金色の夢を、ずっと見てる

2010年02月21日(日) お弁当を持って行くという手もあったな。

今日は久々に家族3人でお出かけしてきました。目的地は、県北にある『石の風車がある公園』です。


そこへ行くには
1)国道などの大きな道を行く(車も信号も多いが、わかりやすい)
2)ひたすら裏道を行く(車も信号も少ないが、山道を行くのでちょっと遠回り、そして私にはわからない道)
の2択です。基本的に渋滞が嫌いな次郎君は、迷わず2を選びました。

かなりぐにゃぐにゃの山道で、もともと車酔いしやすい私にはかなり危険。できるだけ次郎君としゃべって気を紛らわしながら行ってたのですが……私より先に、ユウが酔いました(--;


途中からやたら後ろであくびをし出したのは気づいてたんですよ。でもちょうどお昼前で、到着まで1時間ほどかかるから
「こりゃ寝るかもね〜」
なんて話してたので、あーやっぱり眠くなったのかなーと思っていたら…なんか、ちょっとえずくような妙な咳をし始めて。ん?これはやばくないか?と途中で車を止めてもらって、ちょっと車を降りて外の空気を吸わせたりもしたのですが、やはり山道が辛かったようです。


咳き込むような声がして、振り向いたその瞬間に吐かれました……わ〜!!大変!!!


大急ぎで広くなってる路肩に止まってもらい、タオルで拭いて着替えさせる。お洋服汚しちゃった…とユウがちょっとしょんぼりしてるので
「大丈夫だよ、お着替えあるからね。お洋服は帰ってから洗うから大丈夫だよ。気持ち悪かったね」
と言うと、ちょっと目をうるうるさせて頷きました。

……あ、そうか。これって多分ユウにとっては初めての車酔いだ。去年四国に行った時とかに長距離の移動は経験してるけど、こんなに延々と山道を走るのは初めてのはず。あ〜、それは初めて経験する気持ち悪さで不安だったろうな。

とりあえず着替えて、もうちょっと先のコンビニに車を止めて一息。私がユウの手をつないでちょっと歩いたりして気分転換してる間に、次郎君がお店で飴を買ってくれました。その飴が、昔懐かしの缶入りドロップ(『蛍の墓』のアレです)だったので思わず大ウケ。今でも売ってあるんだ!

初めて見るユウにとっては逆に新鮮だったようで、振るとがらがら鳴るのを面白がってちょっとご機嫌も回復。
「公園に行くから、もうちょっと頑張ってね」
と言いつつ、どうにか目的地に到着しました。




…と言いつつ、着いたのは最初に書いてた公園ではなく、道の駅(笑)まずはここにあるレストランでお昼ご飯を食べようと言ってたのです。ここは地元産の食材を使った家庭料理のバイキングレストランが人気で、まだ私が育児休暇中にうちの両親と一緒に来た事があります。その頃は、確かユウはまだ離乳食であんまり食べるものなかったんだけど、今ならあれもこれも食べられるぞ。


でもその前に、敷地内にある公園にGO。車内から見えたその公園にユウが大興奮しちゃって、ご飯の前にそこに行かないと気が済まなくなっちゃったの(苦笑)まぁお腹は空いてるけど、ユウはさっき吐いちゃったばっかりでまだ食欲がわかないんだろうな。ちょっと遊んでから行けば、昼食時のピークも過ぎてて却ってちょうどいいかもね…ってわけで。

知らない子と一緒に遊ぶのはさすがに無理なんだけど、パパを連れまわして一通りの遊具で遊んで大満足した様子。ユウはまだまだ遊びたそうなんだけど、いい加減私達の空腹具合が辛くなってきました。ご飯食べようよと言っても
「イヤ、まだ遊ぶ!」
と拒否されたのですが
「唐揚げとかあるよ」
と言うと
「…唐揚げ?……食べる!」
と釣れたので(笑)ようやく建物の中へ。




そしたら。




……なんか、レストランの入り口で待ってる人が結構多くない?え?でももう13時半だよ?もうピークは過ぎる頃では?不安になりつつ入り口の『お待ちのお客様はこちらへお名前をどうぞ』の所を覗き込むと……ウソ!?今から1時間待ち!?



