せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2005年12月18日(日) 「贋作・Wの悲劇」稽古 来年の予定

 うんうんうなりながら何かを絞り出すようにして考えても何も浮かばない歌詞。朝方、やけになって風呂に入ってぼーっとしているうちにこれはいけるんじゃない?という案が浮かび、曲を聴いて、確認してみる。うん、いいかも!! びみょうなメロディに会う言葉を数えながらはめていく作業をしていく。
 他の仕事をしたり、持っていく物をさがしまわったりして、ばたばたしてしまい、電車を一本逃す。渋谷の駅で、あちこちに電話をし、メールを送ったりしているうちに、また遅れ、結局タクシーで稽古場まで。
 マツケンサンバの稽古が始まったところ。ジオラマ・マンボ・ガールズと特別ゲストのみなさんと一緒にフォーメーションの確認。
 マミィがつくってくれたサンバ棒を持って踊ると、一気に「マツケン感」が倍増。うん、きれいきれい!!
 その後は、「贋作・Wの悲劇」の中のダンスシーンの稽古。コーラスラインのオーディションの場面(踊る踊る!!)、しいたけをさんによるスクールメイツのショーの場面。
 ジオマンの二人はしばし見学。楽しんでくれたようでうれしい。イカす&すごい!!という感想に、ちょっと気をよくする。
 エンディングの歌も、歌ってみたら、いけるじゃん!ということになる。譜面に歌詞を書き込んで早速コピーを取ってみんなに配る。
 後半は、芝居の稽古、お休みのアルピーナさん、エスムラルダさんは代役でどんどん進める。時間がきて終わりまではいけなかったけど、いろいろおもしろい場面ができあがった。三田佳子と薬師丸ひろ子のホテルの場面、トシくんが演じる「死体」がいい仕事をすることになった。
 帰り、マミィがダンスの稽古中に足をひねってしまって、タクシーで帰る。お大事に!!
 稽古場に来てくれた音響の亜弓ちゃんも風邪気味で、今日は打ち合わせなしで次回にということに。
 風邪も流行ってるので、気をつけて本番までがんばらないと!!
 僕は今日、眠ってない上に妙なランニングハイなかんじで、びゃーびゃー声を出して歌い、人の分までセリフをしゃべってしまった。なんだか一足さきに役者モードになれてしまったような気分。

 gaku-GAY-kai本番まで、あと7日!

 HPに来年の予定をアップしました。
 8月の公演の前に、4月に芝居をやることになりました。DOUBLE FACEでご一緒した森川佳紀さんと、大門伍朗さんとの3人芝居。会場は、新宿のサンモールスタジオ。DOUBLE FACEの2人芝居とはちょっと雰囲気の違う、「濃い」大人の芝居をつくりたいと思っています。
 くわしい情報は25日をめどにHPを開設する予定なので、そちらをお待ちください。
 


2005年12月17日(土) 「贋作・Wの悲劇」稽古

 マルゴリータ・奈須邸でジオラマ・マンボ・ガールズの稽古。ベリンダ・弦本と3人でマツケンサンバ以外の曲の振りをどんどこ決めていく。1曲は新曲、2曲は再演。あ、カラダが覚えてる!という不思議なノリを楽しみながら、さくさくと終了。僕は「贋作・Wの悲劇」の稽古へ。
 お休みのキャストが多い中、どんどこ稽古していく。ダンスの確認、そして、エンディングの曲(「レント」の「シーズンズオブラブ」)をエスムラルダさんが持ってきてくれたので、楽譜を見ながら、曲を聴く。明日までに日本語の詞をでっち上げて、練習できるようにしないといけない。もらったばかりの曲で良い案は何もうかばないけど、何とかなるさと前向きに考える。

 gaku-GAY-kai本番まで、あと8日!


