「専門家」と主張する判定員2名の指示の元に行われたマーキング作業では、複数の見落としがあり、そのことが住民団体のメンバーによって発見されるという事態も発生しました。自然保護団体が発見したヤツシロランを、公費を使った植物調査で確認することが出来ないという、まさしく調査の専門性を疑わせるに足る事態が引き起こされているのです。

さらに、現場において自然保護団体から「ここにはヤツシロランがあるので赤道での調査を中止して欲しい」との要請を受けていたにもかかわらず、その直後に測量班がその地帯を踏み荒らすという、全く信じられない作業指揮が現場では行なわれています。また、谷から上がってきた判定員らしき人間に身分証票の提示を求めたところ、証票の提示を行なわぬままその場を逃げ去るという、土地収用法15条違反かつ谷部長の約束を反故にする行為も行なわれています。
このような状況では、関連する法律を遵守した適正かつ適法な作業が行われるとは、到底考えられないため、下記の要望と、それに対する回答を、早急に文書にてなされるよう申し入れるものです。
1、 地権者・大井寿生さんが請求した申し入れを受け入れること。
2、 上記1を拒否する場合は、その法律的根拠を文書にて明示すること。
3、 35条調査にかかわる全ての関係者の身分証票提示の際に、写真撮影及びビデオ撮影をすること認めること。
4、 上記3を拒否する場合は、その理由を文書にて明示すること。
5、 初日に伐除の許可証を持たずに測量に関わった者への事実関係の確認と、そのことへの見解を示すこと。
6、 地権者及び利害関係人が収用委員会審議資料作成のために、調査関係者の身分証票提示の際に写真撮影及びビデオ撮影することを認めること。
7、 上記6を拒否する場合は、その理由を文書にて明示すること。
8、 ヤツシロランの調査へのアドバイスを行なった専門家の氏名と、その専門家が現地調査を行なっていた場合は、その期日、同行した県職員名を明らかにすること。
9、 ヤツシロランの判定員の名前と、その専門家としての経歴、肩書きを明らかにすること。この植物調査について委託契約をしていた場合は、その内容を明らかにすること。
10、初日(10ヶ所)と2日目にヤツシロランの存在地点をマーキングした場所を地図において明確にして自然保護団体に教えること。
11、ヤツシロランの同定の調査方法を明らかにすること。
12、このヤツシロランに関して、環境部自然保護室と協議をしなかった理由と、その後の協議内容を明らかにすること。
13、ヤツシロランに関する、今後の県としての調査方法、保護対策を明らかにすること。
14、13の内容を元に自然保護団体との話合いを行うこと。
15、そのことの合意が行われるまで植物調査および35条調査は中断すること。
16、谷から上がってきた際に、身分証票の提示を求められたにもかかわらず、提示もせずに逃げた関係者の特定と、身分証票提示を行わなかった理由を明らかにすること。
以上







2005年11月30日(水) クロヤツシロランを踏み荒らした静岡県

 昨日、クロヤツシロランについて県の独自判断で専門家と称する方々による調査を行っていた問題で、今日の朝7:30からの本部前での住民団体と県との話合いに同行しました。「とにかく、テントの中で」と迎える秋田勝空港部参事に、「測量がきのうのように今日も行われるのであれば、ここで話し合いをしても無意味」と35条調査をの今日の計画を確認すると調査続行の発言。「だったら、営巣木のところで保護対策についての回答を聞く」と住民グループは秋田参事らと現地に。

 途中、藤田副本部長に連絡を取るも見つかりません。ところが、何と、営巣木に到着するや小川幸広班長の測量隊が30名が赤道で測量器をセットし始めているではありませんか。「この対応は何なんですか」と住民団体グループは猛然と抗議。クロヤツシロラン調査は中断しましたが、35条調査を強行。激しいやり取り。谷から上がってくる測量班らしき人間に身分証の提示を求めるも無視という法律違反。

 県側の言い分はこうです。専門家に現地を歩いてもらいアドバイスを受けた、2人3グループで専門家=判定人2人できのうは10ヶ所程度発見、今日も調査してマーキング。このマーキングした部分を踏み荒らさないように慎重に35条調査を粛々と行っているというものです。これに対して、住民団体は、既に自分達が発見した場所にクロヤツシロランが踏み荒らされ無くなっている、また、彼らの発見した二つのマーキングの間にクロヤツシロランが存在している、これは明らかにこの区域全体のクロヤツシロランの調査の専門性を疑わせるに十分であると指摘。

 したがって、まず調査を行った専門家の名前を明らかにする事、全国レベルでの専門的調査方法を確認する事、環境部自然保護室と協議する事、その事を前提に改めて調査方法を提示する事、それまでこのエリアの調査を中断する事を申しいれました。激しいやり取りをやっている間にも、すぐ目の前で杭をうつ、ミスが明らかになっているにもかかわらず35条調査を続行するなど余りの挑発的姿勢と無神経さにさすがに怒りが心底沸いて来ました。

 激しく抗議、冷静に説明をしてこのエリアの35条調査は中断させました。しかし、通称・205高地の住民団体側のバリケード付近では300本以上の物件調査が住民グループ監視団手薄の中強行され、茶畑周辺、住民グループの目の届かないエリアではドンドン35条調査が進みました。通称・嘴(くちばし)では、1時強行突入されるなど、昨日と違った県の強行姿勢が目立ちました。

