まつや清の日記

2006年03月07日(火) 筋肉痛

 マラソンの「成果」である筋肉痛。
 きのうから歩くたび、よろよろっと、ロボットの様。
 気分のいい痛み!?

 あの時、追い越していくランナーにもう少しだけついて行けたら、50分を切れただろうに・・・。なんていうのは「後悔先にたたず」のたぐいですが、満足感のほうが大きい今の気持ち。

 とか言っている場合でなく、明日から常任委員会です。商工労働委員会、企業委員会で4日間のスケジュールが確保されていますが、3日目の10日に議会の懇親会も準備されています。翌日が土曜日ですからこれ事態は問題ありませんが、4日間という貴重な時間を議案審議に活かしたいものです。

 予算審議ですので、議案資料も大量です。どの視点で議論するのか、準備不足に頭を抱えます。傍聴は10:15までに委員会室前に集合です。モニターは10:30でも構いません。是非、ご参加下さい。



2006年03月06日(月) 天野議員の追求質問に知事、困惑

 今日の一般質問の最終日は、鈴木利行議員、天野新吾議員、田中泰之議員、芦川清司議員の4人でした。天野新吾議員の静岡市の大谷地区への巨大ショッピングセンター・イオン問題に絡んでの大型店問題と舞台芸術センター・スパック問題に関する質問が喝采でした。

 スパックについては、腰を据えての厳しい批判を展開しました。これまでのに投じられた税金は150億円、直接に補助金・財団基本財産で50億円、このままスパックに公的資金の投入することが静岡県の文化的政策なのか、資料請求しようにも一切の資料が出てこない、これでいいのか。

 ロシア公演では、スパックでなくスコットと呼ばれる鈴木忠志氏の個人会社の名前で紹介され、報酬は1年間1600万、一つの演出のたびに500万、住民票は富山県利賀村。そして群馬県交響楽団の県民還元の演奏活動を引き合いに出してのスパックの文化的意味を問い返しました。

 これに対して知事は、スパックは静岡発の世界に通ずる舞台芸術の情報発信という性格を持たせているのであり、群馬交響楽団とは意味合いが違うことを強調、しかし、ロシア公演でスコット名での紹介は看過できないとして申し入れをすることを言明しました。

 明日の新聞報道で取り上げられる思いますが、知事の答弁は困惑気味でスパックを抱えての静岡県の文化施策を防御的に言い返しているレベルで、反論になっていませんでした。大型店問題も天野議員と結構な言い合いでした。議会のあるべき姿の一つともいえます。

 芦川議員の蒲原町の合併後や由比町への合併勧告など昨年の蒲原町の廃置分合議案から一年経ての質問は、的を射ているのですが、何故もっと早くにやらないんだろう、と残念に思いました。昨年、蒲原町合併議案に私と共産党議員と天野議員は反対しています。芦川議員は退席でした。

 質問終了後に定数削減問題を議論する選挙対策特別委員会が開催され傍聴しました。自民党が74、平成21が73か74、ken-minも73か74、共産党ふが76、民主党・無所属が75、3月16日の次回までに各会派で協議することになりました。いずれにしても静岡市葵区の定数5は確定しました。



2006年03月05日(日) 今年も突破できず、10キロマラソン52分04秒

 今年の駿府マラソン、例年の10キロマラソンの出発時間が9:30から11:00に変更された事もあって、そして、天候にも恵まれたこともあり、大変暖かな環境の中での走りでした。

 折り返し地点までは計算の2分遅れの25分弱、何とか頑張りきれるかと思いましたが、後半の最初のところでペースが落ちました。最後の2キロ地点で残された時間が9分、ちょっと無理か!?

