| 2006年07月25日(火) |
県立美術館20周年記念式典 |
県立美術館20周年記念式典に参加しました。石川嘉延知事からは、「昨今、いろんな分野で成果を求められる時代、内容はいいけど地味だ、何をやっているかわからんではだめ、県民の皆さんから見て成果が見える」県立美術館をとの式辞。
芦川清司議長は、「女房が絵を書きたいと言い出し、その絵が議長室に飾ってある、毎日一緒にいる気分」と笑いを誘う祝辞、友の会会長の北條博厚さん「県民は安らぎ、いこい、うるおいの場としての美術館を求めている」と祝辞。
館長の宮治昭さんの「考え人・思う人・思惟像ー東西美術の比較の視点から」という記念講演がありました。ロダンの考える人の原型をミケランジェロに求め、ミケランジェロから古代ギリシャ・ヘレニズム文明、そして仏教石像・・・。
式典のあとは、「コレクション20年の熱情�供飮�代を超える個性」展のテープカット。館内を移動していくと確かにスゴイ作品群が次から次に目に飛び込んで来ます。あらゆるジャンルの絵を見る事が出来ます。
最初に伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」という大きな屏風の絵があります。真ん中に大きな象がいて、迫力があります。すごいなーと思って事務所に戻って、何気なく日本経済新聞の夕刊を見ると、見開きカラーの「樹下鳥獣図屏風」。
エー、あそこにあった「屏風」は何?よーく見ると象の隣の虎の模様が違います、早速美術館に問い合わせると、静岡に一本、東京に2本、アメリカに一本あるんだそうです。なるほど。一見は百聞にしかず、お出かけ下さい。
今日の毎日新聞夕刊で「警察庁 自殺動機のの詳細提供 防止対策機関へ」との見出しで、これまでの非公開だった自殺情報が関係機関に提供される事が報道されています。自殺情報の収集を国と自治体に義務付けた自殺対策法成立の反映です。
静岡県でも、自殺には様々な社会的要因が複雑に関連している事から、健康、労働、教育、警察等各分野での庁内関係室(課)等をメンバーとした協議会を立ち上げ、横断的な連携に向けた作業を進めています。具体的には、
自殺者のうち約4割が働き盛りの40代〜50代である事に注目し、富士市をモデル事業地区として自殺予防協議会設置や労働衛生管理者等のうつ病の早期発見研修、医師等のうつ病研修、電話相談など促進していくとの事です。
ところで、自殺者のうち男性が女性の3倍近くも多い事実をどう考えたらいいのでしょうか。2005年度の静岡県の自殺者総数は943名、そのうち男性が666名、女性が277名です。おおよそにはその原因の予測はつきます。
自殺の原因別に死者数を見てみます。病苦等−男155名、女88名、精神障害等ー男61名、女85名、家庭問題−男49名、女38名、経済・生活問題ー男215名、女21名、勤務問題ー男76名、女4名、男女問題ー男13名、女9名、学校問題−男6名、女0名、その他ー男48名、女22名、不詳ー男43名、女10名です。
男性、女性の死者数の格差のダントツは、経済・生活問題です。これはまさに大きな社会的経済変動の現れです。因みに自殺者数は00年ー890名、01年ー905名、02年ー893名、03年ー938名、04年ー012名、05年ー943名です。
病苦等を見ると女性のゆったり感のある生きかたに関係するのではとの推測が成り立ちます。自殺対策基本法は、この現状の中でまずは自殺者の減少に向けての動きとなりますが、この男女差をどう分析していくのか気になるところです。
| 2006年07月23日(日) |
長野県副知事に「医療圏構想」についてお話を聞く機会を |
静岡県の県立3病院の地方独立行政法人化問題を一般質問で取上げましたが、今週の26日には検討会最終答申が知事に提出されます。静岡朝日テレビでは連続的に病院特集を組んできましたが、議会の立場という事でインタビューを受けました。
放映は明日の24日とのことですが、高校野球との関係で雨如何では25日にずれ込むかもしれないとのことです。時間のある方は是非見ていただきたいと思います。全国の病院はどうなっているんだろうと長野県への視察を計画しました。
そうしましたら、ありがたいことに8月3日に長野県沢田祐介副知事に会えるということになりました。副知事は、医師であり、「信州の新しい医療を目指して〜信州医療圏構想〜」を副知事就任前の衛生部部長時代にまとめた方です。
