0(リセット)

2002年02月25日(月) スタート

確か高校時代ニューす番組でこんな事を言ってた。

今40代以上の死亡率で一番高いのは三大成人病を抑え自殺がトップ。 バブル崩壊以降この数字は伸びつづけています。 不景気の要因がこんなところに表れています。  これから時代どうなるんでしょう?

 多分、今から約8年前にこんな事を言っていたので現在の自殺者の数は当時とは比べ物にならないくらい増えているはずだ。自殺者だけでなく年間の行方不明者の数も年々上昇しているらしい。 その中の大体半数が死んでいると仮定して、その数を自殺率ととして計算すると途方も無い人が自殺という道を選んでいるという事になる。 不景気だから。 失業者が増えたから、社会不安だから。 そんな理由だろうか。

 確かなことは分からないが、この数は阪神大震災で亡くなった人の軽く見積もって5倍から10倍だ。 アル意味、不景気という名の原爆が落っこちてきたようなものだ。 ただ見えないだけで、裏ではこれだけの人が「不景気」という事で死をえらんでいる。

 21世紀は、戦争の時代だ。(エコノミック・ワー)って奴。 俺も気をつけないと同じ道を辿る。 高校生ながらこんな事を思ったのを憶えている。
 そこまでは、俺でなくても気付く事だ。 でも俺がその時に思ったのは、なぜここまでの人が自殺という道を選ぶのだろう? と疑問に思った。

 俺の仮説は日本の教育にあると思う。 要するに自分で考える事のできる人を作ってこなかった結果であると思う。 皆一緒、横並び、誰かがいなければ何もできない、マニュアル人間、目標を与えられなければ何もできない。 日本教育の腫瘍はこんな所だろうか? だから、一度脱線すると何もできない。 手が思い付かない。 だから死ぬ。 最低だね。 

 さらに、その自殺者の内訳をみると日銀など一流企業と呼ばれる企業と自殺者数は整比例している。 高校の教育が東大を頂点にた受験戦争の末路なのだろうか。
 確かに皆が皆自殺しているわけではない。 しかし、この事実を考えるとただ闇雲に受験という物にこだわる必用があるのだろうかと思った。 糞生意気な高校生だった。 

続く。










2002年02月23日(土) ディアボロス

 昔ディアボロスという映画を観たのを憶えている。 確か4年くらい前だったかな。 キアヌ・りーブス扮する30戦30勝の敏腕弁護士がNYの超一流ロー・ファームにヘッドハンティングされ、そこでも無敗神話を築きあげるという話だ。しかし、そのロー・ファームは、殺人者を冤罪にするなどの偽証行為などで無敗神話を築いている悪魔のファームだった。 そんな話だたかな。 この映画で一言だけ台詞を覚えている。
 
 アルパチーの扮するサタンが息子であるキアヌに言った言葉。

サタン「否定させると顔が歪むよな、なんでだ。 悔しいか? なぜだ,なぜ奴が悪いと知っていて助けた。」
キアヌ「それが俺の仕事だ。 俺は弁護士だ。」
サタン「いや違う、お前は勝ちの美酒に酔いたかっただけだ。 どうだ、相手を打ち負かしたとき気持ち良かっただろ。 スカーとしただろう? 自尊心は満足したか。 プライド(自尊心)は神が与えた最高の阿片だ。」

この台詞がとても印象的な映画だったことを思い出す。 これを聞いてうーん、分かる。」と思った人多いのではないのではないのでしょうか? 最近チョットなやむことがあってね。 こんな事を思い出しました。

 要するに「勝つ喜びに勝る快感なし。」って事だね。

確かアメリカに来る前だったか、チョット精神的にキツイ出来事がありまして悩みに悩んだ時期を思い出します。 確か今と同じ気分だったと思います。
 その時は「夢」を選びました。 でも、その「夢」を叶えアメリカに来た目的を叶え、子供の頃からの夢は叶いました。

 「世界で生きていく。」 これが俺の長年の夢でした。

 現在、経済産業省でキャリアをやっている友達と高校時代に夢を語り合いました。 お互いに夢を叶え、その彼と久しぶりに連絡を取ってみると、夢を叶える事の楽しさ、虚しさ、辛さが分かりした。 