 とにかく全力をと、ゴールの飛びこみましたが、力及ばず。51分台であれば、と思いながら、記録係のコーナーでなんとパソコンの故障とかで、30分後とのこと。そしてもらった記録が52分04秒。

 昨年の記録が50分54秒ですから、1分10秒の落ち込みです。2分縮めるためには、昨年からの課題、後半のスタミナ不足をどう改善するかでしたが、結局、今年も同じ課題に突き当たりました。要は継続した走り込みです。

 10キロ全体で2522人中1147番、50歳代で463人中188番、どうしたら目標が達成できるのか、来年こそは・・・。でももう目標は年齢に合わせたら、というささやきもあります。54歳で54分、来年は55歳で55分。ウーン・・・・。

 実は、今日は日本語教育センターの卒業式、10:00からでしたが途中で退席させてもらいました。これだけの日本孤立の中で、アジアの若い学生の方々の日本語への熱い思いを大切にしたいものです。



2006年03月04日(土) 静岡県ゼロエミッション、府川環境森林部長の答弁

 昨日の鳥澤議員による静岡ゼロエミッション事業についての質問は、これからのこの事業の展開にとって大変大きな意味を持つものになりました。特に再質問に対する環境部長の答弁は、現状を理解する上でとても貴重な内容です。

 県の基本姿勢として「支援もしくは参加することができる状況」となればという明確な条件をつけていること、そして地元自治体の十分な合意を前提にしていることは評価されます。

 二市二町の助宗地区の代替としてのゴミ焼却場が主であるなら、これまでの事業の性格を変えた事になります。まずそのことで地元住民に対する説明と合意の手続きが必要になります。

 大井川町が基本協定を破棄したわけですから、静岡県は当面は静観で臨むべきと思います。問題は、静岡県が掲げた理念が果たして新たな条件化で成立するのか否か、掲げた理念に問題はなかったか、きちんとした総括を始めてほしいものです。

※※ 環境部長の答弁抜粋
 
 「大井川町を含む志太二市二町の広域連合などを例に上げ、公設公営でのゼロエミッション事業の推進に向けて、県に対して参画を要請してきておりますので、今後支援、あるいは県がこれに参画することについて、市や町と協議をしていくことになった場合は、手法としては公設公営を中心に検討することになると考えております。」

 「次に住民に対する説明責任についてであります。・・・志太二市二町の県に対する要請では現在一部事務組合で実施している当地域のごみ処理とゼロエミッション事業と一体として、ゼロエミッション事業の予定地で実施したいとしておりますので、まずは大井川町はもとより、志太二市二町の主体となって、これについての十分な地元合意に至る必要があるものと考えております。」

 「県といたしましては周辺環境が整い、公設公営であってもゼロエミッション事業の推進について支援もしくは参画することができる状況となれば、関係する市や町が住民の理解を得るために行います説明にも必要な連携をして参りたいと考えております。」
 



2006年03月03日(金) 三位一体改革にいいたい放題の石川知事

 一般質問は、菊地初彦議員、平野善巳議員、小野達也議員、鳥澤富雄議員、小楠和男議員の4人で、菊地議員の富士市を巡る合併、小野議員の水産教育、鳥澤議員の浜岡安全協定、人口減少化と観光、静岡ゼロエミッション、小楠議員の三位一体改革、政令市に監する質問は、は聞いていて勉強になりました。

 特に鳥澤議員の質問は、早口なんですが、よくこれだけ沢山聞くことが出きるな、感心しました。私自身も早口で、もっとゆっくりやれば、すごくいい質問になると他の議員からよくいわれているので、自分のスピードと比較してました。早口になるのは、再質問をしたいからですが、趣旨が伝わらないのはまずいですね。

 浜岡原発の安全協定で、3月1日知事は梶野議員の質問に「地元関係市において様々な意見が出てきておる事は承知しています。今後、地元関係市から見なおしについて、県に色々意見具申なり働きかけがあれば、意見交換した上で、見直しの必要があるという結論に到達すれば、適切に対応していきたい」と答弁。

 今日の鳥澤議員の質問に、白岩総務部長は「信頼関係があるので、事前了承項目は必要ないという考えを地元自治体に伝えた上で」と言い換えました。あれ!プルサーマル問題が通りすぎたので、対応を変えたのかな。鳥澤議員、すかさず再質問で知事に問いただしました「地元と協議します」だけの答弁。微妙です。

