時には電車に揺られて
ただしボックス席限定。 予告どおり、友人と旅行に行って来た。最近恋人と二人暮しを始めたと言う彼女の最寄り駅で待ち合わせ。先日婚約をした、という話を昼食を食べながら聞く。おめでとう、と口にしたら思った以上に真面目な声になってしまって二人で笑った。高校の部活時代、帰り道の夕暮れ、些細だけど真剣な悩み事は近いとは言わないけれど、まだ鮮明だったりする。 -- 目的地は秩父温泉宿。○時間の電車旅は葡萄パンと生茶とおしゃべりで過ごし(途中からは窓の外の鯉幟の話をよくした。やっぱり父鯉幟=黒、母鯉幟=赤、子鯉幟=青の三匹がいいと思う。)、宿についてからは風呂か部屋で寝転んでかやはりおしゃべりで過ごした。よくもまあそれだけ話すことがあるものだ、と思うが高校時代は毎日会ってもまた次の日に同じくらい話すことがあった事を思えば大したこともないのかもしれない。30分貸切限定のワイン風呂は、非常に濃厚でくらりとしたけれど短時間で温まった。尚、湯上りは意外にさっぱりでおすすめ。 -- 夜に洞穴風呂とやらに行く(夕方にも一度行ったのに。温泉宿としての楽しみ方は正しいのかどうなのか)。相方が中にいる間、露天風呂で風に吹かれてみた。山の中に明かりが1つ、2つ、3つ。遠くを通り過ぎるトラックで4つ。たまにはいいね、だけど此処で暮らすことはありえないなあ。非日常的のんびりこそ温泉の醍醐味。
2004年05月01日(土)
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