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御堂筋の銀杏並木が鮮やかだ。
黄金色に色づいた銀杏並木を歩くと、少し感傷的になりながら、ここ1年の紆余曲折を振返る。
去年の今ごろは大変な状況の中、銀杏の色など全く目に入らなかった。
今年は暇すぎて、いろんなことを考えている。
人生は短く、人はすぐ老いていく。一度限りの人生をどう過ごすのか。人と人とのつながりの中で答えを見つけだすのはなかなか容易ではない。
己の欲することを正直に謙虚に実践に移していくしかないとは、わかっていながら日々のルーティーンな生活の中に埋もれて見失ってしまう。 学生時代、電車の中の中年男性達のうつろな目の色を批判していたが、だんだんそういう中年になっている自分が情けない。。。。
毎日毎日不況を煽るようなマスコミは反省するべきだ。
景気が回復基調にあるのに、また経済を失速させようとしている。90年代にもそういう兆しがあったのに、消費税率上げで完全に失速してしまった。今回も各企業の業績が回復しているのに、連日株価下落下落と書くから余計に下落する。
株価も結局人が動かせているから、報道にひどく左右される。アメリカのファンドが下落を望んでいるからといって、日本人トレーダーまでそういう動きをする必要がないではないか?
そういう意味でも、マスコミは不況の真の原因が政治にあることをもっとズバズバ書いて、政権交代を促す報道をするべきだ。
会社には未婚の女性が多い。 30代になっても働き続け子供を持たずに仕事ばかりしている。
彼女たちに聞くと、パートナーはいても、結婚したり子供を作ったりはしないということだ。
週末に一緒に過ごせればそれで幸せだという。
しっかりと統計を取っていないが、30代の単身世帯というのはとても多い。確かに子供を育てるには、今の地位も仕事も捨てないといけないかもしれない。
会社は子供のいる家庭を想定していない。単身者にとってはとてもやりがいがあるが、ひとたびお父さんが会社に賭けてしまうと家族は崩壊してしまう。子育てもし、仕事もし、地域活動もし、政治にも趣味にもあらゆる方面で活躍する人材を育てるには日本の会社形態では不可能なようだ。
だから道行くお父さんの顔がどんどんくたびれていく。
イタリアのようにおおらかに生きていきたいのだが。。
面白おかしく仕事をしている人はすくないのだろう。
朝晩の地下鉄でも、無表情な人が多い。にやにやしてると痴漢と間違われるのかもしれないけれど、もっと楽しく人生を生きていったほうがいいだろうに。
ここ最近は毎週のように人身事故で電車が止まる。人身事故って結局飛込み自殺のことだよね。新聞を見ても記事にもなっていないことが多い。
1年間に3万人以上の人が自殺する日本。私の実家の近所でも3つ年下の銀行員が自殺した。残された奥さんと子供はどうしているのだろう。
自分を殺すほどのことが世の中にあるものなのだろうか?借金だったら自己破産すればいいし、会社がつまらなければ辞めたらいい。もっと陽気にくらせばいいのに日本人は命を粗末にしすぎている。
それにしても、毎日のように新聞は不況を煽るような記事ばかり載せている。もっと国民が楽しくわくわくどきどきするようなことを書けばいいのに。
小泉-竹中コンビのおかけで景気回復の足が完全に折れてしまった。最近の経済記事を良く読めばわかることだが、黒字企業が随分増えている。銀行の不良債権問題を今ごろ蒸し返さなければ、回復基調に拍車がかかったのに、竹中ショックで完全に株価が低迷してしまった。株価低迷で火がついた景気回復に大きな水を注いでしまったのだ。
にもかかわらず、大臣殿は「スウェーデンでも不良債権処理をしたときには最初は株価が下がった」などと馬鹿なことを言っている。経済評論家なら仕方ないが、一国の大臣がよくも聞いた口をたたくものだ。いい加減にして欲しいものだ。
不景気がますます深刻化していくのに、減税をするという。減税をしても給料の安い一般庶民は全く恩恵を被らない。大金持ちが喜んで財政赤字は一層増えるだけだ。ホントに全く逆のことをしている。
今は税金には手をつけず、公共事業などの投資を増やさなければならないのに5兆円で手打ちしてしまった。30兆円は必要だとほとんどのエコノミストが叫んでいるのにもかかわらずである。なんという馬鹿な政策だ。庶民は何でおこらないのだ。日本沈没はもうすぐそこに見えているようだ。
最近スピッツのカヴァーアルバム「一期一会」と綾戸智絵の「BEST」を買った。
スピッツの歌をいろんな人が歌っている「一期一会」もいいけれど、「BEST」はとてもすごい。綾戸智絵という人はうわさには聞いていたけど歌声は今回初めて聞いた。
特に「夜空ノムコウ」の英語版が非常に良い。ピアノの弾き語りでこれだけの曲になるのがすごいと感じた。
年齢のせいかもしれないが、アップテンポの元気のいい曲は苦手。メロディアスなジャズ系の歌が好き。今度はボサノヴァのアルバムを聞いてみようと思う。(ギター習いたいなあ) 音楽を聴ける余裕のある世情になってほしいものだ。
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