 彼も悩んでいる様でした。仕事を辞めてアメリカへなんて言っていました。 一般的に言ったら「贅沢な悩みなのでしょう。」 なに言っているんだ。 と思われる方も多いかもしれません。 

 限が無い。 

これが結論です。 夢は夢。 でも夢が現実になるとき、その夢を叶えた責任が待っている。 夢を叶えるのは確かに楽しい。それは事実です。 でもなにか大切な事を忘れている。 最近、それに気がつきました。 それを分かって欲しい人もいます。 
 
 語学学校時代の友人に
「どうやって生きるかは、悩んで、悩み抜くべきだ。」と言われたのを思い出します。 とても20才とは思えない方で、しっかりしてますね。 

 「傷つくだけ、傷ついて分かったはずの答えをどうしてまた問いかける。」



  




 












2002年02月19日(火) 今から1年前。

今から丁度1年前、今の会社から内定をもらった。 それから入社手続き書にサインしてから音沙汰がない。 流石、いいかげんだ。 こんな事に慣れてしまっている俺が恐ろしい。 別に会社クビになったらもう一度就職活動するからいいけどね。

 あれから1年か〜……。 早いなね時の経つのは。 同じ時期に内定を出した同僚は、同僚ではなく先輩になってしまっている。 ある意味ヤバイね。
たまにメールをやり取りするけど立派な社会人っていう感じがするよ。 俺もそうなるのかね〜。

 でも俺もこの1年、タダ遊んでいたわけではないのさ。 俺は俺なりに世の中を分析し、学生時代しかできない事、アメリカに留学している俺だからできる事は何かを考えてこの1年を使ってきたつもりさ。 それが一番重要な気がする。 勉強よりもね。 去年サンフランシスコで「1年半前から内定もらってこれから遊べるね〜」
と言ってきた人がいるが、
「君そんなこと言っているから内定採れないんだよ。」と思ったね、言えなかったけどさ。 俺はそんなに甘くない。まして世の中そんなに甘くない。

 就職活動中はぶっちゃけた話今の会社の事は知らなかったけど、そこそこ有名なコンサルティング・ファームらしい。 トップMBA保持者の就職したいランキング上位にある企業だ(因みにそれも後から知った。)横を見れば、メリルリンチ、モルガンスタンレー、GPモルガン、シティーバンクなどなど。

 でもそのステータスに酔って自分を見失うほど俺は愚かではないので受かる前でも後でも基本的には変らない。 俺は就職が目的ではなく、あくまで就職は目標を達成するための手段だと思うからね。 まだまだ俺も夢の途中。 そう思ったほうが人生たのしいでしょ。 これでゴールと思うよりもね。  それに俺のやりたい事にはどうしても、このステータスを使わなければいけない場合もある。 使えるものは全て使うが、ステータスなんて所詮は看板。多分看板なんかすぐに約に立たなくなる。 結局物を言うのはその人本人の実力。 だから、今できる事、アメリカにいる内に「なにかを掴む」。 この為に、世界を周ったり、いろんな価値観をある人と話したりしていたりしたのさ。 でおかげさまで「その何か」を掴ませてもらいました。 俺に無いものも解ったしね。 だからアメリカに来て正解だった。
 
 今は早くそれを試してみたいという事だ。 で、もしそれが俺の勘違いだったり、間違いで失敗したとしても「まーいいではないですか。」位の気分だね。 後悔はないね。 全くの0から始めて6年で今の位置に来たわけだ。 失敗したら今度は3年で今の位置に来てみせるさ。 そう思って生きています。 
 
 



2002年02月18日(月) チョット昔の事

先週シカゴへ行き語学学校時代の友人に会った。 最近の俺のテーマは
「昔の友人に会う、話す。」これです。
お互いに2年近くアメリカにいると色々と解ってくる事とか、変る事とかある。
そこで今回は、チョット昔の話。 

 以前フューチャーシステムの社長にお会いした時のお話。この社長はビルゲイツからお誘いを頂き、そのお誘いをあっさり蹴るくらいの起業家だ。 ま-所謂天才ってやつさ。この人に会ったときに、もって生まれたもの(才能)という物がいかに重要だという事が解ったのさ。 

 エジソンは「天才とは99%の努力と1%の才能。」と言ったけれど、俺はそうは思わない。 その1%の才能があるかどうかで物事は天と地との差が出るし、その1%の才能があること自体が奇跡に似た偶然だと思うんだ。 俺にはない1%って奴さ。 悲しいけどね。

