まつや清の日記

2006年08月04日(金) 静岡新聞社の東海地震報道での謝罪記事

 本日の静岡新聞28面にて、「東海地震は今 沈黙の30年 第2章 新たな課題」企画の右下欄に「東海地震報道 見出しなどで誤解招く」との見出しで3月27日付朝刊一面に掲載した「東海地震説に『間違い』」の記事の謝罪を載せています。
 
 「社内で記事を検証した結果、�仝�出しが記事内容を正確にとらえずことさら衝
撃的な表現を使ったために誤解を招いた�△海慮気箸覆辰慎�事についても、東海地震の切迫性を提唱した石橋克彦神戸大学教授の「割れ残りの解釈(東海地震は一九四四年に起きた東南海地震の割れ残り)」についての思いを正しくくみ取れないまま記事にしたーとの判断に至リました。配慮に欠け混乱を招いたことをおわびします。」

 この記事については取材を受けた石橋克彦神戸大学教授が地震のホームページにて、抗議していました。http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/onShizushin060327.html

 これだけの大企画であったわけで、当然の事ながら「見出しについても」入念なチェックがなされていたものと推察されます。この謝罪文からは、何故にあのような見出しに至るのか、その経過を読みとることはできません。

 朝日新聞が昨年の衆議院選挙時の長野県田中知事に関する誤報に関してはかなりのスペースを割いて事故検証記事を掲載しました。おそらく、取材体制から整理部に至る過程でのいくつかの問題が内在しているのではないかと思います。

 静岡新聞社が、ある意味トップダウン的誌面作り・取材体制になっていると受けとらざるを得ない読者体験をしている者としては、是非とも、社内検証過程の公開報道を期待したいと思います。

 ※※石橋教授の06年4月2日の静岡新聞記事に対する指摘の抜粋

「当該記事のリード部分の発言Aは、「割れ残り」を第二の意味に使って、私が取材中に話したことです。しかし、それは、1976年当時に感じた大きな切迫感の説明に過ぎず、現在と将来の東海地震問題にとっては重要なことではありません。記事にするならば、科学欄あたりに書くべきことだと思います。ところが当該記事は、発言Aを針小棒大に膨らませ、以下に述べる誤った記述を付加し、不適切な大見出しを掲げて、「誤報」といわれても仕方のないものになっています。

 リード部分は、石橋が「今年に入って、静岡新聞社の数回の取材に応じ、地震発生のメカニズムと切迫性についての当時の解釈が結果的に間違っていた−とする考えを明らかにした。」と、さも重大な特ダネのように書き始めていますが、この書き方がまず読者に誤解を与えるでしょう。また、ここに「地震発生のメカニズムと」と書かれているのは、副見出しに<発生、別メカニズムか>と書かれているのと並んで重大な誤りです。「東海地震説」は、1976年当時の大きな切迫感が間違っていただけで、他の部分は、発生メカニズムも含めて、現時点ではどこにも「間違い」はありません。

 リードの最後に「学説の提唱者が自ら『間違い』を口にしたことで、東海地震対策が大きな転機を迎える可能性も出てきた。」とありますが、これも、従来の東海地震対策が間違っていたかのような誤解を与えるとんでもない書き方です。発言Aは現行の東海地震予知・防災事業に何の影響も与えないことですから、関係者は「笑止千万だ」と思うとともに、大きな迷惑を被ることでしょう。私も実に迷惑です。そして、以上を包括して括弧付きの「間違い」という言葉を見出しに使ったわけですが、これは致命的に不適当だと思います。「東海地震説は」でなくて「東海地震説に」というのが微妙ですが、姑息な言い回しです。」



2006年08月03日(木) 澤田祐介長野県副知事に医療行政についてお話を聞く

 昨日に引き続く長野県医療行政についての政策研究は、自らも医師として医療行政にかかわり続けている澤田祐介長野県副知事からの直接のヒアリングでした。一応の質問項目を事前に提出していましたが、話はもっと根源的なものでした。

 澤田副知事のパワー溢れるその話しぶりは、現場をきちんと把握している人のみに発信できる説得力のある医療の原点でした。まずは、長野県の全体を立体的にあらわした鳥瞰図の説明からでした。そして、全県の病院群の存在を表す地図。

 批判は何であれ、調査から始まるとするその姿勢に自らの力不足を感じさせられてしまいました。静岡県の県立3病院の地方独立行政法人化の批判の前に静岡県の医療の実体を数字も含めてきちんと示しうる事の重要性を指摘されました。

 極めて鋭いいくつかの示唆を受けました。具体的内容については機会を改めますが、なぜ澤田氏が副知事に任用されているのか充分に理解できる1時間半でした。様々なデータを揃えて再度お目にかかりたいと思ってしまいました。

