せきねしんいちの観劇&稽古日記
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昨日の帰りから本調子(?)になってきた風邪。喉と関節が痛いという、あきらかな風邪の引きはじめで、熱も少し出てきた。 ま、なんとかなるさと、出かける。 越谷の図書館に行って、非戦を選ぶ演劇人の会のリーディング台本用の資料を探す。 南越谷の図書館の前の広場で「マジレンジャーショー」をやっていて、子ども達と一緒にしばらく見てしまう。 お話自体はちっともわからないのだけれど、やっぱり生ってすごいなあと感動。 5人の兄弟の正義の味方が悪い奴らをやっつけるという、ゴレンジャー以来のレンジャーものの世界。 マスクをかぶっているので、誰がしゃべっているのかわからず、最初はとまどうが、慣れてくると、俳優さんたちのがんばりぶりに、子ども達とは違う意味で「応援」したくなった。 黄色い人が、あきらかにやや太り気味だったり、赤い人がとっても身のこなしがキレイだったりと、ほんの十数分で、ストーリーとは違う楽しみかたを見つける。 広場のすみにテントを張って、紅白幕で囲って、そこが楽屋らしい。そこは袖もかねていて、「待て!」と言って、悪者を追いかけてとびこんでいったりする。とっても演劇的な空間。というか「芸能」っていう言葉が浮かんできた。 ほんとに何もないところでも、演じ手と観客がいれば、芝居はちゃんと成立するんだということに、けっこう感動させてもらった。 握手会はパスして(興味があったのだけれど)図書館に向かう。2軒はしごして、予定していたものをほぼゲットする。 その後は、マルゴリータ奈須と新宿で待ち合わせをして、デパ地下で買い物。 恒例の揚げ物系にサラダ、春節ということで、お正月の和菓子、花びら餅を購入する。 マルゴリータ邸の近くで偶然、ベリンダ弦本に合流して、以降は楽しい新年会。gaku-GAY-kaiでいただいたシャンパンで乾杯し、食事しながら、今年のgaku-GAY-kaiの演目についての企画会議、「ジオラマ・マンボ・ガールズ オン・アイス」をどう実現させるか。まずは、トリノ五輪をちゃんと見ようねと約束する。 帰りは、大荷物のカートを引きながら、それでも、まだ半分は預かってもらったままだ。若松河田の駅の近くでさっき別れたベリンダさんに合う。バスがなくなったので地下鉄で帰るとのこと。 ベリンダさんとももう十数年のつきあいだ。gaku-GAY-kaiも今年で十周年。十年以上続く、友達関係というか、一緒に何かやっている仲間というのは、おもしろい。年に一度のこんなにゆるゆるのつながりだけれども。今日は、そんな話をずいぶんした。いい夜だった。
2006年01月28日(土) |
フライングステージ新年顔合わせ |
夕方からフライングステージの新年顔合わせを高円寺で。 今年のことについてあれこれ話す。一番のテーマは、高市氏が制作をおりるということだ。本業の仕事がとっても忙しい中、これまでなんとかやってきてくれていたのだけれど、もう限界に近いということで、今年から、樺澤良くんの劇団制作社にお願いすることになった。 そのあたりの経緯について話す。集まった、小林くん、早瀬くんとはgaku-GAY-kai以来。マミィを含めて、いろいろおしゃべりもしてくる。 これから、こうやってここで集まることも少なくなるのかと思うとやはり淋しい。今日来れなかったメンバーも含めて、いつかみんなで集まりたいと思った。 高市梅莟さま、ほんとうにおつかれさまでした。
ノグが客演しているイベント「いろは」を見に南青山まで。 久しぶりの界隈。あれこここんな店になってる!と驚きながら歩く。 プロデューサーの梨紗ちゃんとご挨拶。着物姿と編み込みばっちりのヘアスタイルが新鮮。ノグも着物姿でフロアーに。 会場は、あらかじめネットでサイトをチェックしていたのだけれど、予想以上に狭くてびっくり。ここでほんとうにだいじょぶなの?と心配になるくらい。写真ってほんとにマジックだわ。 おちないリンゴの面々とご挨拶。ビールを片手に開演を待った。 演目は「紙風船」。バーカウンターの椅子をそのまま使うという設定がユニーク。でも、せっかくだから着物姿が映えるようなスタイルで見たかったような気も。 カウンターではドリンクのオーダーをずっと受けていて、そのすぐ前で芝居をしているという状況がとてもおもしろかった。そのおもしろさが活かせたらすごいだろうなあと思いながら、1回目の上演が終了。 リンゴのみんなとノグに挨拶して、お先に失礼する。エレベーターで梨紗ちゃんと少し話す。ちょっと風邪気味なのでごめんねと。 帰りに表参道の駅前のナチュラルハウスで買い物。こんなに遅くまでやってるんだということにびっくり。レジのおばさんのスローな仕事ぶりも、ここなら全然許せてしまうのが不思議。週末に向けてのパンをあれこれ買って帰る。
