せきねしんいちの観劇&稽古日記
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一日家にいて、原稿を書き、洗濯をしたり。お正月じゃないじゃん?な一日。 夕方の変な時間に眠ってしまい、富士見丘小学校の夢を見る。 来週から始まる授業。19日には発表だ。稽古は間に合うんだろうか? 心配がいっぱい。初詣はまだだけれど、彼らの舞台の成功をまずは祈りたい、そんな気分。
昼間、妹一家、弟一家が集まっての新年会。 子どもたちもすっかり大きくなって、大人と子供あわせて11人でうちの茶の間はすっかり小さくなった印象。 軽く食事をして、福袋ねらいの買い物に行ったあとの留守番。これも毎年のこと。帰ってきたみんなと今度はお酒ありで宴会。 僕は、夜、こちらも恒例の友人、宇都宮さんの家にうかがっての新年会。 裕三さんに、浩子、それに、友達の美香と岡田くん、高校時代からの仲間。今年はやや少人数の集まりになった。 近況の報告とわいわい言いたい放題。 締め切りが近いDVDのテキストがあるので、今年は朝まではやめて終電で帰ってくる。
2007年01月01日(月) |
新年あけましておめでとうございます。 |
ゆっくり起きて、母親に新年の挨拶の予定が、昼間から出かけてしまっていて、微妙にタイミングをのがす。 たらんと始まった2007年だ。 今年の予定は、とにかく7月の新作「サロン」だ。この一本に集中して、いいものにしたいと思う。 その前には、まず、富士見丘小学校の3年間の演劇授業のまとめになる発表会。1年目の記録をまとめたDVDもつくりあげる。 客演の舞台もところどころに入れながら、それでも、劇作家、演出家としての自分の成長の年にしたいと思う。 みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
2006年12月17日(日) |
gaku-GAY-kai2006稽古 |
三茶にて。 衣装合わせ。こんなものどうかなというものを持ち寄る日。というか、劇団のものをキャストに渡してしまう日。まみぃが大荷物でご苦労様。なつかしい、ナスや、モグが登場。 昨日のつづきの振り付け。扇子を使っての派手な振りとフォーメーションを決めて、最後は歌いながらやってみる。うん、いいかんじ。 新宿に出て、ジオマンのための買い物、その後、曙橋に移動して練習。 「オン・アイス」のためのアイデアを検討、いけそうなものを決定していく。振り付けの案もどんどん浮かぶ。 広いところでないと台車は使えないので、フライングステージの稽古場で一度やってみようと話す。 回転台をつかっての練習は明日ということに。
2006年12月16日(土) |
gaku-GAY-kai稽古 |
朝から買い物。家にあった劇団のMDプレーヤーが壊れてしまった。音の編集をしなくてはいけないので、しかたなくプレーヤーを購入する。大荷物。 その後、ジオマンで使う「台車」を購入するため、後楽園のドイトに寄る。今年のジオマンは「ジオラマ・マンボ・ガールズ・オン・アイス」だ。この「オン・アイス」のための台車。買ってすぐ、ひろげて、荷物を載せ、転がしながら、マルゴリータ邸へ。 ずいぶん遅刻してしまったので、今日はざっくりと全体の構成を。 台車の機能を確認し、僕は稽古場へ。マルゴリータさんは、テレビの回転台(これも「オン・アイス」のため)購入のため、新宿の東急ハンズへ。 稽古は、劇中のナンバー。仮面舞踏会のシーン。はじめは大掛かりにする予定ではなかったのだけれど、十周年だし、これまで登場したかぶりもの&着ぐるみをみんな出してみようということになった。 ふりつけを2チームに分かれてつめていく。12人が登場するにぎやかな場面。今日は途中までで一区切り。 大荷物を抱えた僕を永山くんが渋谷まで車で送ってくれる。感謝。
2006年12月15日(金) |
gaku-GAY-kai2006稽古 |
