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2002年11月05日(火) |
一向に景気がよくならない |
一向に景気が良くならない。
総合デフレ対策というなんだか中身のない政策のおかげで株価もたいして上がらない。なんかとっても中途半端な政策になってしまった。
竹中大臣は銀行の経営者のいいかげんな部分を叩っ切ったろうと思ったのだろうけれど、銀行に大ナタをふるってしまうと健全な企業まで息の根を止めてしまいかねない。銀行は自分勝手だから、過小資本に陥ると、今や金利を引き上げまくっている中小企業から手を引いてしまうだろう。いわゆる「貸し剥がし」だ。つきあいの古い大企業に対しては何千億円と借金棒引きに応じるくせに中小企業に対しては冷たいのだ。不良経営の大企業から手をつけた方が早いのになぜか大手だと再建させようとする。何を気にしているのだろう。そういった大企業こそ経営者を首にし、経営再建をはかるべきだろう。
話がとんでしまったが、それよりなにより、景気を良くしなければいけない。地価ももう少し上昇させる必要があるし、もっと流動化させるべきだろう。
家を買おうとすると、どうも土地がない。あっても建築条件付でなんだか胡散臭い工務店に依頼しないといけないしくみになっている。土地の流動性が悪すぎる。日本の問題は家にあるような気がしている。みんなそこそこの日用品を持ってしまって、あと必要なのは住環境だろう。このあたりに投資すべきものが残っているような気がする。あとは娯楽。旅行とかコンサートとかミュージカルとか演劇とかバレエとオペラとかそういう娯楽産業ももっと伸びてもよさそうだ。
家と娯楽!このためにはワーカーホリックではだめなのだ。住む家や地域の環境にこだわりを持ち、自分のおしゃれに対してこだわりを持つ中年が、どんどんマイホームを建て、別荘を建て、週末には旅行やエンターテイメントを楽しむようなライフスタイルが必要。別荘地では無農薬野菜の栽培なんかをしてもいいだろう。衣食住の高度化がこれからは必要なのではないだろうか?そのためには会社もどんどんかわらないといけないだろう。
まだ下水道工事をしている。一体何ヶ月かかるのだろうか?
しかも、埋めては戻しての繰り返し。一向に開通のめどは立たず、でこぼこ道はあいかわらずでこぼこで、マンションの前のショベルカーの違法駐車は永遠に解決しない。
工事現場を見たが、なんだかとってもいいかげんな感じがする。現場監督という感じの人はおらず、みんな仕事はだらだらやってる感じ。15年前にタイの工事現場で見た雰囲気に似ている。
なんか日本のいい面が失われて、限りなく昔の発展途上国に似てきている。みんながサラリーマンになってしまって、町にはご意見番の不良中年がいなくなり、職人気質の親父もいなくなってしまった。とにかく昼間の町にしまりがなくなったような気がする。
昨日、NPOに関する大学院の立ち上げのシンポジウムに参加したが、日本のこれからはNPOの発展がカギを握っていると感じた。中年男女はくだらない会社仕事は辞めちまって、地域社会に戻るべき時代になってきたと思うのだ。
朝っぱらから大学生くらいの男2人と女1人が地下鉄に乗り込んできた。
女1人はぐでんぐでんに酔っ払っているのか、麻薬を打たれたのかよくわからんが意識が朦朧としている感じ。わざとやっているのなら、すごいチャンスという感じなのだが、ついてる男達がなさけない。女1人にてこずっている。あほだ。ボクならこんなチャンス絶対に逃さないだろうに。。。
それにしても一晩徹夜で飲んだとしても、あんなに酔っ払わないような気がするが。。何してたんだろう。
ラブホテルで一夜明かしたという感じではない。髪の毛洗ってない雰囲気だもの。どちらかというと汚らしい3人組。。。。
昨日の女子高生といい、今日の大学生といい女の方が自由奔放に生きて、男はなんだかフォローにまわっ%A
ボーイスカウトのリーダー会が遅くて、夜の12時半までかかった。
自転車で帰宅していると、セブンイレブンに制服の女子高生が3人入っていく。一体どういういことだろう。
夜中に制服の女子高生。。。なんだか幻想を見ているようだった。いったいこの子達の親は何をしているのだろう。
両親共働きで、二人とも午前様なのだろうか。いやいや3人ともそんなはずがない。携帯で連絡しているからいいとでもいうのだろうか?
いったいなんなんだ!こいつら。
もうあかん。。思考が停止してきた。にっぽん沈没(-.-)
2002年10月28日(月) |
間違った政策がなぜ実行されそうなのか? |
竹中大臣がすすめようとしているハードランディング案はおそらく大間違いの政策であろう。
が、なぜかマスコミは思考が停止してしまったかのように無批判だ。金融界が猛反対しているという事実だけを伝えようとしている。 賛成なのか反対なのかどっちなんだ。
世の中の大半の人もどっちかよくわからないだろう。アメリカは何か知らんが竹中大臣を褒めているし、高給取りの銀行と自民党の抵抗勢力だけが反対している。ということは竹中大臣は正しいのだろうか。小泉さんも竹中案で行くと言ってる。塩爺もなんか竹中案で妥協のようだ。。。
おいおいちょっと待ってくれ。マスコミはここでちゃんと評価しないといけないだろう。
竹中案はあきらかに間違い。今この状況で実施する政策とは違うと申し上げたい。アメリカが賛成なのは、不良債権を安く買い上げて、アメリカの市場で高値で売り抜けるのを狙っているからだ。アメリカはそういう不良債権の証券化がすすんでいる。だから、税効果会計の恩恵を受けなくても銀行が立ち直れるのだ。
一方の日本は竹中案でいくと、銀行も国営化されるし、不良企業は倒産してしまうだろう。不良と言っても不良資産が分離されれば本業では十分競争力のある企業まで命脈が断たれることだろう。ちまたには失業者があふれ、社会不安が増し、さらにデフレスパイラルがすすむことだろう。そして日本は自民党とともに奈落の底に落ちていくのだろう。
マスコミはちゃんとこの政策は危ない。ともっと言うべきだ。
最近自民党の抵抗勢力と呼ばれている人が正しいような気がしてきた。確かに無用な公共事業は不要だけれど、今日本をデフレから脱却させるには大型の補正予算をともなった公共投資が必要だ。亀井さんの言ってることはとても正しい。構造改革なくして景気回復なしといつまでもいってる総理大臣よりは、よっぽど現実的だ。今必要なのは、エンジンを回転させるための大型の投資だと思う。
政策としては、円を円安に誘導し、輸出増加をはかる、同時に安い輸入品を用い住宅投資や公共投資を行い内需をはかる。需要喚起のためには雇用の安定が第一条件だ。企業の経営者にはリストラをやめさせることを徹底。都市開発にはNPOをフル活用し、アイデアを競う。そういうエンジンを回転させたうえで、不良債権を整理回収機構に簿価で売却するようにすればいいのではないだろうか?あくまで、バラ色の景気浮上を宣伝し、日本再生宣言をするべきなのだ。今必要なのは景気回復のムードとその裏付けとしての雇用安定化だろう。
頑張ればできるはず。日本は低成長国ではないよ。もっと元気出そう。
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