せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2007年01月10日(水) 富士見丘小学校演劇授業 サンモールスタジオ新年会

 富士見丘小学校の授業。
 3,4時間目を使って、犬たちのすみかの場面を、健翔さん、青井さん、かわせみ座の山本さん、益村さん、篠原さん、その間に、僕と里沙ちゃんで警備員と未来人の場面をつくっていく。
 今回の舞台はオムニバスではなく、一本の通ったお話なので、場面ごとの稽古がとてもやりにくい。
 今日は犬の芝居がメインなので、未来人と対峙する場面は代役でやっていってもらう。
 これがとてもおもしろかった。
 台本を持ってのやりとりなのだけれど、びんびんひびくせりふが飛び交った。
 なかでも、未来人の水無月役のカサイさんのせりふはすごかった。僕は代役で、みちるという役のせりふをやっていたのだけれど、あんまりまっすぐに届いたので、涙ぐんでしまったほど。みちるはとてもおとなしい女の子の役なので、そのせいかも。それにしても、それまでややおとなしいキャラだった水無月がとてもしっかりものを言う人になったのに感動したんだと思う。
 午後からは、午前中に終わらなかった、犬の場面と、その裏側で警備員の芝居づくり。それから、この芝居のラスト近くの「大切な思い出」の場面。
 健翔さん、青井さん、山本さん、篠原さんと、演出する人が大勢いて、僕は、遠くから子供たちと一緒に場面ができあがっていくのをみさせてもらう。
 警備員役の子から、「声は聞こえるんだけど、何を言ってるのかわからない」といわれる。「大きな声を出しても、ちゃんと『伝えよう』という思いがないと言葉として聞こえてこないんだよ」と話す。この話は最後にさせてもらった。
 来週の本番まで間に合うんだろうかとちょっとどきどきする。
 とてもいい場面のはずの「大切な思い出」がどうにもあっさりしてしまう。
 この場面は、子供たちに「あなたたちの一番大切な思い出を教えてください」と言って書いてもらった作文を元にしている。「友達の大切な思い出を演じているんだということを忘れないでください。真心をこめて演じてください」と話す。
 夜は、サンモールスタジオの新年会。樺澤氏とふたりでうかがう。
 昨年、サンモールスタジオで上演された舞台に対して賞が送られるなか、4月に上演した「ミッシングハーフ」で僕が最優秀女優賞をいただいた。昨年の受賞者危婦人のザンヨウコさんから賞を授与される。個人でいただく賞、しかも女優としていただくなんて、はじめての経験。とてもうれしい。 あいさつで、「来年、プレゼンターとしてうかがうときには、きっちり女装してきます」と話す。
 席にもどって、樺澤氏や危婦人のキキコロモちゃんとおしゃべりしていたら、つづいて「ミッシングハーフ」が最優秀作品賞とのアナウンスが。またまたびっくり。樺澤氏と二人で壇上に。感謝感謝だ。
 その後、サンモールスタジオの佐山さんに、会場に来ていた、雪村いずみさんを紹介していただき、ご挨拶する。
 映画「君も出世ができる」やミュージカル「旅立て女たち」などを拝見していて「大好きなんです!」と熱く語らせていただく。握手も。
 受賞もうれしかったけれど、雪村さんと会えたこともまたとんでもなくうれしい。
 帰り、平田さんに電話して、来週の授業の予定の打ち合わせ。つい盛り上がり1時間近くしゃべってしまう。
 家に帰りながら、どんどん寒く、がたがた震えてきた。
 帰宅して熱を測ったら、38.5度。わあ、久しぶりの8度超えだ。
 風呂はまずいと思ったので、お湯で手を洗い、足湯につかる。
 葛根湯を飲んで、横になるが眠れない。昼間の稽古でいろんなことを考えた&受賞のよろこびの知恵熱か? だといいんだけど。