 この社長と当時ブームだった「スタートアップ」(自分のビジネスプラン、ある程度成功している企業をMBO<企業買収>させて利益を得る)の話になったときに、

「俺は「アイデア」だけでは駄目で、それに伴う実力が必要だと思う。」
とその社長に言った。
でもその社長は
「アイディアさえ良ければいいじゃないか。」と仰ったんだよね。
それが、才能と凡人の差さ。 今でも鮮明にその時の事を憶えているくらい強烈な思い出だ。 その時に俺は、起業家になる才能がないと思ったんだよね。それでコンサルになる決意を決めたみたいな所がある。 確かに、いつか自分の会社を創りたいとは思うけど起業家ではないな。 悲しい事にね。

 確かにリスクテイキングの観点から考えると俺のほうが正しい。 しかし、彼らはリスクなんて考えない。 そこまで自分のアイディアを信じられ、全てを投げ出せ、自分の周りも全てを投げ出させてしまう。 そこまでの強い信念、と魅力。 
「あ〜リスクが〜。」なんて考えていた俺は、その準備すら覚悟すらできていなかった。 その時点で俺は「起業家の入り口にも入れていないな。」と思ったんだよね。覚悟とか魅力なんて必須条件だからね、起業家の。 それは勉強で手に入るものではないけどさ。 だから起業家になりたいくて勉強っていう手段を使って起業家になれるかといいったらNoだろうね。 確かに所謂トップスクールが口を揃えて言っているのは、アントレプレナー<起業家)を発掘しましょう、もしくは創りましょうっていう事だ。残念ながらあれは創れない。 天才が創れないのと同じようにね。 それが今の俺の結論だ。

 あの時、アノ瞬間、人生が動くときっていうのが人間誰しもある。 その殆どは人との出会いから来る。 俺は自分の道を決めてきた人間だ。 だから自分に必用な人とそうでない人を分ける。 全ての人が俺にとってプラスになるという事はないからだ。 その中でも特に「強烈な人」というのは、自分の人生に影響を及ぼす。 氏とお会いしたのは、ほんの30分の間だ。 でもその30分で今まで読んでいた100冊近い本の知識が吹っ飛ぶくらいの事を学んだ。 
 もしかしたら、凡人と才能とを隔てる壁というのはほんの1ミリ程度の壁かもしれない。 でもその1ミリが永遠の差になる気がする。
 



2002年02月06日(水) ありがたい事に。

今日、オラクル(世界で最も普及しているERP(経営改善ソフト)販売会社から連絡があった。なんでも今の年俸の10%アップで俺を雇いたいらしい。
 この不景気の中こんなオファーを頂くとはありがたい事です。 実をいうと1年前から誘いがあったんだけど、流石に何回も申し訳ないので今回は丁重にお断りした。

 でもなんで俺なんかがこんな労働市場で人気があるんだろうね〜。 俺より凄い奴なんて結構俺の周りに1杯いるのに。 そいつ等の殆どは就職なんて関係ない世界に住んでいるけどさ。 俺みたいな中途半端な人間とは違ってね…・。

1人は最近会社を造った友人だ。彼は日本の超有名な起業家に自分のビジネスプランを売りに行ってその起業家を口説き倒して、去年の12月に起業した。
所謂アントレプレナーだね。 コンサルとは訳が違う。彼にも、何度もお誘いを頂いたけれども、これも丁重にお断りしている。

もう1人はサッカー日本一を経験している男だ。
 世の中にはなんだかんだ理由を付けて逃げる人が多い中で、彼は中学時代にも全国トップクラスに上がり、高校では全国制覇。 凄いですね本当に。 彼と話していると、
「この人は、人の弱さが解るいいリーダになるんだろうな。」
と思うね。彼と同じフィールドで働ける事は嬉しくもあり、怖くもあります。仲良くやりましょう。