 ゼロエミッション問題で、府川環境部長も基本協定破棄を巡って微妙な発言を繰り返しました。詳しくは来週にお伝えします。小楠議員の静岡型政令市、つまり面積の広い田園市型に関する質問はなかなかいい質問でした。三位一体化改革については、15分くらい滅茶苦茶批判の石川節、でも結局総務省の立場なんですよね。



2006年03月02日(木) JR沼津駅周辺鉄道高架事業を全面的推進の石川知事

 議会終了後に、中部電力が知事に訪問とのことで、明日、プルサーマル問題で国に申請するということのようです。この訪問が、昨日の御前崎市の4地元自治体の了承報告を受けてのものですが、どんな話になったのか・・・。

 さて、今日の一般質問は、山田誠議員、早川育子議員、高田泰久議員、そして多家一彦議員でしたが、知事の発言としては、多家議員へのJR沼津駅周辺の鉄道高架事業に対する答弁が注目でした。

 住民投票条例を否決された事を受けての市長リコール請求署名運動が来月15日から始まるとの報道の中、沼津市選出の多家議員の質問だけに極めて政治的な時期を得ての質疑でした。

 多家議員は、「1沼津駅の鉄道高架事業について 2沼津駅北の拠点施設整備について 3東部地域における鉄道交通の利便性強化について 4空港運営とリージョナル航空について」と東部地域の都市計画・交通問題を集中的に行いました。

 ただ、知事は、住民投票運動については触れずに「沼津駅北の拠点施設整備について、東部100万人都市圏にふさわしい魅力ある地域での中核として期待している、高架事業と合わせて様々な都市機能がのぞましい」と答弁しました。

 リコール運動は、当然に次の市長選挙に直結します。果たしてどのような展開になるのか。多家議員だけでなく、沼津市選出の他の県議会議員の皆さんがどのような認識でおられるのか、大いに注目です。

 明日は、太田川ダム住民団体の皆さんが土木部、企業局と3月11日の話合いの方法についての折衝が行われます。そちらも大きな問題です。

※※ 3月3日の一般質問
質問順序 1
質問者 菊池初彦

1 富士地区の市町合併について
2 景観づくりへの取り組みについて
3 水をめぐる課題について
(1)工業用水道事業の経営
(2)簡易水道の上水道への統合
4 新たな県茶業振興基本計画について
5 農業関係試験研究機関の再編に伴う対応について
6 学校における栄養教諭の配置について

質問順位 2
質問者 平野善巳

1 市町村合併に伴う商工会への支援について
2 第二東名(仮称)浜北インターチェンジ周辺の道路整備について
3 産婦人科医及び助産師の確保について
4 国民文化祭について
5 教育行政について
(1)定時制高校のあり方と新設される浜松大平台高校
(2)読み聞かせの推進
6 2007年問題における若手警察官の教育について

質問順位 3
質問者 小野達也

1 観光立県への取り組みについて
(1)富士山静岡空港と伊豆地域の観光振興
(2)体験型観光の振興
2 災害に強い基盤づくりについて
(1)森林の整備
(2)伊東市内の国道135号の渋滞対策
3 静岡県版マイスター制度について
4 思春期における健康支援について
5 PTA活動の活性化について
6 水産教育の振興について

質問順位 4
質問者 鳥澤富雄

1 県民の安心・安全対策について
(1)中部電力浜岡原子力発電所の安全協定の見直し
(2)原発震災
(3)BSE対策
(4)インフルエンザ対策
  ア 鳥インフルエンザ対策
  イ 新型インフルエンザ対策
(5)建築物の耐震強度偽装問題
2 人口減少問題について
(1)人口減少時代の制度、政策の再設計
(2)出生率の向上対策
(3)人口減少時代と観光
3 伊豆東海岸地域における静岡の地上デジタル放送の受信について
4 静岡県ゼロエミッション事業について
(1)経営形態
(2)住民に対する説明責任
5 ドクターヘリ運航事業について