2005年12月16日(金) 「贋作・Wの悲劇」稽古

 新宿文化センターに打ち合わせに行く。毎年恒例なので、あっさり終了。今年もよろしくお願いしますと挨拶して帰ってくる。
 まさひろくんのお見舞いに行く。今日はちゃんと会って、しばしおしゃべり。彼のかわりに僕がやることになった「贋作・Wの悲劇」のダンスキャプテンの役のことから始まり、ダンスのこと芝居のことなどなど……。すっかり長話になってしまったのであわてて失礼する。
 今日の稽古は、アルピーナさんをまじえて、まずはダンスの練習。その後、ラストまでの読み合わせ。細かい修正と、僕の思い入れなどを話してから。
 ああ、こういう話だったんだ……といろいろなことがわかる。
 本筋の「Wの悲劇」とは別のオリジナルで書いた部分が、うまくはまってほっとした。書いたあと、読み返して、ついほろっとしてしまったところもあったり。なんだか不思議な芝居になった。「Wの悲劇」とは全然違う感動のポイントができあがってよかった。
 上演時間は、1時間30分ほど。だから、gaku-GAY-kai自体の終演は、20時15分頃かなと見当をつける。
 時間いっぱいまで読み合わせをして、ばたばたと帰ってくる。
 寒さも本番。ここ数日でどんどこ師走感、クリスマス直前感が盛り上がってる。
 渋谷で亜弓ちゃんと待ち合わせて、音響の打ち合わせ。探していたサントラがツタヤで見つかり、即借りてもらう。センター街のカフェで打ち合わせ。終電に間に合うようにわたわた帰ってくる。
 カフェにバッグを忘れたことに気がつき、あわてて戻る。年末恒例、物忘れ、忘れ物、失くし物。気をつけないと!!

 gaku-GAY-kai本番まで、あと9日!


2005年12月15日(木) マイズナーWS

 テキストを使ってのシーン、エクササイズ。
 A:彼が知っていることは何か B:彼がしていることは何か、C:彼の目的は何か、をリストアップして準備。先週お休みした僕は、藤野さんにテキストをファックスで送っていただいての宿題。
 で、僕は、先々週のように、ブレイキング・バック・オブ・ザ・シーンから。一度読んで考えてしまっているテキストなので、一言ずつを初めて見て読むのはむずかしいかと思ったら、全然そんなことなかった。どうやら、初見のテキストを先に読んでしまうクセが僕にはあるらしい。
 続いて、明樹さんたちが演じた「ガラスの動物園」のアマンダとローラのシーン。二人にそれぞれ、ABCを説明してもらって、ローラが外でエモーショナル・プリパレーションをして、入ってくる。そこから始まるシーン。
 何ていったらいいんだろう、これはまさしくそこにいる二人が言葉と感情をやりとりしている、なんだかすごい場面になった。一言一言の重さ、それも思いがけない重さに、お互いに驚いているのがわかった。こんなに切ないアマンダとローラは見たことがない。ほろほろ泣けてしまう。やっぱり僕は、今、そこにちゃんと人がいると思える芝居が好きなんだ。
 ああやろうこうやろうとプランを積み重ねた先にあるのとは全然違う、正直な気持ちのやりとり、それも相手から受け取ったものに反応していくと言うことを積み重ねるだけで、こんなに場面は活き活きとするんだ。新鮮な驚きだった。
 その後のいくつものペアも同様に、活き活きした場面が作り出されていった。
 僕は、お休みのジョニーさんの代役をしたり(それは、ブレイキング・バック・オブ・ザ・シーンのみで参加)、自分のパートは、ABCの説明をしたところで時間切れだったのだけれど、今日のWSはとてもとてもおもしろい経験だった。スタニスラフスキーシステムの超課題のようなものとも違う、役者として、自分なりの「準備」として考えていたことともちょっと違う、初めてのやりかた。なんだか僕には、とてもしっくりきた。
 終了後、藤野さんや今日の参加者のみなさんと食事しながら、おしゃべり。芝居の話をいっぱい。こちらもまたいい時間。
 新宿で買い物をして、まさひろくんのお見舞いに行く。突然行ってしまい、お寝み中だったので、お見舞いの品をナースセンターに預けて失礼してきてしまう。考えたら、起こしてもらってもよかったのかもしれないとあとで気がつく。「病院慣れ」していないので妙にドギマギしてしまって、帰ってきてしまった。明日またうかがいますねとまさひろくんにはメールをしておいた。
 その後、中野坂上で、桜澤凛さん出演の劇団大樹公演「ポプコーンの降る街」を見る。小さなアトリエでの公演。きちんと作り込まれたセット。
 芝居は、これが文化庁のコンペで佳作をとった台本なんだ……と感慨深い、とってもファンタジーなお話。
 桜澤さんは、サラダオイル片手に飛び込んでくるところから、失われていた過去を取り戻すステキなシーンまで含めての熱演。
 終演後、ご挨拶&思ったことをつい余計におしゃべりしてしてしまい反省。落ち込んで帰ってくる。