人気ぶりを甘く見てたようです。1時間も待ったら14時半じゃないか。無理無理無理。すでに唐揚げを食べる気満々になってるユウに、今から1時間待てとか無理!(苦笑)


すぐそばのファミマでお弁当買って表の芝生の所で食べる?(←そういう人もたくさんいた)という案も出ましたが、若いカップルならともかく家族連れがそれをやるのはちょっと…と2人とも気が進まなかったので、ユウをなだめてとりあえず移動。県外に旅行に来てるわけでもないんだし、土地のおいしいもの!とか拘らなくていいよね(^^; ってわけで、すぐ近くのファミレスに落ち着きました(笑)



ユウはお子様カレーセットを注文し、単品で唐揚げもオーダー。私と次郎君もそれぞれ決まった所で、次郎君が言いました。
「俺、飲んでもいい?」
………いや、私が運転すればいいんだけどさ…何も休日の昼にまで飲まなくても。それに次の目的地までの詳しい道は私じゃわからないのよ。いや、それも隣から次郎君がナビしてくれればいい事ではあるんだけど…と一瞬考えましたが、私がダメと言わなかったのでOKだと判断したようです。店員さんにしれっと生ビール注文しやがりました。まぁいいけどさ〜。(しかしこれ、飲む人に言わせると休日の昼間から飲むビールはめちゃめちゃ旨いらしいです…ま、いいか)

あ、て事はさっきの唐揚げはおつまみでもあるのか!(苦笑)



大好きなカレーと唐揚げですっかり回復したユウは、目的地の公園に着いてからも大はしゃぎ。石でできた巨大な風車を見て
「大きいねー!」
と喜び、斜面を利用して作られた長〜い滑り台を数え切れないほど繰り返し滑って楽しそうでした。いちいち着いて上り下りするのは大変なので、滑り台の上に次郎君、下に私と別れて様子見てました(^^; しばらくしてさすがに疲れてきたようなので、公園内の売店でシャボン玉を買ってあげて遊びました。これまた大喜び。




ある程度遊んだところでまた移動。この辺りは温泉どころでもあるんだよね。せっかくなので、家族風呂にでも入って帰る?と来る途中で話してたのです。近くにあったホームセンターでタオルを買い(温泉でも売ってあるだろうとは思ったんだけど割高そうだし、どうせ家で使うんだから増えてもいいか、って事で)次郎君が前から気になってて行ってみたかったという温泉へ。


言われるままに車を走らせ、着いたのは家族風呂のみが並ぶ温泉施設でした。……あれ?ここ、前に友達と来た事あるわ、私。逆方向から来たから気づかなかった。



しかしここで1つ問題が。


……移動の間にユウが寝ちゃった(^^; でもここもすごく混んでて、受付してみたら1時間ちょっと待たなきゃいけなかったので
「順番きたら起こせばいいか」
と受付。寝てすぐに起こすと寝たりなくて目茶苦茶ぐずるんで、待ち時間があるのは逆にちょうどいいかもね。



そして順番になったのでユウを起こしたのですが、やはりまだ寝たりなかったようで、リアシートの床に寝転がってギャン泣き(苦笑)
「じゃぁお風呂には入らなくていいから一緒に行こうよ。お父さんもお母さんも行くから、ユウ1人でお留守番になっちゃうよ?寂しいよ?」
とどうにかこうにかなだめてお風呂に向かいました。

個室に入ると、6畳ぐらいの畳敷きの脱衣所があって、屋根のある内湯と洗い場、その向こうに露天風呂。わ〜い♪とさっそく入りましたが、ユウはまだ脱衣所でわんわん泣き続けてます(笑)結局、しばらくほっといて、ちょっと落ち着いてきたかな〜ってタイミングで
「ジュース飲む?」
と声をかけると頷いたので、さらに
「グミも食べる?」
とバッグから出して見せるとようやく涙が止まりました。グミ、さっきタオルを買ったお店でユウがどうしても欲しいと言い張って仕方なく買ってあげたんですが(だってパパの後ろに隠れてこっそり持ってきて、私がタオルをレジに出した時にそっと一緒に置くんだもん!)こうなると買っておいて良かった…。