質問順位 5
質問者 小楠和男

1 三位一体改革の評価と今後のあり方について
2 県と政令指定都市について
(1)静岡型政令指定都市
(2)総合計画の中間見直しへの反映
(3)二重行政
(4)県民サービスの公平性の確保
3 人づくり日本一について
4 遠州灘海岸について
(1)侵食対策
(2)松くい虫対策



2006年03月01日(水) 石川知事の日本一宣言は、「誇大広告みたいなもの」

 今日は、代表質問は、共産党の梶野完治議員、一般質問は、小野登志子議員、植松明義議員、天野一議員でした。ちょっと、盛りあがるかなと思えたのは、梶野議員が代表質問のはじめに、知事の暮らし満足度日本一を「誇大広告のようなもの」と痛烈に批判したことでした。

 答弁で知事は「ないものをあるかのごとくするのが誇大広告、目標を掲げている事への批判に当たらない」と応酬。再質問で、梶野議員「早稲田の大学のラグビーの監督の000さんは、チーム象を目標として掲げず、新しい物を積み上げる事で去年のチームを乗り越えている、今必要なものにどう対応するのか」と反論。

 答弁で「日本一の目標を掲げる事と地道な積み重ねは別物で、積み上げは当たり前。富士山に登るのだって、一足飛びに登れない、一歩一歩だ」。再々質問で、さあ梶野議員がどう反論するか、期待しましたが時間切れでした。質問の面白さは再質問、再々質問にあります。

 勿論、梶野議員は昨日の日記にも項目を紹介しましたが、きちんとした質問をして答弁を獲得していることは言うまでもありません。天野一議員は、来年が朝鮮通信使400年に当たる事から、韓国と静岡県(徳川家康大御所)の関係をどう発展させるかについて質問。一緒に市民団体で活動していますので興味深く聞きました。

※※ 3月2日の一般質問

質問順序 1
質問者 山田 誠

1 道州制を視野に入れた県土づくりについて
2 建築物の耐震改修の促進について
(1)耐震改修促進計画策定に当たっての考え方
(2)計画策定の諸課題
3 民間建築物のアスベスト対策について
4 消防行政について
(1)消防広域化への対応
(2)消防団員を活用した地域防災力の強化
5 特別支援教育について
(1)学校の体制とネットワークづくり
(2)専門家チームの設置
(3)保護者や児童生徒の理解

質問順位 2
質問者 早川育子

1 女性の社会参画について
2 リサイクル製品認定制度について
3 障害のある方の雇用促進について
4 体験学習を通じた勤労観の育成について
5 平和教育について
(1)資料の保存と活用
(2)平和教育のあり方

質問順位 3
質問者 ?田泰久

1 地球温暖化対策について
(1)ストップ温暖化しずおか行動計画の重点的施策
(2)自然エネルギーの活用促進
  ア 県民参加型共同発電
  イ グリーン電力証書
(3)環境に配慮した電力の購入
(4)荒廃森林対策を踏まえた木質バイオマスエネルギーの活用
2 環境教育・環境学習の推進について
3 富士山ろくへの廃棄物不法投棄の撲滅について
4 技能五輪国際大会について
 o 若者のボランティアへの参加
5 清水町徳倉橋周辺の歩道整備について
6 ファルマバレープロジェクトの推進について
 o 地域企業との積極的な連携


質問順位 4
質問者 多家一彦

1 沼津駅の鉄道高架事業について
2 沼津駅北の拠点施設整備について
3 東部地域における鉄道交通の利便性強化について
4 空港運営とリージョナル航空について
5 認知症対策について
6 農村環境の保全について
7 工業用地の安定的な確保について



2006年02月28日(火) 知事の道州制議論への距離

プルサーマル計画、地元自治体了承のニュースにがっくりというか、まだはじまったばかりというか、今後の取組みをどうするか、大きな課題です。そして、民主党のメール問題で、謝罪会見、早くニュースを見ないと・・・。