 gaku-GAY-kai本番まで、あと10日!


2005年12月14日(水) 台本脱稿!

 エピローグを残して書き上げた台本をマミィに送り、印刷とコピーをお願いする。その後、ラストまでを書き上げて、稽古場に向かう。やった、脱稿!!
 稽古場では、しいたけをさんの衣装合わせ。この衣装合わせがどんどん進むとgaku-GAY-kaiだなあという気がしてくる。普段はありえない衣装のかずかずが稽古場に集まる、そのかんじが、年末感をさらに盛り上げる。
 まずはダンスの稽古。昨日あいまいだったカウントを整理。その後、読み合わせ。続いて、印刷できていないラストを僕が読む。
 こういう話になりました……ということで、みんなから拍手が。ありがとう。でも、まだまだ大変なのはこれから。よろしくお願いします!

 gaku-GAY-kai本番まで、あと11日!


2005年12月13日(火) 「贋作・Wの悲劇」稽古

 今日もガールズと駅で待ち合わせ。おしゃべりしながら稽古場まで。
 広い部屋で、まずはみんなでストレッチとシアターゲーム。
 その後、のびのびとダンスの練習。思いだした振りを、カウントに落とし込んでいく。その後、木村さんによる、着物コンビネーションの振りうつし。
 後半は、新しい台本の部分の読み合わせ。お話はどんどん佳境に。永山さんが、世良公則が演じた役をやっているのだけれど、こんなに……というくらいしゃべることに。よろしくお願いいたします!
 エスムラルダさんも来てくれて、ラストの曲を決定する。
 今日は稽古場に早瀬くんが来てくれた。ほんとに久しぶりだ。小林くんとならんだ2ショットを見ると、なんだかむしょうにうれしくなってくる。
 帰りは、そんなわけでわいわいおしゃべりしながら、駅まで。駅前でしゃべりこんでしまう。
 さくさく家にたどり着き、台本の続きにとりかかる。今日で脱稿の予定。

 gaku-GAY-kai本番まで、あと12日!


2005年12月12日(月) 休み

 夜、予定していたジオラマ・マンボ・ガールズの稽古をなしにしてもらう。二人だけの練習の予定だったので、休んで熱を下げることにする。一日、横になりながら、台本の続き。そして、演出について考える。今日はなんでこんなに寒いんだろう。猫も昼間から外にでてしまっていて、家には一人。心細さいっぱい。
 夜、母親が買ってきたホットレモンの原液(?)をお湯で割って飲んでいる。ようやく帰ってきた猫を部屋に連れてきたら、いつのまにか喧嘩になってしまい(大人気ないのだけれど)、かまっているうちに、ホットレモンのカップを倒されてしまう。フローリングがびしょびしょに。タオルで拭きながら敗北感がいっぱい。

 gaku-GAY-kai本番まで、あと13日!


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