遠出した。天気も良くて、とっても気持ちのいい一日だった。 こんな楽しい気分だったってのは久しぶりかも。なんだか、生きている、という実感が。 たまには思いっきり日常を離れてみるのも悪くないですなぁ。
マネモノコータのお誘いを受けて「スチームボーイ」の試写会に行ってきた。
おもしろかったー。アニメって感じがぜんぜんしない。アニメの域を超えているな。
ストーリーはシンプルながら、息をもつかせぬ展開、リアルな映像、迫力ある音響に声も出ず。
7月17日から公開だって。オススメいたします。
タナバタ。
タナボタではない。
今年は快晴。去年はどうだったっけ?その前は・・・?
この日が来るとアノ街を思い出してしまう。七夕の期間だけ異様に観光地化してしまうアノ街だ。
2年前まではそこに住んでたんだな。ずいぶん昔のような気もするけど、ついこないだのような気もするからフシギだ。
2度と戻らない日々。そんなふうに考えると、取り戻したいって思ってしまうのもフシギだ。
2004年07月04日(日) |
rough☆laugh |
Togetogeのメンバーの人たちと新宿に集まって、スタジオでセッションを行った。7月18日の練習会、のための練習会、という感じで。
ドラムを叩くのはやはり楽しい。楽しすぎてカラダ中の毛穴が全部開いてしまいそうになる。アドレナリンが分泌される。特にセッションの場合、「本来のバンドではない」というところが非常に気楽で、自分のことさえ考えてればイイ、という感じになる。自分が楽しけりゃ他はどーでもいい、とさえ思う。ワガママな自分を解放する。一緒にスタジオに入ったみなさん、スマソ。
スタジオを出た後、「みんなでゴハンでも〜」というハナシになったが日曜の昼間ということもあってか入れる店がない。そこで「サンペイ」という場末の居酒屋みたいなとこに入ることにした。昼間から酒盛り。お店は地下で日の光が入らないせいか、まるで深夜のようなテンションヌ。不覚にもビール数杯でウトウトと寝てしまった。汗で流れ出た水分を急速にビールで補おうとしたのがよくなかったのか。それとも昼酒だからか・・・。うーむ、ありえん。
その後、下北に行ってライブを見た。全部で4バンド。一発目のバンド目当てに行ったのだが、ほかの3バンドも十分楽しめた。
トリをとったバンド、激(゚д゚)ウマー でした。まずベースが女のヒトなんだけど、めちゃウマイ!!ちょっとアヤシイ風貌だったけども。
ドラムもウマカッター。この人のめざすスタイルは多分おれと一緒のものだと思う。でもこのヒトは技術があるので、かなり目標到達しているカンジ。おれは技術がないので目指しているものには程遠い。同じプレイスタイルだと技術の差が歴然とわかってしまう。ああ、残酷。
このバンドで一番印象に残ったのは、ベースの女の人の顔の表情ですね。つねにギリギリの集中をしてるから、ずっと口は半開きの状態で。
そしてたまにケラケラと笑う。ホントにうれしそうにケラケラと。
笑う、というのは人間にとって原始的な行為に近いんだと思うんだけど、現代人にとっては社会的な動物として生きていくための「ツール」としての意味合いが強いんじゃないかな、って最近思って。
「わたしはこんなにうれしいんですよ、楽しいんですよ」という感情をまわりの人たちにアピールするためのツール。社会生活を行っている限り、人間って本来のココロの「笑いたい」ってレベルにまで欲求が高まってなくても実際は笑ってるんじゃないか、って気がする。つまり「ムリに」笑っている・・・?多少なりとも。笑わないとヘンな人だ、って思われたりとかね。
なにが言いたいかっていうとこの日のベースの人の「笑い」を見て、なんか人間の原始的な、というか生理的な欲求が満たされることによって生じる無上の悦び、を単純に写し出したかのような真の「笑い」を見た気がしたのだ。
それはぼくらが考える「ヒトに見てもらいたい笑顔」、とはまったく別の笑顔だ。生理的エクスタシーにより自然に発せられる、遺伝子にプログラムされた単純な顔面の筋肉の収縮活動だ。
こんな笑顔をステージでできる人ってホントにうらやましい。
そしてベーシストにそんなエクスタシーを提供できるドラマーになりたい、と心底思うのである。
6月30日の日記に「たま」の歌詞をのっけたんだけど。これねぇ。
「室温〜夜の音楽」っていう劇の劇中歌集をこないだハイラインで見っけて、手にとっているうちにほしくなってしまって。2年くらい前に深夜番組でドラマ化されて、V6が出演してたので知っている人も多いかな。
その一曲めが「安心」という曲で。「ぼくの未来は〜火葬場のハーイ♪」と始まる。イントロも全然なくイキナリ歌が始まる。非常にあっけらかんと。
おれにはそんなことを言う勇気はない。自分の未来がまったく無価値であり、さらにそれどころか他の人から見たら単なるジャマモノだなんて。思っていたとしても言いたくはない。
でも知久サンは平気でそれを言ってしまう。スゴイ。おれには言えない。たとえそうであっても、言えない。
そして、言えないおれには歌はつくれない、ということもとってもわかる気がする。うーむ。
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