で、一番厄介な方が俺のすぐそばにいる。 その人に
「お前は、俺には勝てネーよ。」 と笑顔で言われる。
ハイハイ、勝つ気なんてありません。 ごめんなさい。 

俺は小さい時からいろんな人を見てきたけど、人観察で一番始めだったのが俺の叔父だね。 叔父は現在某企業の重役に収まっている。 一番最初に興味を持ったのは叔父がテレビに出て偉そうな事を言っていた場面を見たときだった。 いつも人の家に来ては、酔いつぶれて「うえー。」とか言って、気がつくと何語か解らない本を読んでいた。 それがテレビにでて偉そうな事を言っている。そのテレビを見て小学生ながら不思議に思ったさ。

 叔父に付いては色々祖父から聞く。 東大卒、超感覚者(読んだ本を一発で暗記できる。)、ピアノの楽譜をみていきなりその曲を弾く。友達は何とか大臣。などなど。 でも、中学生ながらこの人に興味を持った出来事は、そんなVIPがわざわざ忙しいスケジュールを合間を縫って小学校時代の同窓会に顔を出しにわざわざ新潟の片田舎まで来たときだ。 その時に俺は
「あーこの人は凄い人なんだな。」
と思ったね。 別に俺は東大卒とかでは凄いとは思わないし、その人の看板でその人を見るより、その人自信を見る事が大事だと思った。結局大事なのはその人の人間性だと思ったね。 今から考えるとかなりませた中学生だね。そして、その頃か日本の教育に嫌気が差した。 でアメリカに行きたかった。
 でも、俺はこの時の考え方が間違っているとは思わない。 むしろ正しかったと持っている。 だから、結構俺って昔から変ってないのかもしれない。













2002年02月03日(日) 人の流れ、世の流れ、リーダーとはこんな人。

ジャングルの中で手斧を持って道を切り開いている人達がいる。
チームのメンバーは生産者であり、直接に問題を解決する人たちである。マネジャーたちはその後方に立ち、手斧を研いだり、方針や手順のマニュアルをつくったり、筋肉強化のプログラムを開発したり、新しい技術を導入したり、スケジュールを組んだり、作業員の賃金体系を作ったりする。では、リーダーとはどういうことをする人だろうか。それはジャングルの中で一番高い木に登り、全体を見渡して、下に向かって『このジャングルは違うぞ』と叫ぶ人なのである。

リーダとはこんな人だ。 この日記サイトに掲載されている人がいい事を書いていたので引用させてもらった。 うーん確かに・・…。 今の時代に必用なのはリーダーだろうね〜。 全体を見渡せる能力と指導力,カリスマ性といったところかな。

ぶっちゃけた話、俺はリーダーには向かないな。 俺にとって木に登って全体を見渡しす事は容易い。 しかし21世紀というジャングルがあまりに広大で危険に満ちていて、ありとあらゆる自然災害、戦争などが起こっている。 その木の上から見た光景がとてつも無く広大で困難に満ちた道のりなので途方にくれてしまっているのが今の俺だ。

 「弟子は師匠を目指すが、師匠が目指しているものを目指そうとはしない。」

 俺は「誰かの上に立っている、誰かの下である。」そういう事では人を見てはいない。 俺にとって「どっちが上か下か」なんてどうでもいいからだ。

 ただ俺はこの訳の解らないジャングルを一緒に旅してくれる人が欲しいだけだ。 俺もその人を助けるし、その人も俺にはない観点で俺を助けて欲しい。 それが後続だった先人だったりそんな事はどうでもいい。 ただ無事にこのジャングルを抜けたい。それだけだ。 




  

 



2002年01月28日(月) クロコダイルハンター

 昨日は語学学校時代の友人と電話した。 なんでもこれから彼はNYCへ行って某コンサル・ファームの面接を受けにいくらしい。 彼と同じ会社で働く事になるかも知れないのは喜ばしい事です。  

 それにしても昨日は色んな事を話したな。 日本について、アメリカに来た理由などなど。アメリカとは夢の国。 色々な人がいろんな目標を叶えに来る。 面白いものですね〜。

 俺は運よく希望する業界に入社する事ができたけど、これは本当にありがたい事です。 でもそこに至るまでに結構、俺なりに考えてそれなりの苦労はしてきたつもりさ。っても苦労と思ってやってないけどね。 俺は物事を勉強と思ってやるより、好きな事をやっていると思うようにしている。 そうすれば、勉強も勉強で無くなる。チョットした事だけど、なにげにこうゆう事が重要な気がする。

