2011年01月16日(日) |
すべてを捨てて人は死ぬのだ |
本年もよろしくお願いします。
新年早々、なのだが、ドラマーの古澤先生が亡くなった。ぼくが通うスクールの待合室で何度か見かけたことがある。いつも時代錯誤、っていうのか、ヒッピーみたいなファッションが好きなお方だった。ぼくのドラムの先生の先生、であった。だからぼくの先生が葬儀に出席するので、レッスンがキャンセルになったのだ。
ぼくの先生はその昔、古澤先生のドラムにめちゃめちゃ感銘を受けて、弟子入りしたのだという。ぼくは古澤先生のドラムは聞く機会がなかった。今となっては残念。亡くなる一週間前ぐらいまでは普通にライブをこなしていたのだという。虚血性心不全で突然亡くなったとのこと。
どれだけドラムのテクニックを身につけて、神ドラムを叩くことができたとしても、そのテクニックをあの世に持っていくことはできない。もったいない。なんともったいないことか。でもそうやってすべてを捨てて、人は死んでいくのである。
心からご冥福をお祈りします。
もう大晦日ですな。あと10時間ちょっとで今年も終わりであります。
今年はいろいろな意味で「がんばらなかった」年だと思う。来年はがんばる、というか普通にちゃんと人生を生きよう。
そうそう。唐突だけどこないだのCDJ一日目はなんかとっても楽しかったです。なにがそんなに楽しかったのかときかれると困るんだけど。忘れたくないので、忘れないように書いとこうと思う。
いっぱつめのPUFFYに間に合うように会場には着いたんだけど、非常におなかが減っておりアルコールも摂取したかったので、まずは昼飯食いました。タコス、フィッシュアンドチップスとビール、テキーラトニック。美味だった。テキーラトニック三杯目は店員さんが多分間違って、ラムトニックを渡されたんだと思う。そんな味がした。
そんなこんなでまずは筋少。楽しい。MCもおもろい。「古式ゆかしいコールアンドレスポンス」とか。なんだか(笑)
次は民ちゃん。知ってる曲はほとんどやってくれなかったなあ。M1NAT○先生がドラムを叩いておられた。うーん、なんか。このお方のドラムは民ちゃんの曲に合っているのか…?いや、このドラムの良さ、みたいなのはわかるんだけども。なんかちょっと場違いな気が。
Perfumeをチョイ見。なんかやっぱアイドルよね。ツレはかわいいとか言って萌え萌えしてたけど。おれ的にはちょっと(笑)でもいいんじゃないでしょうか。
バンアパ。ベストアクト。もうなんか到達しているというか、行き過ぎている感。コグレ氏のドラムがいいなあー。サウンドチェックのから叩きまくりすぎ(笑)。叩きまくっている間もドッシリとした安定感を感じる。遠目に見るとタカトシのトシみたいなのに。ドラムすごすぎね。
イースタンユース。見るのは6年前のCDJ以来かな。フロントの二人が見事に禿げあがっておる。てか前からそうだったよね。オッサンというかもうオジイサン。でもカコイイ。この三人見てて、この三人のなかでは各パートとも替えがきかない存在なのだなと感じた。理由はおれなんかにわかるはずもないけど。でもそういう理由が必ずあるんだろうと思った。
くるり。ドラムのBOBOさんはキレあるというか、ライドがうまい。おれもこの人のように叩ければいいなあ。ある意味理想。シンプルだけど説得力ある。演奏全体もすごくよくて、曲選的にも変わった曲調の曲が多くて、このバンドの異質感みたいなものが際立ってた気がする。
そして最後はZAZEN。先日のライブに引き続いてまたしてもレオ今井登場。それは予想してたけど、まさか三曲もKIMONOSの曲をやるとは。それはやりすぎだろー!と。ZAZENの曲が聴きたくて集まったオーディエンスに対してそれはどうなのかと。いや、曲はカコイイけども。そんなことを思っていながら最後の曲に。そして鳴り響く半透明のギターリフ。思わず耳を疑った。うわーまさかここで聴けるとは!(嬉)それも数年前のバージョンを。狂喜乱舞。ジーパンがずり落ちそうになりながら。ええじゃないかええじゃないか、と狂喜乱舞。いやマジで何年ぶりか?思いだせないぐらいに久しぶり。
そしてアンコール二曲中一曲はKIMONOSだった。KIMONOS、かなり中毒性高いとみた。頭のなかでいまだにヘビロテ。
フェス行くといつも刺激もらうのですよ。いろんなバンドあるからね。いろんな意味で参考になる。おれのなかのバンドに対しての考えにも、様々な示唆を与えてくれる。モチベーションあがる。
そんなわけで、12月28日はとっても楽しい一日だったのです。刺激受けたので自分のドラムもがんばっていこうと思います。2011年は基礎をちゃんとマスターする、と。そんなところを目標に。毎年言ってる気もしますが(笑)
ではみなさま、よいお年をーー
やっぱり酔っ払って日記書くのよくないですね。40超えると劣化する、とか、まだ40前みたいな書き方しちゃってますけど、ワタクシもうはるかに40超えてますので(笑)
さて、これからカウントダウンジャパン一日目に出かけてきます。今年は、一日目のみ。明日は仕事納めです。六時起きです。
今日だけなので四日分楽しんできます。行ってきまーす
今年の天皇誕生日はマネモノスタジオ@池袋ゲト。
最近よく考える。スタジオ入って演奏するということの意味。でも楽しいからいいのだ。楽しいからこそ肯定できるのだ。
最近、スタジオに持っていく荷物が重い。実感として重い。体力が衰えているのだろう。スタジオ入る楽しみ≧スタジオ入る苦労、なんだったら続けていく自信はあるけど。
体力的なことはさておき。
おれは人間として劣化してないのかな?おれはドラムが好きな昔のままでいられてるのかな?
40過ぎたら人間として劣化してくるのでは、というオソレを漠然と抱いている。 おれは大丈夫か? 人生わかった気になって、傲慢になっていないか? 自分は万能だとか、勘違いしてないか? もっと身近なところでいうと、音楽ってこんなモンとかって、わかった気になっていないか?
思いあがっているのではないか、と不安に思う一方で、自分の能力の低下も自覚している。これってホントだめなんじゃないか。ひととして。
人間力は高まっているのか。高まっていないまでも落ち込んでないか。今の自分の環境外の人間を果たして認められるのか。あるいは環境外の人間から認めてもらえるのか。
おれは不安に思っている。いろいろなことを不安に思っている。情けない人間と思う。自信満々の人間の心理はわからない。でも、別にわかりたくもない、とも思う。それがいいのか悪いのかわからないけど、おれらしいな、とは思う。
フットハイハットは「指パッチン」のニュアンスで。
踏むべし踏むべし踏むべし
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