2007年01月09日(火) 富士見丘小学校演劇授業

 3,4時間目。
 今年、最初の演劇授業、というか、急遽時間をとっていただいての、思いだし授業。
 久しぶりで大丈夫?と心配なのは、子供達だけでなく、僕も一緒だ。
 頭からだんどりを確認していくが、途中までで時間がいっぱいになってしまった。
 まだまだやらなきゃいけないことがある。
 65人全員が出演して、しかもあやつり人形の犬が11匹登場して、その犬をそれぞれ声とあやつり手の二人で演じるという大変な芝居。
 今日は、その犬たちの交通整理に時間がかかってしまった。
 明日は、人形劇団かわせみ座の山本さんが来てくださっての人形操作の練習。
 全体に、段取りばかりで芝居の稽古がなかなかできないのがさびしい。
 それでも、間をぬっての代役稽古で、「空を見るときはちゃんと見よう、君が見た空がお客さんに見えるからね、それが演劇の魔法だよ」などと話す。
 午後は打ち合わせ。その後、僕はネットカフェにこもって、DVDの原稿をひたすら書く。
 昨日クラッシュしたPCから取り出せなくなってしまった、これまで書いた分もふくめて。
 長時間こもって、え、そんなに?な金額を払って、帰ってくる。


2007年01月08日(月) PCダウン

 午後、仕事に出かけて帰宅。
 PCのスイッチを入れたら、立ち上がらない。
 なに?
 何度やってもだめだ。
 このあいだは、ハードディスクがいかれたのだけれど、今度は電源系統らしい。参った。DVDのテキストの締め切りがもうすぐなのに。どうしてこういうときにかぎってこういうことになるのか?
 篠原さんに至急、テキストのベースを送ってもらうことにして、しばらくはネットカフェで原稿書きだと開き直る。
 原稿は書けるが、HPの更新ができない。公演は7月の「サロン」までないので、しばらく様子を見てみよう。富士見丘の発表が終わらないとうごけない。


2007年01月07日(日) 初稽古

 朝から仕事。昼前になんとか仕上げて、その後、亀戸へ。
三月に客演する舞台の顔合わせというか、最初の稽古。
 亀戸駅でキャスト、スタッフのみなさんと待ち合わせして、演出の尾崎さんのお宅で読み合わせ。
 全く初めてのみなさんとせーのでやってみる芝居。一昨年の絶対王様の「猫のヒゲのしくみ」を見ていただいての出演依頼。ゲイのダンスの先生というキャラをいろいろやらせてもらう。
 くわしい公演情報はまたあらためてお知らせいたしますね。


2007年01月06日(土) 仕事の日

 昨日につづいて一日仕事。毎年この時期にやっている仕事。毎年、暮れからじっくり時間をかけてやろうと思うのだけれど、今年もまた、体がぼろぼろになるような体力勝負でしめきりと向きあう。
 帰りの電車で憔悴しきってダウン。こうはなりたくないというような人になって眠ってしまう。
 年明けまもない電車はまだ空いている。お正月はどこへ行ったんだろうというような気分で帰宅。


2007年01月05日(金) 仕事始め

 来週からでもいいはずだった仕事が、急遽、締め切りが早まって、今日が仕事始め。
 新年会気分の裏側のがらんとしたオフィスで、一人仕事をする。
 夜、池袋で宇田くんと待ち合わせ。ガクゲイカイのDVDを受け取る。今年は、2枚組DVDになっている。見てみるのが楽しみだ。ダビングもはやめにお願いして、みんなに配ろうと思う。
 その後、エスムラルダさんにきいたという池袋のバー、「電気水母」に行く。「吉原炎上」のDVDが流しっぱなしのカウンターで、ママのダイスケさんと盛り上がる。
 ディープな映画の話がもりだくさん。犬神家や、Wの悲劇の話、京マチ子版「黒蜥蜴」の主題歌を一緒に歌ってしまったりも。


2007年01月04日(木) 初仕事

 富士見丘小学校のDVDのレーベルをつくる。シンプルなデザインをとりあえずさっくりと。
 これが今年の初仕事な印象。
 今年は今月、一月が、最初の山場だ。このあとの大きな山は、7月の「サロン」。台本の締め切りが2月末だから、山がつづくのか・・・。
 ひとつひとつかたづけていこうと思う。
 今年のテーマは前倒し。


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