昨日、7月7日にまとまったばかりの長野県衛生部策定の資料が送られてきました。全部で26ページというボリュームのものです。さっそく、中をめくりました。長野県の一人当たりの老人医療費が634,988円、全国最低とあります。
これをどうみるか、です。当然に医療費が低いのは福祉の遅れと見る考え方もあります。ところが、それは違う、というのが長野県です。これについては、田中知事が6月16日の記者会見で、詳しく語っています。
以下のホームページをご参照下さい。http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20060616.htm#5
報告は、1、信州新医療圏構想、2、長野県の救急医療の状況、3、飯伊・木曾地域の救急医療の構成となっています。中で注目するのは、「「医療施設」毎から、「医療圏」毎に発想を転換」という興味深い政策視点です。
長野県にくる前にこの報告書を充分に読みこんできてくださいとあります。どんな刺激をいただけるのか、今から楽しみです。
| 2006年07月22日(土) |
長野県知事選挙と豪雨被害 |
8月20日から告示の長野県知事選挙の候補者は、元国家公安委員長の村井仁さん(69歳)と、現職知事の田中康夫さん(50歳)の2人で1対1対決は長野県では14年ぶりとの事です。この選挙は、今後の地方政治に大きな影響を与えます。
ただ、選挙ははじまりましたが、豪雨被害。職務代理者を置かなかった事もあり、1日目、2日目、田中知事は公務を続けているとのことです。あれだけの被害の中でどんな選挙戦が繰り広げられるのか、応援団は困惑気味のようです。
私自身は、田中康夫知事のこれまでの業績を高く評価しています。一時の世論調査支持率は下がっているとはいえ、一定の支持率を確保しています。問題は、これまでの応援団であった中心メンバーが離反している現状をどうみるかです。
私自身が呼びかけ人の一人である全国都道府県議会議員の政策研究会で知り合った長野県議会議員の北山早苗議員に言わせれば、伝えられる田中知事批判は的外れということになります。北山さんのhttp://sanae.voicejapan.net/参照下さい。
田中知事の第一声は、信濃毎日新聞によると 「(現在の)県の財政状況をつくったのは、無駄な大型公共事業と決別し、利益誘導型の県政を脱却することを誓い合った「脱ダム」宣言だ。地域でできることは地域の企業や人々で−という、参加希望型競争入札や木製ガードレールの導入にもつながった。環境だけでなく、循環型の雇用と経済を生み出していく。 岡谷市の土石流災害では、すべての避難所に職員を派遣し、水や物資を届けている。ゼロ予算事業の精神で、職員がお手伝いさせていただく。 30人規模学級の実現や、小学校入学前の子どもたちの医療費の無料化などは財政改革を実現すればこそできた。この流れを戻してはならない。」
今日、社会活動に参加する女性の皆さんとの食事会を開催していただきました。パワー溢れるメンバーの発言、心の内面を率直に語るそのスタイルに、とても励まされました。頑張らないといけません。
| 2006年07月21日(金) |
「A級戦犯 靖国合祀 昭和天皇が不快感」日経新聞のスクープ |
商工労働委員会視察の2日目は、企業局の太田川系寺谷浄水場の事業計画と浜松市の中心市街地活性化対策の2つがテーマでした。心配された大雨も意外と少なめでしたが、浄水場は上流の豪雨の影響でにごり濃度が1000を越えていました。
太田川系事業計画の現場6、5haの現場と太田川ダム反対住民運動の現場の大きなズレにウーンと頭をひねりました。また、遠鉄ガード下のべんがら横丁のにぎわいや地下道をなくするという中心市街地交通政策にエールを送りたくなりました。
移動の合間には靖国神社へのA級戦犯合祀に批判を持っていたという昭和天皇の富田メモ問題が話題になりました。このニュース、昨日の日本経済新聞のスク−プのようです。各社、夕刊でおいかけ、朝刊も同様で、社説となっています。
静岡に戻り、各社の社説に目を通しました。見出しは 日経新聞−「昭和天皇の思いを大事にしたい」 毎日新聞ー「A級戦犯合祀は不適切だった」 朝日新聞ー「A級戦犯合祀 昭和天皇の重い言葉」 読売新聞−「A級戦犯合祀 靖国神社参拝をやめた昭和天皇の「心」」
4社がいずれもA級戦犯合祀のままの小泉首相の靖国参拝に批判的です。何故か、中日新聞、静岡新聞は社説ではふれていません。靖国神社参拝支持は1社のみです。
産経新聞−「富田長官メモ 首相参拝は影響されない」