グミを2つ食べたところで
「一緒に大きいお風呂入る?」
と聞くとようやく
「うん」
と言ってくれたので、よし!気が変わらないうちに!と脱がせて露天風呂へ(笑)いざ入ったら楽しかったようで、さっき公園で買ったシャボン玉をまた出してきてやっと機嫌がなおりました。あーよかった。



まだ寝たりなかったみたいだし、お風呂でまったりしたから帰りに寝るかな?と思ったのですが、予想に反して家に着くまで起きてました。帰ってから軽く夕飯にして、最終的には楽しい1日になったようです。今度あそこの道の駅に行く時は、まずレストランの待ち時間を確認して順番待ちの名前を書いてから外で遊ぶ事にしましょう(^^;



2010年02月19日(金) 2/18 熊本崇城大学市民ホール(その2)

(昨日の、哲ちゃんのコンサートの話の続きです。できればそちらからどうぞ)



続きスタート。


話は一段落して、徹貫さんは一旦退場して哲ちゃんは
「次は…せっかくなんで、今話しに出た『SELF CONTROL』とか、あと今自分で聞いても気持ちいいなって言う作品で『CAROL』ってアルバムがあるんですけど、その中からとかTMの曲をやりましょうか」
そう言ってピアノの前に座りました。来たー!!やっとTM!!!


『SELF CONTROL』から『GET WILD』、『TIME TO COUNT DOWN』『CAROL(組曲で)』『SEVEN DAYS WAR』……次々に奏でられるTMのメロディに、気付いたら泣いちゃってました。嬉しいやら懐かしいやら。そして終わった…と思いきや、マイクを手にとって
「弾こうと思ってたのに忘れちゃった。『Still love her』って曲を弾くつもりだったのに。『GET WILD』と一緒にシティハンターのテーマ曲で使ってもらって、作詞も僕がしてて、ちょっとマニアックかもしれないけどお気に入りなんですよ」
なんて言ったら、そりゃ客席から
「弾いて〜!」
の声がかかるでしょうよ。嬉しかったようで
「じゃぁイントロだけね」
と言って本当にイントロだけ(!)弾いてくれました。マニアックなんてとんでもない。名曲ですよ?


「で、次は…90年代の、お前一体何曲作ってるんだって言われてた頃の曲をやります。LOVE TRAINとかも出てくるかな。あと〜…まぁある程度のヒット曲は出てくると思うんで」
そう言ってピアノに向かい、まずは『DEPARTURES』から。そしたら次に『I'm proud』が出てきたんで、正直ちょっとビックリしました。なんつーか、朋ちゃんの事って触れちゃいけないのかな…みたいな気分があったもんで(^^; でもまぁ哲ちゃんにとっては、自分の作品がヒットした歴史の1つなんだよね。さらに続いて『I BELIEVE』から、『SWEET 19 BLUES』『Don't wanna cry』、『愛しさと切なさと心強さと』そして『CAN YOU CELEBRATE?』と弾いて、立ち上がって一礼……






…………………『LOVE TRAIN』は!?



どうやら、自分で言ったのにまた弾き忘れたようです(泣)




そして再び徹貫さんが出てきてトーク。
「熊本の思い出ってあります?」
という問いに
哲「あ、昨日ね、ちゃんと調べてきましたよ、wikipediaで(笑)3回来てますね、熊本は。この会場も…EXPO(ツアー)の時に、まだ名前が違った頃…だよね?(←客席に確認)うん、来ましたよ。確か90年に」
徹「(間髪入れず)92年です」
哲「え!?…ちゃんと調べたのにうろ覚えだもんな〜。92年でしたか」
と照れ笑い。えぇ、その時の客席に私もいましたわ(^^;