昨日の夜、篠原さんと授業のことについて話した後、爆睡してしまう。 こんなに眠ったのは久しぶり。なんでだろうと思ったら、すぐに、子ども達と一緒に稽古したんだと気がついた。やっぱり普段とは全然違う、疲れ方をしたんだなあと思う。 今日はゆっくり始まった一日。 ジオラママンボガールズの遅ればせの新年会が、今度の日曜日に決定した。 毎年恒例の「あぶらものを食べる会」だ。 マルゴリータ奈須邸で、春節を祝っての会という名目もできた。 すっかり預けてもらっていたgaku-GAY-kaiの衣装の山も、引き取ってこようと思う。
2006年01月25日(水) |
富士見丘小学校演劇授業 |
富士見丘小学校の授業。今日から、3つのチームに別れて行う。 全体の枠組みとしての「放課後の卒業式」。その中に入る「演劇授業の発表」、。そして劇中劇のようなスタイルになる「未来の友情」。 僕の担当は、「未来の友情」。先週のオーディションで決まった配役のみんなでの練習は今日が初めて。作者のオオタくんがいてくれるのが心強い。 全体でウォームアップをしたあと、3つの部屋に別れる。山本健翔さん担当の「演劇授業チーム」は、体育館だ。寒いのにだいじょぶかしらと心配。 まずは自己紹介から始める。名前と役名を輪になって順に言っていく。 続いて、相手の名前を呼びながら指さしていくゲーム。それから、数を数えながら、指をさしていくゲーム。いつも僕がやってる稽古初日とあまり変わらない始まり方。 20分休みのあとも引き続いてゲーム。それから、僕が巻いていたマフラーを丸めて、ボールのようにして、投げ合いながら、数を数えるゲーム。 今日のポイントは、誰に対してしゃべってるのかなということ。相手にとどく言葉を出そうとがんばった。 最後に、台本を読む。今日は誰も見ている人はいなくて、全員が出演者。いつもとは違う緊張感で、いい場面ができあがった。 最後に、宿題を出して終わる。それぞれのセリフを誰に向かって言ってるのか考えてきてほしいと。 3チームが集まって、それぞれがやってきたことを伝えあった。同じ時間、全然違うことをしながら、こうやって集まるのは、とてもおもしろい。子供たち以上に、僕らも他のチームが何をやっているのかとっても気になる。 子ども達は、とてもいい顔をして戻ってきた(体育館から帰ってきた子たちは「寒い〜。手が冷たい〜、ほら!!」と言いながら)。 このスタイルで2月24日の本番まで、稽古を重ねていく。去年とは全然違う、芝居の作り方。どうなるか、まだまだわからないことがいっぱいだけど、子供たちと一緒に作り上げている実感はものすごくある。きっといいものができあがるだろうという確信も。
夜、勝田氏と電話でやりとり。フライングステージの新年顔合わせの予定や、今後のことなどについて。一緒に近況報告も。 あちこちにメールを送る夜。 ずっと探している本があって、あちこちの書店をあたったのだけれど、見つからない。去年の暮れに出た新書だから、ないはずはないと思うのだけれど。 アマゾンで注文しようとしたら、数週間から数ヶ月かかるみたいなことになり、あきらめかけていたのだけれど、セブンイレブンがやってる通販サイトでオーダーしたら、すんなり注文を受け付けてくれた。 本当は書店で注文するのがてっとりばやいはずなのに、店員さんとのやりとり、または書名や出版社などを手で書くというのが、妙にめんどくさい。いつからこんなふうになってしまったんだろうと思う。でも、ラクなものはラクなんだものと、思い直す。
昨日干した洗濯モノが、風に飛ばされて、お隣さんに回覧板と一緒に届けてもらう。そういえば、夜中ものすごい風が吹いていた。バスタオル三枚を小物干しに無理矢理吊したもの。たしかに風の抵抗は思い切り受けそう。 仕事の帰りに、本屋で「長い長いさんぽ」が平積みされているのを見つける。昨日の朝日の朝刊の読書欄で紹介されていたせいだろうか。となりは、「きょうの猫村さん」というのもうれしい。 立ち読みしかけて、また涙目になってしまい、うちで読めばいいじゃんと、そそくさと元に戻す。 いっこうさん、マルゴリータ奈須さんが、このところ盛り上がっている「牡蠣」。含まれる亜鉛が風邪の予防にいいという話をきき(もとは「あるある大辞典」らしい)、生牡蠣か牡蠣の土手鍋に挑戦したいなあと思って帰宅したら、夕食は牡蠣フライだった。どうぞこのまま風邪をひきませんように。 富士見丘の帰りには、必ずといっていいほど、風邪っ気をもらってくる。さすがにたくさんの子ども達がいるだけのことはある。子供よりも抵抗力がなくなってるのかとくやしい気がするが、先生方と話したら、教師になりたての頃にはほんとうにそうだったと言われた。 食事をしながら、母親と夕食の献立の話あれこれ。明日は湯豆腐にしようか、買ってきた無農薬の大根を煮ようかと。テレビでは、ライブドア、堀江社長の逮捕の特番。特番のかげで耐震偽装関係のニュースがどんどんぼんやりしてくるのはどうよと思う。
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