道
コンクリートの上を走るように歩く。 昼休みは神保町。本日はsquidについて調べる為、古書店めぐりにはならずに、一般書店のコンピュータ関係の棚へ。置いてあった本は、たかが知れた自分の英語力でも本家サイトからなんとか読み取れるレベルだった。がっかり。誰かstore.logのSO_FAILの意味を教えてください。本家のログの説明のところに載ってないのです。googleで探したけど、ReplyのないMLの質問しか見つからなかった。探し方が悪いんだろうか。CCDAの本は少しお預け(逃げ)。LINUXマガジン(?)の総集編のような本が出ていて気になったが、問題はBSDなので手は出さなかった。TCPで5.xが影響出るような話が出ていたが、5.1のパッチの記述はなし。大丈夫なのかあれ。 無駄足だったかと思いつつ、出ようとしたら1階で児童書フェアを発見。覗いてみたら小さい頃好きだった絵本があった。「ぶたぶたくんのおかいもの」。こぶたのぶたぶたくんが、お母さんに頼まれたパンとジャガイモとキャラメルを買いに行く話。途中で友達に会って、仲良く買い物をする、というなんの変哲もない話だが、最近見つけた本の中で一番嬉しかった。勿論思い出の影響は大。懐かしくも愛しき日々よ。
2004年03月03日(水)
|
風
春は遠い。遠い事にほっとしたのは、まだ昨年の事だった。今は待ち遠しいと言うほどではないが、早く来ればいいと思う。早く春が来れば、旅行に行くのだ。どうも同僚は都合が悪いらしいが不確定。曖昧に延期される回答にに振り回されるよりは、一人で宿を取った方が早そうな気もする。4月から京都に行く後輩もいることだし、連絡をとってみようかと考え中。気ままに旅をする事に憧れる。有休などまだ1度しか使ったことがなく(あぁ、でも1週間後に1度使うのだ)、行こうと思えば行けるのだ。 昨日の帰りがけに言われた言葉をまだ引きずっている。理不尽なら反発できるのだ。それが出来ないと言うことは、どこか当たっているからだろう。ある意味図星だったんだ。と認めることが嫌なのだ。自分の間違いを受け入れられない奴は小さいと口にしながら、それをきちんとやりとげるのは難しい。少なくとも今の自分には時間がかかる。せめて投げ出さないように、きちんと受け止めなくてはいけない。
2004年03月02日(火)
|
霙
昼を買いに出ようと思ったら、ぽつりと来た。大した降りでもなさそうなのでえいやと外に出て、少し先のコンビニに行った。おにぎりを買って出てきたら、霙になって、黒いコートに小さな氷がぱらぱらとまぶされた。オフィスの階段に足をかけたあたりで皆小さな水滴になり、椅子に掛けた頃にはもう皆消えてしまった。そんな昼休み。ちなみにおにぎりは鮭はらみと明太子。後者の方が美味だった。 多忙ではないので、就業中にぼんやりとする。ぼんやりとする中で、中島敦の「かめれおん日記」が痛切に読みたくなる。そして大概の場合、自分の読みたいは欲しいに直結。所有欲万歳。amazon様によればちくま日本文学全集に載っているらしい。北方三国を読み終わったらきっと買いに行く。 誰か好きな人がいればいいんだろうかと唐突に思う16時18分。残念ながら逃避として好きになることについて具体的な何者も何物も思い浮かばない。好きになったら命がけ、と迄は行かないがきっと何かを懸けては賭けてしまう。それがいいのだとはわかっているが、自分から走り出す勇気がないのだ。誰かこの手を取ってくれと思って見るが、見えるのは透明コーティングの剥がれ掛けた不細工な爪。形は多分どうしようもないが、帰ったらせめて塗り直そう。 帰りがけに言われた言葉は、純然たる好意の所産による忠告なのか、目障りだという嫌味なのかと考える帰りの電車。ここ数年人からの悪意を直接受けることがなかったので、久々の攻撃に衝撃を食らったらしい。ブランクが辛いなあ。近付いて真意を確かめるか、遠ざかって平穏な日々を過ごすか。どうも後者を選びそうだ。
2004年03月01日(月)
|
|