普通は、地方に行ったら『あそこではこれがおいしかった』とか『あの町では地酒が』とか、食べ物にリンクして記憶に残る事が多いと思うんですけど…という徹貫さんの問いに
「うん、でも僕はほら、皆さん知ってると思いますけど魚がダメなんで…」
と哲ちゃん。
「『いいとも』に出ると必ずタモリさんから『相変わらず魚ダメ?』って聞かれるんですよね」
…あぁ、うん、毎回言われてるね(^^; で、
「だから、おいしいものを食べたって言うよりもダメだった記憶の方が残ってるんですよね〜」
だって。昔、釧路に行った時に(熊本に来てるのに全然違う北海道の話でゴメンね、と前置きしてました)、釧路と言えばやっぱり漁業の町なんで、道を歩けば数メートルおきに魚の柄のタイルが歩道に貼ってあるし、泊まったホテルの部屋ではなぜか魚臭い気がして食べてもいないのにアレルギー反応が出てしまい、メンバーやスタッフを残して自分だけ小樽に逃げた事があるんだそうです(笑)


「熊本と言えば…馬刺し、ですよね?食べた事ないんですよね〜。でもせっかくだから今日は挑戦してみようかな?」
とも言ってました。哲ちゃん、馬刺しだけじゃなくて煮たり焼いたりした馬肉料理もおいしいから!なんならお店も教えるよ!(爆)


そういうわけで食べ物関連の記憶はないけど、昔TMで来た時に3人でアーケードを歩いた事があるそうです。
「すんごい広くて立派なアーケードで…まだあります?(←客席に)あ、ありますか?で、アーケード抜けたら熊本城が見えるんですよね、確か。ほら、ちゃんと覚えてますよ」
と話してくれました。



続いては現在の活動の話。毎日スタジオに入ってるそうです。去年の判決後から曲作りを始めて、今47曲までできてると。どの曲を誰に歌ってもらうか…とかを、今考えてるとこなんだって。徹貫さんの
「せっかくなんで、2小節ぐらいよかったら…」
という声にこたえて、ピアノの前へ。まだ全然世の中に出てない新曲をちょっとだけ弾いてくれると!盛り上がる客席を見てちょっと嬉しそうにしつつも、なかなか弾き始めない哲ちゃん…どうした?


「あのね、今なんで弾かないかって言うと…曲はあるんですよ。これを弾こうって頭に浮かんでる曲があるんだけど……あの、今まで作った曲が全部で1,000曲ぐらいあるんですけど、ピアノで弾くとどうしても似て聞こえちゃうんですよ。アレンジとか歌う人が女性か男性かとか、そういういろんな要素で違う曲に仕上がるので、ピアノで弾くとどの曲もなんとなく似ちゃうの。だから今ピアノで弾くと、あれ?この曲ってあの曲に似てるじゃん、とか思われそうで、どうしようかな〜と…」
と言い訳(笑)した後に、ようやくちょっとだけ弾いてくれました。


……なんだろう、確かに何かの曲に似てる気もするんだけど…具体的にあの曲って言うんじゃなくて、ただひたすら『哲ちゃんらしい』曲でした。90年代に哲ちゃんがどかすか曲を作ってた頃、よく『小室哲哉の曲はどれも同じに聞こえる』なんて言われてたでしょ?良くも悪くも癖があるって言うか、知らなくても聞けば
「あれ?これ哲ちゃんかな?」
と思わせる特徴というか個性というか。それがありました。多分、何の予備知識もなしにどこかでこれを耳にしても
「…これ、哲ちゃんじゃない?」
って思うんじゃないかな。そういう『哲ちゃんらしさ』。

キレイなメロディでしたよ。今、哲ちゃんの周囲で一番評判のいい曲なんだって。でもこれからまたアレンジとかも作っていくので
「これが発売になってから聞いた時に『あ、あの時の!』ってわかったらすごいですよ」
と笑ってました。




そして最後に、浜ちゃんに提供した『WOW WAR TONIGHT』と、globeの『Precious Memories』で終わりでした。弾き終わって、静かに哲ちゃんが一礼してステージから姿を消すと、すぐにアンコールを求める拍手が。でもそれを断ち切るように客電がつき、ご丁寧にステージに緞帳まで下りてきました…くそぅ、アンコールはなしか。でもこの後握手会やるってだからな。アンコールしてたら遅くなるか。