 マスコミ取材は昨日に比べ極端に減り、住民グループ側も参加者がやや少なく、劣勢は免れませんでした。しかし、地権者及び住民グループの35条調査を食い止める意思は固く、明日も元気に現地行動が続きます。一方で、明日は県議会本会議。現地に連携して、知事に申し入れを行います。9:00に県庁前にお集まり下さい。



2005年11月29日(火) 地権者・大井さんの果敢な主張

 地権者である大井寿生さんが、測量の開始前に、どうしても谷和美空港部長に会って伝えたい事があるので同行して欲しいとの要請があり、5:50分に静岡を出発し、7:00にとんがり帽子のテント村本部前の駐車場に着きました。

 今日の闘いは大井さんの申し入れからはじまりました。応対した谷部長は、請求自体の趣旨は理解するが、身分証提示は各々の調査時点で行うとして、大井さんが主張した全職員の本部前での身分証提示と対立しました。しかも谷部長がその法的根拠を「県の顧問弁護士がそう言っている」として法的根拠を具体的に示せなかったことから文書で示すべきとの議論に発展し、最初の文書、修正文書となりました。今回は、手続重視の方針で臨んだわけです。ビデオ班も同行しました。

 これは、26日の土地収用法政策研究会で、収用委員会審議に行政側の瑕疵を示すあらゆる資料を用意し、論点を明確にして臨むべきとのアドバイスがあったからでした。大井さんの「全員の身分証を提示しないと言うのは、人の家にやってきて玄関で挨拶するのが礼儀なのに、玄関で挨拶しているうちに、裏口が空いているからと勝手に裏口に入るようなものではないのか」の指摘はポイントを突きました。

 10:30まで3時間のやりとりがありましたが、結局谷部長は、大井さんの主張をうけいれず平行線状態が続きました。そうこうしているうちに、測量を開始を宣言する役割の小松幸雄空港建設事務所長がこっそりと事務所から出発しようとしている姿を発見し、小松所長とのやりとりがはじまりました。しかし、藤田泰秀副所長が既に通称・205高地と呼ばれる近辺で35条調査の宣言を行ったとのことで本部から離れました。

 同時刻に通称・くちばしと呼ばれる鋭角の2叉路近辺で石田博専門官、大井さんの茶畑入り口に岩崎富男管理対策室長らがじんどり、本部ゲート前で監視活動と計4箇所で測量隊と対峙しました。その中で、石田専門官は、伐除許可証を持たずに立ち入ろうとしてる事も明らかになりました。それぞれの場所で様々な地権者の声、住民の声が訴えられました。

 しかし、午後3時過ぎに4箇所での対峙とは別に、県の別働隊が着々と測量をはじめていました。対峙はある意味で陽動作戦でもあったようです。谷部長は記者会見で「2、3割程度を残して調査を終えた」と述べたとの事ですが、現地での感覚は、2,3割程度の測量実体ではないかと思いましたが、甘かったようです。

 特に、オオタカ営巣木とそのエリア内のクロヤツシロランの専門家調査がはじまっていて気がついた監視団が強く抗議しました。これは25日にオオタカ調査会と自然を守る会が絶滅危惧種1Bと指摘されるクロヤツシロランを発見したのでクロヤツシロランの同定まで測量を控え、29日までに保護対策を示すべきと申し入れしていたからです。この約束違反に、明日7:30本部前で保護対策を文書にて回答する事を申し入れしました。

 今日の参加者は50人ほどで心配された雨も早くにあがり、比較的暖かい1日でした。多くの方々に是非とも、現地監視団に加わっていただきたいと思います。朝は、東名集中工事で7:00前に入らないと間に合いません。5:50事務所前から出発しますので参加可能の方はご連絡下さい。ただ、防寒対策はしっかりして頂きたいと思います。

※申し入れ文書は、以下の通りです。
「静岡県を起業者とする静岡空港整備事業において行われる土地収用法第35条に基づく調査に対して、下記土地の所有者として土地収用法35条第3項の規定によって同調査の際に準用するとされる、土地収用法第15条第3項の規定に基づき同第1項に定められた身分の証票の提示を、下記土地に立ち入ろうとする県職員及び調査員、記録員等の委託業者のすべてに対して請求する。
 これより下記土地に立ち入ろうとするすべての者は、土地所有者大井寿生に対して定められた身分証票の提示を行うこと。この請求による身分証票の提示を行わずずに行われた立ち入り及び調査は、土地収用法第35条による調査の適正な執行の要件を満たさない不当なものとみなす。 2005年11月29日 土地所有者 大井寿生」






2005年11月28日(月) 明日から強制測量

 明日から強制測量です。今日は臨時議会で、職員の給与条例が提案され議案質疑と反対討論を行いましたが、昨日は空港現地集会で疲れ残る中での議会活動でした。討論の中で空港問題を触れたかったのですが、さすがに議案とは外れる為、討論にいれる事が出来ませんでした。

 どんなイメージの測量反対行動になるのか、イメージが掴めません。とにかく、現地に行ってみるだけです。500人の測量隊に対して谷空港部長が何を訓示するのか。彼らなりの14日間のシュミレーションを想定していると思いますが、相当な奇襲作戦もありうると想定しています。

 18年間戦い続けた反対地権者の方々と共に悔いのない闘いに馳せ参じたいと思います。現地での監視行動に1人でも2人でも参加していただきたいと思います。朝6:30静岡駅口集合です。

※※今日の質問と原稿を速報にアップしておきます。


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K.matsuya

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