音響の三森さんが来てくれる。みんなには歌詞を渡して、こんなふうと説明をし、場面を頭からさらってみる。ここで音が入りますと説明をしながら。 今日はじめて稽古する、殺人の再現シーン。たぶんここがいちばん今回の芝居でおかしなところだとおもうけど、ひさしぶりにやってみて、体温が上がった気分。はじめて見る佐都美ちゃんがおもしろがってくれてうれしい。 駅までの道を三森さんと話しながら。 阿佐ヶ谷の駅で待ち合わせをして、オールアバウトジャパンの取材。ジュンちゃんとルノアールでおしゃべり。 gaku-GAY-kaiは今年で10周年。10年続いているイベントはなかなかないと言われてちょっとびっくりする。映画祭とあとはヒゲナイトくらいだそう。 取材は、いつもそうだけれど、そのときの自分の思っていることを確認するいい機会だ。話しているうちに、ああ、そうなんだと思うことがいっぱい。 これからのことを聞かれ、来年は「贋作・キャッツ」かもしれないとお話する。舞台は新宿二丁目、ゲイ・オブ・ザ・イヤー(または、ジェリクル・ゲイ)を選ぶために大勢のゲイが集まってくる。いろんなゲイがいるんだけど、みんな「ネコ」だという話。来年はこれでいこうと思う。 最後に、駅前のイルミネーションの前で写真を撮ってもらう。どうもありがとうございました。
2006年12月13日(水) |
富士見丘小学校演劇授業 |
午前中、篠原さん、平田さんと待ち合わせをして、富士見丘小学校の近くにある、養護老人ホーム「浴風園」にうかがう。1月19日の発表のあと、ここでも一度上演できないだろうかという企画があるので、まずは会場の下見。 昔の杉並ってこんなだったんだろうなという林の中の風情のある建物群。新しくて設備のととのった気持ちのいいホール。ちょうどいい大きさだ。 お昼、案内をしてくれた松本さんと4人で、園内の食堂でお昼をいただく。 午後からは、授業。 去年もそうだったけれど、今年もまたグループに分かれての練習をする。 山本健翔さんによる、未来に行ってしまう家族と友人たちのチーム。篠原さんとかわせみ座の山本さんたちによる、犬たちと歩の家族のチーム。僕と里沙ちゃんは、未来の人たちと思い出の中の人たちのチーム。 まずはじめに、特活室に集合。かわせみ座のお二人に、持ってきていただいたイタチと女の子の人形を操演していただく。みんね目をきらきらさせて見入っている。 その後、チームに分かれての練習。僕たちは体育館に移動。 過去から来た人たちは他のチームにいるので、代役をたてていく。 本番と同じ体育館でできるっていうのはいいよねと子供たちと話しながら、舞台やフロアをつかって、動き(のようなもの)をつくっていく作業。 時間がなくて、歩の友達の場面ができなかったのが残念だった。次回はちゃんとやるからねと約束する。 授業の最後は、特活室にもどって、フィードバック。よそのチームが何をしてきたかを知るこの時間はとても大事だ。 自分が知らないところでどんなことが積み重なっているのか。手ごたえが一気に三倍になるのを実感する時間。 それぞれのチームの代表が「こんなことをしました」と話してくれるのを聞くのがとてもうれしい。ちゃんとわかってくれてるんだねえとありがたい。 授業のあと、校長室で打ち合わせ。今後の授業のことや、演出のことなどを、先生方、健翔さん、里沙ちゃんたちと。 衣装のアイデアがどんどん決まる。演出のプランのたたき台のようなものも。 来週で年内の授業はおしまい。休みの前に子供たちに具体的なイメージを伝えないといけない。 水曜の授業だけでは心もとないので、急遽、翌日の木曜日にも授業ができることになった。大人たちはそれまで演出プランを固めておかないといけない。 暗くなるまで話し合って、駅までの帰り道、自転車に乗った六年生たちに「せきねさーん」と声をかけられる。「あぶないから、きをつけなよ!」と返事をしてまた歩き出した。
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