せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年09月09日(土) 「許しつづける女たち」稽古

 劇作協で富士見ヶ丘小学校記録DVDの原稿書きを篠原さんと。
 もくもくと構成していく。残っている記録をもとに、授業をまとめていく。
 なつかしく思い出すこと、この3年で講師がどう変わっていったかということもとてもおもしろい。
 作業だけではあじけないので、近くのケーキ屋でケーキを買ってきた。なんとなくお茶しながらののどかな午後。
 夜は「許しつづける女たち」稽古。恵比寿にて。
 ようやく書いた2場、アカネちゃんが登場だ。でも、まだタマキちゃんとスミケン、あっくんは登場してない。「明日こそ」と言いながら、稽古する。
 おかしな人たちがどんどん登場してくる、あと、もう3人。いや、4人か・・・


2006年09月08日(金) 「許しつづける女たち」稽古

 札幌のトモコちゃんと電話で打ち合わせ。
 着々と近づいてくる札幌公演。どうなるの?という心配が、よーし、だいじょうぶ!という気持ちにどんどん変わっていく。
 仕事に出かけて、その後、劇作家協会へ。
 この週末は、篠原さんと2人で、一昨年の富士見ヶ丘小学校の演劇授業を記録したDVDのためのテキストづくり。日曜までの3日間で、あらかたをしあげてしまおうという計画。
 というわけでこの週末は、ここしばらくで一番予定がつまってる。基本的に一度に一つのことしかできない僕には不安がいっぱいで頭がいっぱいの数日。富士見ヶ丘小学校と「許しつづける女たち」の稽古と札幌の準備と。
 篠原さんは沖永良部からの帰り。短い時間にあさってまでの予定と方向性を確認して今日はおしまい。
 夜は、上北沢で「許しつづける女たち」の稽古。
 今日持っていくねと約束した2場が書けず、新しい場面はなし。
 1場の後半を中心にした稽古。
 緻密につくっていってどんどんおもしろくなる。
 帰り、マチャこと中村くんと話しながら帰ってくる。


2006年09月04日(月) オフ

 今日は稽古はなし。
 風邪はまだ治らない。寝ていると、のどがいがいがして起きてしまう。
 去年のようなめんどくさいことにならないといいなと思いながら、タバコは吸わない、寒いところにいかないように気をつける。
 台本を書き、芝居のことを考え、札幌の「二人でお茶を」のこともあれこれ心配する。
 まずは一つずつ片付けないと・・・ わかっているんだけれどね。


2006年09月03日(日) 「ワーニャおじさん」

 駒場アゴラでTPSの「ワーニャおじさん」を見る。
 開演前、大熊さんと久しぶりにおしゃべり。「来週札幌行くんですよ!」と言ったら「寒いよぉ」といわれる。誰かに肩をたたかれて振り向いたら歩さんだった。
 で「ワーニャおじさん」。斎藤歩の演出は、みんなで楽器を演奏したりして、従来の感情のっけて緻密につくっていくやり方とはぜんぜん違う。
 さらさらと、まるでひとごとのように語られるチェーホフの台詞はとても新鮮だった。
 2幕で約2時間半だけれど、こんなにさらっとした印象になったのがびっくり。もしかすると、チェーホフの世界が、僕にとって遠い、りっぱなものじゃなく、身近な、僕のことになってきたからかもしれない。
 夜「許しつづける女たち」稽古。千歳船橋にて。
 1場の台本は持ってきたのだけれど、途中でプロットを変えなくては思い、でも書くことができなかったので、途中まで。
 読み合わせをして、すぐに立ってみる。
 おー、なるほどねえと思うことがいっぱい。まずは楽しく稽古。
 帰り、今回、声の出演の山本くんと電話で話す。イメージがわいてきた。
 中村くん、加藤くんと同じ電車。加藤くんとは千代田線の途中まで一緒。


2006年09月02日(土) 「許しつづける女たち」稽古

 「許しつづける女たち」稽古
 一場の台本は明日配りますと宣言して、それぞれの人物一覧を配る。
 この間の稽古の残りの場面をやるという予定はなんとなくなしになってしまう。ごめんなさい。
 人物の説明と配役についての話をする。
 キャラクターにまつわる、いろいろの質問をうけ、僕からキャストのみなさんにいろいろ質問してみる。
 まずは、動き出した。「許しつづける女たち」。
 よーし、台本書かねば!


2006年09月01日(金) 舞台の後のさびしい気持ち

 今日も体調が悪い。
 仕事に行って、帰ってきて、すぐに寝ている。
 のどが痛い。
 一昨日のリーディング、僕は他のみなさんの半分もしゃべってない。
 演出していて声をからしたのだと思うと、なんだかおかしい。
 2日でえいっとつくった舞台のあと、心にぽっかり穴があいたような気分。
 若いころは、一本芝居が終わるたびにさびしくてさびしくてどうしようもなかったものだけれど、このごろはめっきりそんなこともなくなった。
 体調が悪いのばかり気になっていたが、気持ちが沈んでいる一番の理由はどうやらそこにあるらしい。
 非戦のリーディングをやったという手ごたえと一緒に、なんて楽しかったんだろうという気持ちもある。
 すてきな人たちのすてきなすがたをたくさん見ることができて、とても幸せだった。
 見に行くなら今日しかないという舞台をごめんなさいする。
 今週末のあわただしさも含めて、行きたい舞台にぜんぜんいくことができない。
 新作も書かないと・・・・


2006年08月31日(木) 取材

 朝から取材。樺沢氏と一緒に、池袋のホテルのラウンジで。
 取材の対象は僕じゃなくて、来年夏の新作に予定している作品の原作者について。
 「ムーンリバー」の初日を見に来てくれた彼女と彼女の作品について、あれこれしゃべらせてもらう。
 その後、仕事に行くが、どうにもつらくて早退させてもらう。
 家に帰ってすぐに寝る。熱はまだ下がらない。
 やらなきゃいけないことがいっぱいで、頭がいっぱい。
 体と一緒に気持ちも沈んでへろへろな気持ちのまま、寝たり起きたり。


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