 さて、今日の代表質問は、公明党の阿部時久議員とken-minの柏木健議員の2人でした。柏木議員が道州制に対する知事の所見を求めた事に「果たして、議論が煮詰まるだろうか、冷めた感じで見ている」と極めて消極的な姿勢を示しました。
 
 そして、知事が掲げてきた「政令県構想」に次第に関心を寄せる人が増えている」ことを付け加えました。再質問で「市町村合併はある意味無理矢理と言う側面もあったが、道州制もそうした事になるのではないか」。

 「道州制は合意形成はされていない。実は国会議員の中でも反対の声がある」。これは、都道府県議会議員政策研究会でも「道州制の知事が誕生したら、国会議員よりはるかに大きな権限を持ってしまう事への懸念」が紹介されていました。

 私がその事を知事発言に重ねてヤジを飛ばすと、質問終了後に、柏木議員曰く「松谷さんがはじめて知事と意見が一致したね」と冗談っぽく発言。「いや、事実を指摘しているだけ」と強調。

※※ 3月1日代表・一般質問

質問順序 1
質問者 梶野完治

1 小泉構造改革の弊害に対する認識について
2 財政問題について
3 「自治体経営日本一」挑戦における課題について
(1)県立大学の公立大学法人化
(2)県立3病院の地方独立行政法人化
(3)テクノスーパーライナー「希望」の廃止問題
4 県国民保護計画について
5 浜岡原発について
(1)3、4号機の運転中止
(2)1、2号機の廃炉
(3)プルサーマル計画に係る県独自の公開討論会開催と安全協定の見直し
6 静岡空港について
(1)空港運営会社
(2)用地確保
7 在日米軍再編と東富士演習場について
8 福祉行政について
(1)介護保険制度
  ア 施設入所者の負担額
  イ 保険料引き上げへの対応
  ウ 施設整備の今後の取り組み
  エ 地域包括支援センターと在宅介護支援センターとの役割分担
(2)障害者自立支援法による利用者負担に対する認識と対応
9 商工行政について
(1)大型店進出問題
  ア 雇用と労働及び消費者問題
  イ 都市計画法改正案
  ウ 全国自治体の取り組み
  エ 本県の取り組み
(2)大企業の社会的責任
10 農政のあり方について
(1)農政の現状認識
(2)本県の農政施策の転換
11 教育行政について
(1)特別支援教育
(2)養護学校の狭隘化対策とスクールバスの増車


質問順位 2
質問者 小野登志子
1 これからの文化の振興について
2 地域の歴史、文化を生かした観光振興について
3 伊豆地域における花咲くしずおか運動の推進について
4 伊豆地域における景観を生かした道づくりについて
5 静岡県版森づくりについて
(1)もりづくり県民税の具体的な使途
(2)森林支援隊の育成
6 看護職員確保対策について


質問順位 3
質問者 植松明義

1 県広報の今後の新たな展開について
2 救急医療体制の充実について
3 本県産業を支える人材育成・確保対策について
4 農業振興について
(1)ビジネス経営体への支援
(2)農林水産物のブランド化の推進
5 学校の活性化について
6 振り込め詐欺検挙対策について


質問順位 4
質問者 天野 一

1 韓国との文化交流について
2 歴史的文化財の保護対策について
(1)地震対策
(2)市町村合併に伴う公文書保管
3 県職員の人材の生かし方、組織のあり方について
4 人権が尊重される社会の構築について
5 静岡茶の情報発信について



2006年02月27日(月) プルサーマル原発と静岡空港に対する知事発言の一貫性のなさ

 今日は2月議会のはじまりの代表質問、自民党の安間英雄議員、平成21は岩田政雄議員が代表質にたちました。会派に許される45分の質問時間、知事は会派の人数に応じて自分で直接に答弁する時間に区別(差別)して、議会の力関係に配慮しています。

 今日の答弁、いろいろに評価する部分がありますが、安間議員に対する答弁では、中部電力のプルーサーマルに対する部分です。明日の地元4自治体の方向性を踏まえて、了承と言う方向性が出されれば、中部電力が政府に申請する事となり、その場合は、経済産業省の保安院で第一次安全性評価が行われる事になります。

