日曜日にアルゼンチンに帰る彼女が手料理でもてなしてくれた。
「スペイン語の練習をしていてね」と彼女はいう。 「2004年には必ず南米に来てね」と言って彼女はにっこり笑う。
チケット代だけでいいのよ。滞在は心配しないで。 ボリヴィアでも、ブラジルでも、もちろんアルゼンチンでも私達は皆を大歓迎よ。 だから必ずきてね。
アルゼンチンから電話がきた。毎日仕事でとても忙しいにもかかわらず、彼は母国と母村の架け橋となり、所期の目的を十分に発揮しはじめている。
あなたが自分の担当で良かったといわれると、私は十分にその役目を果たせたか、自問自答する。そして、答えに窮する。。。
「沖縄に帰りたい。とっても恋しい。」
6ヶ月の研修の間彼は猛勉強して、日本語を自分のものにした。 私達は彼が帰るとき「いってらっしゃい」とアルゼンチンへ送り出した。
違う言語、文化、習慣でどんなに彼が苦労したか、容易に想像できる。 それをおしてまで帰りたいと言ってくれる彼の気持ちと沖縄への思いを大切にしたいと思うし、彼に続く後輩の期待に添えるように努力したいと思う。
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