握手会に参加する人はそのまま席に座って待つように、参加を希望しない人はこちらの出入り口からお帰りください…という案内がありましたが、ちらほらと『付き合いでチケットもらったので来てみました』みたいな感じの人達が帰ったぐらいで、ほとんどの人は座ったまま。しばらくして、会場の後ろの方(出口に近い所)から1列ずつ係員が誘導するので、それまで席でお待ちください、という説明がありました。……流れ作業的にどんどん進めるんじゃなくて、ちゃんと1人ずつに時間を取りたい、という事なんでしょうか。



幸か不幸か、私の座席はかなり前の方だったので、順番が回ってくるまでに小1時間ほど待つ羽目になりました。もう後ろの方から数えた方が早いぐらい最後のほうになって、ようやく案内されて列に並びます。あ、哲ちゃん見えた。あ、段々近づいてくる・・・・・・・・・私の緊張も増していく中、ついに順番が来ました!!


緊張のあまり、手が震えてたような気がします。ちょうどトークでEXPOで熊本に来た時の話が出たので
「EXPOの時もこの会場で見たんです」
と言ったら、ちょっと驚いたように
「そうなんですか!ありがとうございます」
と笑顔で答えてくれました。しっかりと握ってくれた手は、思ったより大きくて力強く感じました。

言いたい事の半分も言えなかった気もするけど、哲ちゃんに直接話せる機会があるなんて思ってなかったので、本当に本当に幸せでした。哲ちゃん、熊本に来てくれてありがとう。




会場を出て、幸せな気持ちに浸りながら車を停めた駐車場の方へ歩いて行くと…何やら人が集まってる。


……………あ、搬入口だ。そしてここでコンサートが行われる時は、アーティストの出入り口でもある…って事は、この人達は出待ちしてるのか!



どうしようかな…とちょっと考えたんですが、せっかくだからちょっとだけ待ってみようかな。哲ちゃん出てくるのかもしれないし。というわけで、そこにいた人に紛れて私も待ってみました。


ところが。


『ちょっとだけ』なんて最初は思ってましたが、いざ待ち始めてしまうと途中で帰れないのです。自分が諦めて帰った直後に哲ちゃん出てきたりしたらどうしよう!?と考えると、とてもじゃないけど途中で帰るなんてできない。


えぇ、結局30分以上も待ってしまいました(苦笑)このくそ寒い中30分も!でも待った甲斐あって、出てきた哲ちゃんに会えましたよ。車に乗り込む哲ちゃんに皆で
「お疲れ様でしたー!」
と声をかけ、哲ちゃんも、車が動き出してからも何度も外を見ては手を振ってくれました。待ってて良かった!



そしてライブの時から気づいてはいたのですが、カメラが何台も入ってました。コンサート中も撮影してたし、握手会の時も撮ってたし、終わって哲ちゃんが出てくる所も撮ってたし、会場を出た車の中ではインタビューのような感じでしゃべってました。

もしかして、何かドキュメント番組の取材とかかな?やばい、出待ちしてるとこが映ってたらどうしよう(笑)



2010年02月18日(木) 2/18 熊本崇城大学市民ホール

タイトルだけでなんの話かわかった人。


……同士ですね(笑)





哲ちゃんのコンサートに行ってきました。


なぜ熊本?という疑問は尽きないものの(笑)哲ちゃんが来てくれるだけで嬉しい。とりあえず、元気な姿を見せてくれて、彼の言葉で直接何かが聞けるならそれでいい…という気持ちで行ってきました。


中学3年の時の初めてのコンサート(ちなみにB’z。まだ地方のホールも満席にならなかった時期です)をスタートに、もう数え切れないほどいろんなコンサートに行ってます。最初の頃こそ何日も前からドキドキワクワクで
「何を着て行こうかな〜♪」
とか考えてましたが、最近では良くも悪くもすっかりライブ慣れしちゃって、本命のTMぐらいしか“ライブ前に緊張する”って事もなくなってました。




………のですが。






今回はもう1週間ぐらい前からそわそわしっぱなしで、2日ほど前からは動揺しすぎて日付を間違えそうになる始末。昨日なんて
「あれ?今日って何日だっけ?明日だよね?」
と朝から本気で混乱してるし。今日も、昼間は何度も携帯やカレンダーで日付を確認してました。こんなに緊張するのは久々。