 ヒアリングの中で手渡された「救急医療に関する特別委員会報告 新たな救急医療体制〜信州モデル構築への提言〜」を帰りの電車の中で読みました。行政文書として稀に見る激しい論調での問題点を指摘する内容に思わず吸いこまれました。

 「この報告書が私の長野県医療行政におけるバイブル」ですと語っていただいた副知事の自信に満ちたその発言に、大いなる刺激を受けました。まずはこれを読みこなし、静岡県の医療行政の原点を明確にしてみたいと思います。

 澤田副知事は救急医療を専門としていますが、県健康福祉部技監の土井弘幸氏とも一緒に仕事をした経験があるとの事で、また、沼津市での医療経験もあり、静岡県については行政的知見も明るい方でした。元気がわいてきました。

 



2006年08月02日(水) 長野県の田中知事の障害者福祉施策

 今日と明日の2日間、障害者自立支援法に対する緩和措置と障害者政策、県立病院の地方独立法人化に対抗する医療政策について長野県の先進的施策を吸収しようと永の県庁に来ました。

 今日は、長野県社会部障害者自律支援チームの大池ひろこチームリーダー(課長)、障害福祉チームの寺沢博文チームリーダーからレクチャーを受けました。2時間という時間があっという間に過ぎ去りました。

 それくらいに長野県の推し進めようとしている障害者福祉政策に大きな魅力を感じました。中身については、8月23日の障害者自立支援法への緩和措置を求めての障害者団体との話し合いまでにまとめるつもりです。

 現場を知る職員のパワーと知事というリーダーシップが結びつく時、ここまで画期的な施策展開ができるんだということを実感しました。二人の職員の方にももその誇りというもを感じました。

 タクシーの運転手に知事選挙について質問をしましたが、意外に静かな選挙戦となっているんだということを感じました。田中康夫知事の苦戦が伝えられるだけに、明日、改めての情報収集に努めたいと思います。

 それにしても長野市は大変、暑いです。36度とのこと。きのうの収用委員会準備で徹夜状態であったこと、夜中が寒かったことなど重なってか、ちょっと熱っぽい体調です。とにかく、回復しないと。



2006年08月01日(火) 収用委員会、どうして、全員の意見陳述できないんでしょうか

 今日は、前2回とは違って意見陳述を主体にした展開となりました。69人で73人枠の意見陳述、任意交渉について、調書作成過程について、公益性の有無、得られる利益、失われる利益、住民参加手続、事業認定過程での瑕疵、総論など。

 15:00までは権利者グループの提案による陳述計画を収用委員会として容認していた事もあり、スムースに進行し、任意交渉については、発言者一人一人の想いと問題点が如実となり、委員の方々にも結構伝わったのではないか、と思いました。

 そのこともあってか、15:00のあとにすぐに予定されていた起業者の求釈明補足説明が先にのばされ、調書作成過程の問題について16:25まで意見陳述出きる事になりました。増田会長の指揮権もなかなか、と感心していました。

 ところが16:55に再開された収用委員会は、意見陳述の続きと残った部分の第4回への繰越し、という第4回へのつながりへの期待をするも、起業者説明を求める会長の進行発言に、権利者グループは、一斉に立ちあがります。すぐさま休憩。

 17:30再開後は、次回9月6日第4回開催日、公益性議論の打ちきりと次回テーマは損失補償関係という告知で終わりました。権利者グループの意見が反映される進行に転換するのではと言う期待があっただけに失望しました。

 昨日から徹夜状態で「需要予測における重大かつ明白な瑕疵」論を練り上げていただけに、あの苦労は何だったの。本来地権者が全員発言できなかったのは残念ですが、全体としては、いい雰囲気であったと思います。

 次回をどうするか、制限表面区域の収用委員会の始まり準備、9月6日からの石川知事訪韓、水谷建設問題など、課題が残されていますが、今回の陳述全体を纏め上げた事務局の皆さんの実力アップに期待がもてそうです。



2006年07月31日(月) 明日は第3回収用委員会

 明日は第3回目の静岡空港土地収用委員会です。10:15から15:00と区切っての公益性に関する意見陳述を認めるとした進行方針を到底容認できるものではありません。84人、一人概ね15分という陳述人名簿を提出しているわけですから。

 明日がどのような展開になるのか、想定も出来ませんが、私の意見陳述分は用意しておく必要があります。47条に基づく却下を求めて多くの権利者が、それぞれの想いを述べるために今日はその準備中というところでしょうか。

