せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年08月20日(日) 台本の構成

 30日のピースリーディング「お休み世界の子供たち」の台本の構成とキャスティングをする。
 あんまり暑いの冷房のきいたキッチンで、丸一日。
 クーラーに当たりすぎて、夜になったら腹の調子が悪くなってきた。ゴロゴロと気持ちわるい。
 だましだまし横になろうとしたら、明樹さんから、台本のとっても重大な誤りを指摘される。ちょっとパニック。
 夜中にわたわたと修正し、メールで送って、ようやく一息。


2006年08月19日(土) 宇宙堂「夢ノかたち」 ワークショップ

 宇宙堂「夢ノかたち」@白萩ホール
 10月のシアターグリーンでの公演との二部連作の第一部。
 昭和32年の東京、大久保あたりの洋裁学校を舞台にした、戦後のにおいがまだまだ残る時代のおはなし。
 狭い白萩ホールの舞台に、文字通り山盛りのキャスト、装置。それに、オリジナルの歌と踊りがとても熱い。
 客演を迎えないで劇団員のみで作り上げている舞台。前回の若手公演「夢坂下って雨が降る」もそうだったけど、このサイズで見るえり子さんの劇世界というのが、僕にはとてもなつかしく、心地よい。
 劇団員のみんなが、少しずつ身の丈より大きな役に挑戦しているのが、いつもとは違う印象で、がんばれ!と応援したくなる。
 終演後、えり子さんにご挨拶。30日のリーディングの話をさせてもらう。

 夜は、パルズシェアーのワークショップ。
 恵比寿の駅前で集まって稽古場へ向かうみんなと合流。
 今日もシアターゲームに即興エチュードとテキスト。
 初めましての中村くんと一緒に、名前を覚えるゲームをやってみる。僕のためにも。
 今回、台本を書き下ろすために、どんな人なのかを知りたくて、何度もワークショップをさせてもらっている。
 だんだん見えてくるメンバーの個性がおもしろい。もっとおもしろい本を書かなくてはと励まされる思い。
 帰りは、タックスノットへ。
 タックさんにご挨拶。マサキさん、エイジさん、カルトさん、それにパチパチと、「ムーンリバー」の話をいろいろ。早い終電ぎりぎりまで。


2006年08月18日(金) わたわたと

 予定していた宇宙堂の「夢ノかたち」を土曜に変更してもらう。
 夜中からだった仕事が、早めに始まることになり、わたわたする。
 そんなわたわたしているあいだにお金を落としたことに気がついた。ショック。
 今の財布になってから何度目だろう。前はやっぱり去年の夏、絶対王様に客演している時期だった。稽古中はいっぱいいっぱいだからと思ったはずが、今回は芝居の合間の(やや)何もない時期だ。何がいっぱいなんだろうと反省する。


2006年08月17日(木) 打ち合わせ

 仕事の後、樺澤氏と池袋で打ち合わせ。「ムーンリバー」のこと、これからのことなどなど。池袋から西新井行きのバスに乗って、巣鴨の創造舎の前を通る。以前はただ通るだけの明治通りは、すっかりなつかしい街角に変わった。


2006年08月16日(水) ワークショップと「シザーハンズ」

 朝、「ムーンリバー」用に通販で購入した衣装のうち「使わなかったもの」を無料引き取りサービスで引き取ってもらう。持ってたらいつか着るかな?というようなベージュのキャミソール、ジャケット、パンツ、スカートの4点セット。いつ使うかわからないものは、いるものをいるときに手に入れればいいと返品することにした。
 10月に書き下ろしを演出するパルズシェアーのワークショップ。
 今日もまた初めましてのキャストにご挨拶。
 シアターゲームと即興のエチュード、その後、「裸足で散歩」の場面を読んでみる。僕は今回、作、演出なのだけれど、こういう芝居をしますよということをわかってもらうのは、僕の芝居を見てもらうのがいいのかもしれないと、人数が半端になるときは、混ぜてもらうことにした。
 初めて読むセリフが、すんなりカラダに落ちてきて、そのまま外に出ていく。ああ、芝居が終わったばかりのカラダだなあと思う。
 今回出演のみんなの人となりというか、いろんな面を見せてほしくてのワークショップ。いろんな発見を台本に活かしていきたいと思う。
 夜は、五反田のゆうぽーとへミュージカル「シザーハンズ」を見に行く。
 いっこうさん、うだくん、さとちゃん、きりきくん、ももちゃんといった顔ぶれ。
 映画でおなじみの「シザーハンズ」がミュージカルというか、ダンス中心の舞台になっている。
 まずは次々変わる装置のみごとさにびっくり。
 つねに受け身でやや、ほんろうされるエドワードにややものたりなさを感じながらも、こういうお話だものねとのんびり見ている。
 出演者のダンスの技術はとってもすばらしくて、ごくごくふつうの街の人々、おじちゃん、おばちゃん役の人までもが、えらくかっこいい。
 最後は、きれいに雪が降って、なんでだかわからないほんわかした気持ちと涙。
 初日から、スタンディングオベーションでとっても盛り上がった。
 コマツさん、ありがとうございました。


2006年08月15日(火) 休みの日

 ひさしぶりの休みの日。どっかり眠ってしまう。眠っても眠ってもいくらでも眠れるのが自分でもおかしい。
 お盆休みの空いた電車に乗って、どこかにあてもなく出かけてみようかと思うが、ずるずると家にいっぱなし。
 30日のリーディングの台本をどんどん構成する。一昨年の5月に初演した渡辺えり子さんが構成した台本を、今につなげるよう付け足し、長さの調整で割愛する。
 リバーベンドさんの「バグダードバーニング」のレバノンの空爆について書かれたものと、この間の広島の平和祈念式典での、子供たちによる「平和への誓い」を初めと終わりに足した。
 明樹さんとメールでやりとりしながら、まずはこれでいけそうというものができあがった。配役はまた改めて。今日はここまでにする。


2006年08月08日(火) 「ムーンリバー」仕込み2日目

 場面転換を中心にした場当たり。お茶の間の卓袱台を中心にした小道具の出はけを確認していく。
 ずっと舞台上に転がして置こうと思った教室の椅子を、舞台袖にはけることにする。すっきりとした抽象の方がこの芝居にはふさわしい。
 場当たりがさくさくと進んでこの調子なら、夜、通し稽古ができるかといういきおいだったのを、落ち着いて稽古を丁寧にすることに。やるだけやったという気持ちで劇場をあとにする。明日は初日。


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