仕事が終わって、着替えて近くのモスで軽く食べる。会場近くのコインパーキングに車を置いて、開演予定の15分ほど前に会場に入りました。

正直、
「チケットが取れないのもイヤだけど、あんまり席がガラガラでもイヤだよな〜。お客さん沢山来てくれるといいな〜」
なんて不安もあったんですが、会場前もロビーも結構な人の数。思わずホッ。

そして、入口で半券を取られた後に手渡された1枚のチラシ。アンケートかな?と思って何気なく見たら、そこには『握手会のお知らせ』という文字が!!!握手会!?

終演後に、希望者のみで握手会をするんだそうです。希望しない人はこっちから出てね、希望する人は誘導するからこっちに並んでね、っていう案内でした。うわーなんだそれ。絶対並ぶ!



チケット取りに動いたのが早かったせいか、はたまた申し込みが1枚だったせいか、席は端の方ではあるものの2列目という良席。ステージ上は、真ん中にピアノと2台のシンセサイザー、周囲に鉄骨というか鉄パイプのようなオブジェ(?)が哲ちゃんを中心に放射状に置かれただけのシンプルなセットでした。あ、でも私の位置からだと、哲ちゃんがピアノを弾いてると後姿しか見えないわ。




定刻を少し過ぎたところで、客電が落ちました。静まり返る客席。ステージ上もほとんどのライトが消え、ピアノに当たるスポットライトだけに。その中に、静かに哲ちゃんが歩いてきて、客席に向かって深々と一礼してピアノの前に座りました。弾き始めた曲は………なぜか『トッカータとフーガ』。


…………なぜ(--;



いや、それはまぁいいとして。ちょっと上で書いてる通り、私の席からはピアノを弾く哲ちゃんの後ろ姿しか見えないのですが、スーツのジャケットの背中に
「そういう加工なのか?」
と思うほどしわが寄ってたのが目につきました(笑)
「…麻のスーツなのかしら」
とか考えてるうちに、曲はglobeの『Feel like dance』に。


う〜ん、これはもう私の勝手な感想というか感傷なんですが、最初の曲はTMであってほしかった…哲ちゃんの原点はあくまでもTMだと思ってるもんで。


そしてトーク。まずは深々と一礼して
「長い間、いろいろとご心配、ご迷惑をおかけしました」
とお詫びのコメントから。『なぜ熊本から?』という疑問は本人も感じてたようで(笑)
「出身地でもないし…阿蘇山ともなんの関係もないし…」
とちょっと苦笑しつつも
「こうして招いていただいて、1人だけの、ピアノだけのコンサートをたくさんの人が見に来ていただいて、感謝しています」
とすごく嬉しそうでした。
「去年はサプライズで出ましたが(夏のa‐nationの事ですね)、ちゃんと告知してやるコンサートは今日が初めてです。小室哲哉のリセット、スタートの日を、見守ってください」




そして再びピアノに向かい、『My Revolution』。さっきのもだけど、厳密に曲の通りに弾くのではなくて、かなり自由にアレンジして弾いてました。印象的な部分は何度もリピートしたり、違う部分に飛んだり。でも弾いてる哲ちゃんの後ろ姿がすごく楽しそうで、聴いててジーンとしちゃいました。


曲が終わると、ファンにはおなじみのライター藤井徹貫さんが司会進行役として登場。うん、哲ちゃん1人じゃトークはどうなる事かと正直思ってたんだよね(笑)