天皇の政治利用は許されないことは自明ですが、今回の報道は、8月15日、9月自民党総裁選を目前に政局に大きく影響する事はまちがいありません。靖国神社参拝批判派の私たち自身、この報道にどのようなスタンスを持つべきなのでしょうか。
全国的な豪雨の中、梅雨の合間か、曇り空のもと商工労働委員会視察に参加しました。午前中に浜松イノベーションキュウブ、午後に浜松工業技術センターそして(株)浜松ホトニクスを訪問しました。
浜松イノベーションキュウブ、「HI-Cube」は独立中小企業基盤整備機構が静岡県・浜松市と協力して整備・運営し、新たな事業の創出や企業に取り組む方々の成長を応援する公的賃貸施設です。
63�屬�8万円から14万円、32�屬韮緩�円から7万円で研究室を提供しモノづくりのベンチャー企業を育成・支援するというもので、国・県・浜松市・静岡銀行から4人のスタッフが派遣されています。
委員からは、しずおか産業創造機構が進めるSOHOとの役割分担、ここまで官が関与することの意味と弊害について質問が出されました。福祉分野の県立総合福祉会館、市民活動のNPOセンターに比較して「過保護」の印象です。
工業J技術センターでは、レーザーを応用した染色や0,1ミリの糸に書き込む繊細な文字、チタン合金を活用した生体機器への適用、フェトム秒レーザーを活用した加工・計測、半導体レーザーによる切断や溶接を視察。
ホトニクスでは、「真の価値は新しい知識」とする経営哲学の説明にはじまる研究開発体制に圧倒されました。私自身が静岡大学工学部電子工学科を選択した理由が世界で始めてのテレビ技術であったことを再確認しました。
ニュートリノ発見のカミオカンデの11200本の20インチ径光電子増倍管がみんな手作りでったこと、がんの早期発見機器PET技術の仕組み、フォトン一個一個の計測可能技術、半導体レーザー技術、とにかく夢が生まれます。
産・官・学連携という商工労働部のスローガン、そして、県が進める西部のフォトンバレー、中部のフーズサイエンス、東部のファルマバレーの相互連携の現実的基盤を垣間見た想いです。
今回は政治に関わる人間からの光技術への接近でしたが、説明してくれる技術者の皆さんをみるにつけ、私自身が大学の専門を全うしていたら、逆の立場にいたんだろうかと思うほどに刺激的な技術分野の学習機会でした。
| 2006年07月19日(水) |
静岡空港の借金の利子はいくらか |
1900億円の総事業費のうち借金が930億円。財政室で確認できている数値として既に800億円を借りていますが、利子分は374億円ということです。930億円全体となると利子分はおよそ400億円となります。
借金返済分で930億円に400億円で計1330億円です。30年間で返済するとすると1年間平均返済分は約44億3000万円。この数字にはちょっと驚かされます。1年間の管理費は5億2000万、グランシップより少ない、だけでは済まされないわけです。
これに搭乗率補償費が加わります。石川県能登空港と同じスタイルとしますと、札幌便、福岡便、鹿児島便、沖縄便に70%の搭乗率を基準にすると、1席減るごとに片道分の運賃を支払う形式でいきますと5%減で10億円を越えます。
更に1泊3000円の団体利用者への助成金をだすとすると、佐賀空港の利用者と助成金受給者の比を参考にすれば、7億円を越えます。着陸料を3分の1に減免すると2億5000万くらいが更に収入として減ることになります。
そうしますと、最悪のケースで20億円の持ち出し+借金返済分44億円が毎年支出される事になります。こうした想定が十分に成り立つこの静岡空港、このまま進めていいのか、改めて検討してもおかしくない公共事業といえます。
| 2006年07月18日(火) |
85人の意見陳述人名簿を提出 |
本日、土地収用裁決申請却下を実現する会、権利者代理人から収用委員会に8月1日の収用委員会での意見陳述人85名の名簿を提出しました。今週中にも開催される収用委員会でどのような協議がなされるのか、注目です。
併せて7月4日の権利者グループからの求釈明に対する起業者側からの提出文書の提供を要請しました。今日が会長からの文書提出指示の締めきりで起業者からも回答が行われる事になっていました。
夕方ぎりぎりの所で起業者は2つの文書を提出しました。一つは35条調査、事業計画、任意交渉に関してのもの、一つは却下事由、損失補償資料についてです。後者は、個人情報が多数含まれマスキングする必要があるため明日以降となりました。