 そして第2次安全性チェックは、原子力安全委員会で行われますが、その都度、国には地元への説明をやってもらう、その姿勢は当然にも情報公開が原則であり、必要があれば、国に公開討論会も開催してもらうよう要請していきたい、原発の責に国にある、静岡県は責任がもてないというのが知事の姿勢です。

 プルサーマルに不安を持つ住民や住民グループからすれば、中部電力の申請の前に、まず静岡県が安全性について独自の公開討論会を開催することが必要である、それまでは、中部電力は国への申請を見合わせるべきと言う事になります。この事は、石川知事が県民の立場に立つのか、政府の側に立つのかを問うています。

 一方、岩田議員は静岡空港について、土地収用委員会とは別に反対派地権者との円満解決の為の話合いはどうなっているかを問いただしました。これについては、知事は、きわめて一般論でしか答弁していないのですが、脱線していかに静岡空港が県民に期待されているかについての話をエンエンとはじめました。

 2月7日から9日にの鹿児島県視察で、知事は浜松市から液晶に関する会社が鹿児島に工場を新設したが社長と話をする機会があった、進出する理由は3つ、一つは、鹿児島空港の近くの工場団地、ひとつはITインフラがこの工場団地に準備されている、ひとつは静岡空港が鹿児島と路線で結ばれる、事をあげました。

 しかし、本当でしょうか、になります。浜松の工場が鹿児島空港を活用しようとすれば、便数も多いセントレア空港を使う事は当然です。それを、静岡空港が出来るから、鹿児島に工場を移転したなどという「思いこみ」「手前味噌」発言をする石川知事の発言に、あきれるわけです。

 ここに、プルサーマルについては、静岡県の主体性を一切捨象して語り、一方で静岡空港では無茶苦茶な静岡県の主体性を強調するその政治的アンバランスに私は大きな問題を感じるわけです。知事ほどの理性的な方が、何故静岡空港になると冷静さを失うのでしょうか。

※※ 28日の代表質問
質問順序 1
質問者 阿部時久

1 知事の政治姿勢について
2 平成18年度当初予算編成について
3 県有財産の有効活用について
4 少子化社会への対応について
(1)子育て支援
(2)仕事と家庭の両立支援
5 富士山静岡空港の利用促進について
6 観光振興について
7 林業の持続的で健全な発展について
8 地域医療の確保について
9 生活習慣病予防による健康づくりについて
10 企業と農村を結ぶ一社一村運動の推進について
11 今後の治水対策のあり方について
12 中心市街地活性化のための方策について
13 地域振興整備事業における今後の事業展開について
14 教育行政について
 o 子供の才能を伸ばす教育
15 犯罪の総合的な抑止対策について


質問順位 2
質問者 柏木 健

1 現代の政治課題への対応について
(1)今後の県の組織運営
(2)今後の県の広聴方策
(3)今後の静岡県
  ア 道州制への対応
  イ 市町合併
2 少子化対策について
 o 乳幼児医療費助成と児童手当
3 子育て支援局、若者支援局の設置について
4 障害者自立支援法への対応について
5 性感染症について
(1)成人向け対策
(2)若年層対策
6 東海地震対策について
(1)メーリングリストを活用した震災時の情報提供
(2)倒壊家屋からの人命救出
7 富士山静岡空港株式会社について
8 BSE対策について
(1)国への対応
(2)消費者及び生産者への対応
9 新システムを活用した道路利用者の利便性の向上について
(1)VICSを活用した交通情報の提供
(2)ETCの活用
10 天竜川の架橋構想について
11 建築物の耐震強度偽装問題について
(1)県民の安全のための各市への再点検の依頼
(2)国と県の責任及び今後の対応
12 高校教育の多様化への対応について
(1)インターネット高校への県の取り組み
(2)県立高校の大学進学への対応
13 警察署再編整備について
14 増加する外国人への対応について
(1)諸課題への取り組み
(2)学校での対応
(3)来日外国人犯罪検挙向上方策