 で、今の俺の悩みはGMAT(大学院へ行く為のテスト)。 
就職決まったのに大学院に行くの? もういいでしょ? 働き出したらMBAなんていらないよ、といろんな人に言われるけどね。 行ってみたいのさMBA、どこのMBAかは秘密さ。 でも、なんで今更MBA?っていう疑問に答えるなら
 
 「ただ行きたいから」

これで駄目なんだろうか? 内の会社からMBA行って、その次何するの? 
MBAとって「役に立つ」人材になる????。 別に俺はMBAが役に立つとは思えない。確かに、適当に理由なんてつけようと思えば考えられるけど、実際問題、MBAが俺の目標を叶えるかと行ったら、それは疑問だね。
 
確かに以前某有名MBA校の公演に行った事がある。そのなかには有名な起業家と大学がセッションしていて「これからの大学の役割」かそんな題材で討論していた。

そこでコロンビア大の教授が言ったコロンビアの一番の売りはなんだと思いますか? 超一流の教授、最新鋭の設備、教科書・・・などなど。さてなんでしょう?

「それはコロンビアに集まってくる優秀な学生達です。」

こうコロンビアの教授は言っていたね。 要するに人脈ってやつだね。ただ教科書どうりの勉強をせずに、学んだ知識を通して今の世の中を見れば机上の学問はもう通用しないという事は気付いているはずだ。 今の世の中は残念ながらマニュアルがある時代ではない。 20世紀のマニュアルは捨てざるをえない。 そのマニュアルをシュレッダーにかけて、「新しいなにか?」が必用なのさ。 そのためにいろんな業界を経験している人たちと授業という時間を通して意見交換する。 これが敢えてつけるMBAに行来たい理由でもある。
 



2002年01月22日(火) ノ‐ルカップへの道(最後)

いつもこの日記を見に来てくださる方々ありがとうございます。
 最近色んな人がこの日記を見てくれているという事を改めて実感いたしました。
いつ更新するんだかしないんだか、それは俺の気まぐれ。
という訳で、ノ‐ルカップ最後です。

 やっとつきましたホイニングホース。ノ‐ルカップはここから30キロ北へ向かったところです。 それにしても電車、船を乗り継いでここまで来たのは良いけれど長い道のりでした。 ってまだ着いていなかったね。 ノ‐ルカップへ・…。

 ここからどうしよう。 バスは3時間先まで来ないし、タクシーは高い。
一緒に旅したユキさん、隆太郎君、竜介君とはもう長年の友人のようだ。 まだ会って3日しか経ってないのにさ。 旅って不思議だよ。 普段の生活だったら絶対にありえないからね。 まーこの旅人と一緒にいてタクシーなんてのはね。

だからヒッチハイクさ。 取り合えず2手に分れる。 俺は隆太郎君とだ。ユキさんと竜介君はもう先に行ってしまった。 でもさっきまで一緒にいて、透き通った湖の水を沸かして紅茶をのんでいた。 流石にここまで北へ来ると湖の水も飲めるんだ。 って大丈夫だと信じたいけどさ。 後から、変な病気になったなんて無い事を願うよ。

 でもヒッチハイク。 捕まらない。 猿岩石のマネをしてみたりはしたけれど
やっぱりテレビの様には行かないね。 先に行った二人は大丈夫だろうか。 
来ては過ぎ去って行く車に親指を立てては、過ぎ去られ、過ぎ去られ・・…。
 いつのまにか、町がなくなっていた。 もう見渡す限り岩と草と海。 そんな中を男二人が歩いていく。 ある意味、不思議な風景だ。 途中観光バスがとおり過ぎるが、運転手に「なにモンだ」という目でみられる。 それはそうだろう、 うまれて始めて半径10キロ以上、自分しかいない世界なんて体験した事ないからね。 自分たち以外だれもいない。 まー、そんなコンナしていてたら10キロくらい本当に歩いていたさ。2時間以上も歩けばそうもなるさ。 取り合えず10キロ歩いた先のYHで部屋をとり、荷物を置いた。 ここから日が暮れるっていっても白夜なのでくれる事はない。 9時くらいまで休んだね。 

 それからヒッチハイク再会。 でも捕まらず・・…。難しいね。現実は。
幸いにしてバスが一時間後に来る事という情報を旅人から得た。 このバスが最終らしい。 白夜の中バスを待つ。 気を抜くと蚊が大群でやってくる。 どこに行っても蚊って奴は邪魔なもんだよ。
 