 特に本来地権者の方々の胸の内を想像するだけで、何かジーンと来るものがあります。18年間、理不尽なこの空港建設のためにどれだけの多くの時間、歳月を費やされたであろう、悔しさ、一方で、抵抗する中で培われた人間どおしの信頼感。

 大勢の方々の参加と傍聴を期待したいと思います。
 
 



2006年07月30日(日) いつものながら実り多い虹と緑・政策研究会

 2日目の研究会は、テーマ1−「市町村合併を検証する」三野靖(地方自治総合研究所)、テーマ2−「「リサイクル」という名の産業廃棄物不法処理」阿部悦子(愛媛県議) 吉田益子(徳島県議)。

 テーマ3−「保育所民営化問題ー各地の保育所裁判の論点整理から見えるもの」松尾京子(高石市議)、テーマ4−「続・私たちはこう考える国民投票法案」増田京子(箕面市議) 吉本ひろこ(寝屋川市議) 稲村和美(兵庫県議) 松谷清。

 と言う具合で、単に研究会レベルでなく市民的観点、議会的観点での徹底した討論が行われる為、とても実り多い研究会です。資料必要な方はご連絡下さい。11月19日には、国会で障害者自立支援法に関する研究会が開催されます。

 研究会後は、昨日の山本文子さんの「いのちの応援舎」にメンバー5名で訪問しました。百聞は一見に如かず、です。病後時保育「もも」、おやこ広場「ひなたぼっこ」、デイサービス「ひなた」、ぼっこ助産院の複合施設です。

 5室の助産院で一番人気のある分娩室は、お風呂・トイレ付き和室とのこと。生まれたばかりの赤ん坊と母、夫、兄弟姉妹など一緒に寝泊りし、食事は助産院で用意し、夫はここから職場にしばらくの間、通勤をするんだそうです。

 山本さん曰く、生まれたばかりの赤ん坊を母親から隔離するのは間違っていた、授乳をさせながらある期間一緒に居続けることが、いのちへの慈しみの感情を育ててる原点になるとの事でした。

 パンフレットには、「いのちの誕生から健やかな老後まで、生き生きした人生を・・・自然な出産を通して、親子にとって何より大切な絆を深めていきませんか」とあります。8月4日夜、NHKで「いのちの応援舎」の特集番組があるそうです。



2006年07月29日(土) いのちの応援舎・山本文子さんの講演に感動

 香川県高松市で開催された虹と緑・地方自治政策情報センターの政策研究会、テーマは「みどりの政治が拓くもうひとつの未来」、若い世代中心に大変面白い議論ができました。

 今日の第1テーマは、パネルディスカッション・ワカモノからの発信ーなぜ私たちは動き始めたか、第2テーマは参加型!「地域が作り出す福祉サービス」、講師は二人の方です。

 新居浜市で活動するNPO法人ワーカーズコレティクブひとデイサービスセンターでんでんむし管理者の西原司さん、高松市で活動するNPO法人「いのちの応援舎」助産師の山本文子さん。

 山本さんのお話はとても感動的でした。助産師故に「性」についての話を中学校・高校生に講演しているが、性=セックスの話しをすると大抵、みんな笑う、何故か。「性」とは心が生きるということを理解していいないからだ。

 今、何故、セックスの話しをするか、それは死んではいけない、殺してはいかん、そのことを伝えたいからだ、セックスの話しというと過激だ、どぎついといわれるが、若い世代が本当に悩んでいる問題は何か、それは性の問題。

 だけどみんな本当のことを話さない、何故、あなたがここに生まれているか、それはあなたのお父さん、お母さんの性行為があったからだ、誰でも一番好きな人に抱かれたい、抱きしめたい、・・・・。

 と刺激的に話しかける山本さんは、少し早口で1時間くらい、何故助産師になろうとしたか、北海道の看護学校、東京都立の産院、そして高松のNTT病院、そこでの合理化、講演会での子供の反応、とどまることがないパワー。

 みるみるうちに引き込まれます。そして、元気が出てきます。静岡県にも講演にきたことがあるそうですが、一度、静岡市にぜひとも呼んでみたい方です。山本さんに話しの詳しい中身はその時を楽しみにしてください。

 



2006年07月28日(金) よくぞ石川知事、毎日新聞「知事と語る 未来の県土特集」

 企画の趣旨はよくわかりませんが、毎日新聞一面特集静岡版「三宅久之のざっくばらん」に石川知事が登場します。広告 企画・製作/毎日新聞社広告局とありますので、本社での企画なのかもしれません。