前者については、驚くべき釈明文書です。法律解釈を盾に資料提出する必要がないとの強気の姿勢です。しかし、これから審議をはじめなければならない時に、このような対応でいいのでしょうか。理解に苦しみます。
一方で、権利者グループが情報公開請求していた収用委員会の会議録の公開が本日行われました。6月19日、22日、26日の会議録が要点筆記で公文書となっておりそれらが公開されました。これもいくつかの発見があります。
事前協議への対応について、会長が指名し事務局に作らせ、それを委員会で承認するという手続がなされております。その案文が公開されましたが、公正で中立的運営の努力がどこにあるんだろうと、疑念を抱かせます。
今こそ、収用委員会のリーダシップによって8月1日以降の収用委員会運営が公正中立になるよう努力していただきたいものです。
| 2006年07月17日(月) |
NHKスペシャル「恐竜VSほ乳類」を観る |
2回連続のNHKスペシャル「恐竜VSほ乳類」を観ました。地球上での恐竜時代にかろうじて生き残った人間の祖先・哺乳類の動物達。1億5000万年は続いたといわれる恐竜時代、観ごたえがありました。
直径10キロの小天体の地球への衝突により滅びたとされる恐竜、一方で小動物であったがゆえにその隕石郡から被害を受けながらも生存を続けた哺乳類、その理由が示されます。なるほど、と好奇心をゆすぶられます。
長い間、地球を支配していた恐竜・爬虫類とは違った胎盤という形の母のお腹で育てられる命の仕組みを作り出した哺乳類。血液を母乳に変換させた哺乳類の進化。1億年という生存の年月に普遍的時間を感じさせられます。
もしも、小天体の衝突がなかったら、恐竜が生き延びていたら、いったい私たちの祖先・哺乳類はどうなっていたのか。6550万年前の地球に想いが馳せます。家族による狩猟形態を生み出していたティラノサウルス。
哺乳類をはるかに越える進化を遂げていたことも創造されます。地球の歴史を振り返ることがあらためて、人間・命の仕組みを考えさせるこの番組の構想力とは何なんだろうか、誰がこのシナリオを作っているのか。
秋田県の殺人事件報道と北朝鮮のミサイル非難決議のニュースが繰り返し報道される昨今、不思議にこの番組の意図に妙に感心させられてしまいました。 地球の歴史の中の一つの場面ですが、学問のもつ力、さすがです。
46億年の地球の歴史、140億年の宇宙の歴史、それを解き明かす相対性理論と量子力学、宇宙に地球と同じような惑星が存在しているのか、との科学的哲学的問いに通じる地球上の生命存在の仕組み、考えさせられました。
| 2006年07月16日(日) |
北東アジアからの非核、ミサイル削減を |
7月5日未明の北朝鮮ミサイル発射訓練を受け、今日、国連で非難決議が挙げられました。日米案、中露案、英仏案と中東情勢をも睨みながらの国際外交のパワーを見せつけられた思いです。舞台はサミットに移りました。
国民のショック感からの「北朝鮮からミサイルが飛んできたら日本はそれを防御する軍事システムは持っているのか」の問いかけに額田防衛庁長官は、「敵基地攻撃」論を展開、早々に中韓からは「先制攻撃」論として批判を受けています。
軍事アナリストの小川和久氏は、日米軍事同盟により米軍による200発のトマホークが常に北朝鮮に向いているという防衛実体とミサイル攻撃情報把握による被害最小限作戦で充分に対応できる事を強調しています。
北朝鮮の国連決議45分後の決議無視声明に見られる軍事的挑発による瀬戸際外交の正当化は当然に認める事は出来ませんが、一方で日米軍事同盟の防衛システムについて、政府は国民に説明すべきであります。
今回の北朝鮮のミサイル発射実験と4月に問題となった国内の米軍基地の再編による自衛隊と一体化したグローバルな日米軍事同盟、3兆円とも言われるアメリカへの「思いやり予算」の実体は重ねて論じられる必要があります。
とすると今繰り広げられる「即効果のないミサイル防衛論」が、何故にこれほどまでに展開されるのか。結局の所、この議論は日本の軍需産業公然化と専守防衛論を形骸化させるための世論操作ではというのは、考え過ぎでしょうか。
憲法9条をもつ私たちが今論じるべきは、6カ国そのものが、北東アジアにおいて非核、ミサイル削減=軍縮に向かう平和戦略ではないかと思うのですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
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