ピアノで1人だけでやるのって初めてでは?という問いに
哲「もしかしたらすっごくマニアックなファンの人とかで『やったよー』とか言う人がいるかもしれないけど…僕が覚えてる限りでは、25年やってきて初めてですね」
徹「じゃぁかなりレア?」
哲「レアっていうか、もうほとんどナマですね」
ナマって(苦笑)さらに
徹「小室さんってピアノをちゃんと習ったことはあるんですか?」
という質問。
哲「家は本当に普通の家庭で…団地に住んでたんですよ、子供の頃は。だから家にピアノなんてなかったし、習ったこともないです。独学ですね。自分のピアノを持てたのって、プロになってからだったんじゃないかな。でもバンド始める時って、誰でも最初は独学でしょ?ちゃんとドラムスクールに行って習ってからバンド始める人ってあんまりいないじゃない。それと同じ感覚ですよ」
なるほど。確かにギターやらドラムやらは素人から始める人が多いよなぁ。なんとなくキーボードだけは、ピアノ経験者がやるケースが多いって感覚だったけど。まぁそれも、ギターやドラムに比べるとピアノってのが習い事として一般的だってだけの理由なんだけどね。




話題はシンセサイザーの話に。今日も、ピアノの上にシンセが1台乗ってて、あと哲ちゃんの左側にもう1台。2台ともピアノと連動して音が出るようになってるんだって。弾いてるのはピアノだけなのにシンセの音もしてるからそうなんだろうなとは思ってたけど、説明されるとやっぱちょっと不思議。哲ちゃんがピアノを弾くと、押さえた鍵盤が光るのが見えたんですよ。哲ちゃんがその話をした時に
「ごめんね、こっち側(哲ちゃんの背中を見る位置に座ってる)のお客さんしか(手元が)見えないと思うんだけど」
と言いながら光る鍵盤をちょっと得意げに弾いて見せるのがかわいかったです(笑)

哲ちゃんと言えばやっぱりシンセのイメージがある…という話で
「最近はテレビとかもよく見てて、お笑いなんかも見させてもらってるんですけど、僕のモノマネをしてくれる人ってやっぱこう(と両手を広げてシンセを弾くマネをして)いうのが多いんですよね。小室哲哉っていったらそういうイメージなんだろうな、と。だったらやっぱ今日もシンセあった方がいいかな〜と思って」
だそうです。一番派手だった時代にはテレビ出演時に30台ぐらい並んでた事もあって、徹貫さんの
「これは多分みんな思った事があると思うんですけど……あれって本当にあれ全部必要だったんですか?」
という質問に、会場大爆笑。哲ちゃん自身も笑いながら
「あれは、ちゃんと全部音が鳴ってたんですよ」
と教えてくれました。
「よかったら、you tubeとかで探して聞いてみてください」
だって。

「バブルの頃は、いろんな会社の人が使ってくださいって持ってきてくれたんですよ。テレビに映ると宣伝になるから。で、そういうのをどんどん使ってたらあんなすごい事になっちゃった。古館(伊知郎)さんに歌うシリコンバレーとか言われましたね」
と懐かしい話も。ベストテンとかに出始めた頃ですね。



ちなみに『My Revolution』はサビの部分とサビ前の部分は元々別々だった2曲をくっつけてできた曲だそうで
「途中で転調したりする僕のスタイルがここでできあがった…ような曲」
だって。つい先日和田アキ子さんから
「(My Revolutionを)歌ったで〜難しかったわ〜」
と連絡が来たそうです(笑)美里ちゃんの歌唱力のおかげもあって初めてオリコンで1位になった曲、と嬉しそうに話してくれました。当時のドラマの主題歌を別の誰かの作品とコンペのような形で争った曲でもあり
「まだ今みたいに携帯なんてなかった時代だから、喫茶店みたいな所で結果を待ってて何度もそこの公衆電話から電話して“決まった?”って聞いて…あの当時はそんなふうに比べて決められるのってイヤだなって思ったけど、今となってはいい思い出ですね」
と言ってました。


徹貫さんと知り合ったのもその頃だっけ?という話になり
徹「いや、『SELF CONTROL』の頃ですよ」
哲「あ、じゃぁ『My Revolution』より前だ。……その頃、僕、威張ってなかった?」
と聞いたから会場爆笑。
徹「いやいや、今と同じく、すごく腰の低い人でしたよ(笑)木根さんよりいい車に乗ってた事は覚えてますけど」
哲「いい気になり始めた頃ですね(笑)」






すみません、途中ですがかなり長くなったので2回に分けます(^^; 続きは明日。


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咲良 [MAIL]

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