 30分遅れでバスに乗る。 そこから1時間、ツンドラの大地をバスはひた走る。 トナカイの群れに遭遇したり、イヌイット(先住民)の集落を目撃したり感動的だ。 
 しばらくすると係員がバスの中に入ってきた、どうやら着いたようだの‐ルカップへ。 やっと・・…ながかったね。 思えば、気まぐれで決めてから1週間、途中で会った旅人と旅をする。 うーんこんな事,日本でいたら考えられなかったね。
 それにしても、ノ‐ルカップ。 キレ‐。 表現するなら三途の川。
 
生命が終わる場所って感じがしたよ。 でも、綺麗以外の言葉が見つからない。
これに比べれば、マンハッタンの夜景なんか豆電球だ。 自然って凄い。 限界がない。 無限。 人間の作るものなんて人間の想像を超えられないけど、自然は想像を超える。 無限。 この言葉しかないくらい綺麗だ。 来て良かった。

 俺はこの風景を一生忘れない。



2002年01月15日(火) 流石ですね。

 流石だね。 それでこそ君だよ。 君チェックしているね。 ごめんごめん。 でも君だけじゃないから、本当に。 俺の周りに

ずどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。 

 と突っ走る方々がいらっしゃるからね。 まて、、、、、。という意味を含めて書かせてもらったよ。 けして君一人ではないのさ。  

 でも君の記事、マジで感動したよ。 すごいな〜と思う。 でも情熱が続く限り突っ走るのもいいと思うね。 

 っていうか、これ読んでいるだろう???? 面白い。 

 早く成功して帰ってきて、君の近所を案内してくれ。 俺の近所でもあるからね。 ブロードウェイしかしらないからね。 サンモールも飽きたよ。
なんか、面白いところないのかい????
  

 まっているよ。 
 

 



2002年01月13日(日) いやー、帰ってまいりました。

帰ってまいりました。 バッファローへ。 今回周った街、ラスベガス、L,A、ソルトレイクシティー、NYC,ワシントンDC。 本当はもっと周る予定だったけど、アメリカどこも同じという事に気がついたので予定より10日早く帰ってきました。

実を言うと、俺こんな事している場合ではないのでないかと不安になって帰って来ただけなんだ。 旅行中も本読んでたし、ラスベガスで松下幸之助の言葉に感動し、ロスでシックスシグマ、ブレイクシンキングの本を読んでいたら自分の将来が心配になってきた。 うーん、今は旅よりやるべき事がある。 いややらねばならぬ。 
 俺、1年半前に内定出したから同期に内定出しても同僚の1年後輩だからね、この差を埋める手を打っておかないとヤバイのさ。 だから、アメリカにいても大した成果は得られそうも無いので早く切り上げました。 あしからず。

でもこの旅、アメリカの偉大さがわかった気がする。 
「アメリカ、デカ過ぎ。」これが、率直な感想。 でも、良く言えば、マダマダ余裕がある。 それがこの国の強さの秘密の様な気がする。 

 この国は多民族国家。色んな人がいるし、またやってくる。 アメリカは全世界の人種がいる世界唯一の国。ロスはメキシコ人が大半を占めるし、ワシントンDCでは黒人が以上に多い。 それぞれの国々からアメリカに来るという事は日本人以上にチャレンジしている。 アメリカと日本で先進国のGDPの40%、全体世界の約30%を占めている事実を考えると、それ以外の国からこの国にやってくるという事は、能力的にも、金銭的にも、精神的にも「それなりの人」の様な気がする。 その中でも特に、優秀な人がこの国に帰化しアメリカ人として生きている。それがユダヤ人だったり、中国人だったり。 うーん、多民族国家。 また、それぞれの州、街で色んな人種がそれぞれの色を出している。 悪く言えば「いいかげん」でも良く言えば大らか。 
「誰かまたやってきても、また街どこかに作ればいいか」
位の大らかさ。 うーん、アメリカ、スゲ‐国。

後、半年。 いやー、最後です。最後。 ファイナルセメスター。 長いようで短い。 まー今学期の抱負。
「全てにケリをつけましょう、留学生活の全ての目標を達成しましょう。」
こんなところです。 俺の目標がどんな物だって? それは、また次回。 




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