 大見出しは「多極分担型の地域を目指す」ですが、静岡空港問題に結構のスペースを割いています。「「早く開港して欲しい」と風向きが変わってきました。・・新幹線の真上にターミナルビルがあるので・・再度、お願い(新幹線駅)して」。

 よくぞ、言ってくれるという感じです。知事主張のおかしさは、理念系と現実のギャップを何ら矛盾を感ぜず展開する所です。一極集中の都市の在り方に対して、ポリセントリシティなる概念を展開しています。

 「例えば、オランダの首都のアムステルダム。近くにロッテルダム、ハーグ、ユトレヒトの各都市があり、高速道路と鉄道で1時間圏内で結ばれている。域内の人口は500万人ほど。この地域では、日常生活に必要なものはそれぞれの都市で充足する。一方、国際レベルの音楽やスポーツなどが楽しめる施設などは都市間で相互に分担する。こうなると、各都市に全ての施設を作る必要はない」。

 ところで、この文脈で都市施設を空港に置き換えたら、高速交通施設をいかに効率よく各都市で分担するか、の議論になります。名古屋、浜松、静岡、横浜、羽田の各都市間の新幹線、第1、第2東名、静岡空港をどうバランスするか。

 知事は静岡空港問題になると突然に静岡中心主義者となり、子どものおもちゃ欲しさ同様に裕福な県に空港の一つや二つあってもどこが悪いんだ、いいじゃないか論に豹変します。知事のこの矛盾、どう理解すればいいんでしょうか。

 今日は、朝日新聞が1面で、読売新聞が社会面で水谷建設問題を、そして、日本経済新聞が静岡版で収用委員会企画記事を取り上げています。こうした中、13:30より収用委員会から7月18日付け意見書に対する回答説明が行われました。

 ポイントは、8月1日の収用委員会、10:10から15:00までは権利者の責任で自由に展開して下さい、という進行プランの提示です。権利者が提出したのは84人の15分づつの意見陳述です。とても了承できるものではありません。夜に協議です。

 



2006年07月27日(木) 日本平の花火を始めて見ました

 「寿し辰」というお寿司屋さんが毎年呼びかけている日本平花火大会ツアー、始めて参加しました。大型バスを仕立てての御一行様、既に毎年参加しているメンバーがほとんど日本平花火の魅力にとりつかれている方々ばかりでした。

 まずは陣地盗りから。先遣隊が早々と人の群れを駆けぬけてビニールシート2枚を引き、目印立て看を打ちたてます。その後にツアー参加者が勢ぞろい、シートに座りこみ、店の大将が作ってくれた稲荷寿し、ビール、お茶と夜宴が始まります。

 見渡す限りのグリーベルト、涼しい風、薄暗くなり夜景が広がり始めました。楽しいお喋りが続くとそろそろ花火の打ち上げ時間の19:30。始まる前にトイレにと後ろを振り向くと、何と人の群れ群れ。気づきませんでした。酔っていたのか。

 はじまりました。音楽に合わせて花火が四方八方からあがります。それは、ある意味、舞台芸術と言ったほうがぴったりの花火舞台です。耳に残った曲は、美空ひばりさんお「川の流れ」と宮崎駿さんのアニメ「天空の城・ラピュタの主題歌」。

 ラピュタの曲は私の大好きなメロディのひとつで、聞いていて震えと涙が自然にわき、思わず歌詞を口ずさんでしまいます。安倍川の花火もスゴイですけれども、日本平の花火はやみつきになりそうです。来年もいきたい!



2006年07月26日(水) 障害者自立支援法の10月全面実施の中で

 明日、14:00、県議会403会議室にて「障害者自立支援法を考える障害者と議員の会(仮称)」が開催されます。6月議会に法成立に伴う条例改正が提案され、反対討論を行った事はこの日記でもお伝えしました。

 明日は、10月全面施行の中で、実際の障害者の方々への認定審査の実情や支援費制度からの具体的な変化がどのようなものであるのか、議会での議論、障害者団体、施設などの現状について情報共有する事が大きな目的です。

 三島市議会議員の栗原一郎さんからは、議会での審議やご本人がかかわりを持っている障害者のためのNPO法人の問題、西宮市でメインストリーム協会で障害者の自立支援に関わっている佐藤聡さんから全国の状況について報告してもらいます。

 そのあとで参加者からそれぞれの状況、意見交換、そして、具体的な緩和措置の内容についての討論を行います。今の所、京都市、東京都、60の市区町によるいくつかの支援が明らかとなっています。

 静岡県内では、まだどこの自治体も具体的支援策はありません。「様子見」と言った感じです。10月までに何とか、成果が上がるような働きかけについての方向性が出てくる事を期待しています。参加希望の方はご連絡下さい。


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K.matsuya

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