 



2006年02月26日(日) 事業評価委員会の勧告を無視するかのような太田川ダム反対派との対話

事業評価委員会が再三にわたって太田川ダム反対住民団体との対話を求めた勧告に対して、以下の案内が住民団体に届いたとのことです。ざっと、目を通して見てすぐにわかりますが、単に形式的な対話の場と言う事が伺われます。

 住民との対話や説明責任を掲げる石川知事、土木部長、企業局長のレベルがこの程度とは、いささかがっかりします。特に企業局長は、私が所属する常任委員会で何度となく質疑もしています。反対派との対話に自信も見せていました。

 これが、静岡県の実際の姿でしょうか。住民団体としては話合いの方法について近々申し入れをするとのことです。少なくとも県当局と反対派の対等な説明時間、論点ごとの質疑・討論時間の確保、中立的司会者の確保、10時間枠は必要です。

 明日から代表質問・一般質問、知事はじめ部長職の行政姿勢を厳しくチェックしたいものです。

※※案内文

土木部河川企画室
企業局水道室

太田川ダム関係事業説明会の開催

県では太田川流域の洪水被害の軽減と遠州地域の水道用水の供給を図るため、太田川ダム建設事業、遠州広域水道用水供給事業を進めてまいりました。
平成13年度末からダム本体工事に着手し、平成20年度の完成を目指して、本年3月から本体コンクリート打設を開始します。
このたび、事業の進捗状況及び事業再評価結果等について県民の皆様にお知らせするために、説明会を開催します。

1.開催日
  平成18年3月11日(土)

2.開催場所
  森町文化会館「ミキホール」小ホール
    周智郡森町森1485 TEL 0538-85-1111(代)

3.プログラム
13:00 開場
14:00 開会 主催者挨拶、森町長挨拶
 ・太田川ダム建設事業の説明
 ・遠州広域水道用水供給事業の説明
・事業再評価結果の説明
・意見交換
16:00 閉会

4.参加方法
自由参加(申し込み不要、250名程度を予定)

5.その他
説明会開会の1時間前から、ビデオ映画「民衆のために生きた土木技術者たち」を上映します。

6.問い合わせ先
県太田川ダム建設事務所 0538-85-2025
県企業局水道室     054-221-2167

※※明日の代表質問

質問順序 1
質問者 安間英雄

1 県政運営について
(1)総合計画の中間見直し
(2)集中改革プランの策定
2 平成18年度当初予算編成について
(1)予算編成
(2)今後の財政運営
3 富士山静岡空港の今後の事業推進について
4 中電浜岡原発におけるプルサーマル計画の推進について
5 TSL防災船「希望」の廃止について
6 県立大学の法人化と大学改革について
7 静岡県ゼロエミッション事業について
8 ねんりんピック静岡2006の開催について
9 県立3病院の今後の方向性について
10 中小企業への支援策について
11 今後の農政の展開について
12 第二東名自動車道の整備の見通しについて
13 教育行政について
(1)子供の社会性をはぐくむ環境整備
(2)公立高等学校のあり方
14 今後の警察運営重点について

質問順位 2
質問者 岩田政雄

1 今後の県政運営について
2 平成18年度当初予算について
3 行財政改革の取り組みについて
4 富士山静岡空港について
(1)用地確保
(2)愛称の活用
5 新たな交通システムの導入検討について
6 高度情報通信社会におけるブロードバンド戦略について
7 男女共同参画の推進について
8 森林整備に向けた新たな取り組みについて
(1)企業の力の活用
(2)利用間伐の推進
9 改正介護保険法の施行に向けた準備について
10 中小企業の危機管理について
11 今後の農業農村整備の推進方針について
12 社会資本整備の進め方について
13 建築物の耐震強度偽装問題について
14 教育行政について
(1)義務教育における支援体制の充実
(2)児童生徒の通学路の安全対策
15 交通事故抑止対策について


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