嵐のような1週間が去った。 ようやく本来の仕事に戻れると思うとうれしい。
午前中は片付けなど皆で済ませた。 課長が昼ご飯をごちそうしてくれた。
先週から目の調子が悪い。 右の目が一枚膜をかぶったようにかすんで見える。 同僚も同じことをいっていた。 私達は一体何を見てしまったのだろう。
世界の各地に移民として渡った皆さんが11月1日から11月4日までの日程で故郷に帰ってきた。各地でさまざまな歓迎イベントがおこなわれている。 地元の酒を酌み交わし、手料理を食べ、何十年ぶりかの対面、あるいは初めて会う日本の親戚。
2世3世はもう日本語をつかわないけれど、お帰りなさいということばがしっくりくる。
歓迎行事のなかで、地元の棒術が披露された。 おかえしに、ハワイのフラダンスとタヒチアンダンスを披露してくれるという。揃いのレイを首にかけ、老若男女楽しそうに踊る姿は、ほほえましい。
歌の内容にあわせて踊るタヒチアンダンスはセクシーだけれど、若い女性の美しさもさることながら、神々しいものを感じた。
欧州議員団の訪問が決まり、前日から受け入れ準備で忙しい。
日本と欧州との生徒間交流をまずはインターネットを通しておこなうこととなり今日の訪問が実現した。緊張した空気のなか、テレビカメラや取材の記者がワサワサ動き、あわただしく歓迎式がおこなわれた。 その後は地元の案内をして、昼食会。
ありきたりの昼食会ではなくここでしか食べられない物をということになった。 注文を受けた皆さんは、それはもう、はりきって料理した。 ボスは議員団に「私達が普通に昼食で食べているものを地元の母ちゃんたちが心をこめて作りました。おばさんたちの手料理でもてなすよ」といったが通訳はしっかり「ヤング・レディ」と伝えた。
昼食会場でヤング・レディと対面した皆さんは、ユーモアのセンスもよく、拍手喝采で彼女達の料理を誉めた。 かつてのヤング・レディは、記念のピンバッジをもらい満足そうにほほえんだ。
|