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■ 文藝 冬号
河出出版発行の文芸誌である文藝。 先日ふとしたことからこの雑誌の発行部数の水増し率とかライバルの群像の部数とか河出の原稿料の安さとかいろいろ聞く機会がありました。 (どんなことを)
で、昨年は綿谷りさ「インストール」だったり(「蹴りたい背中」とかも出てるけど)と新人賞の発表も載ってました。 若ーい、みんな。受賞者を見ると(今年は3人の大盤振舞い)高校3年生在学とか。 ああ、こんなところで年を感じるなんて_| ̄|○
で、1000円だけれども実質また単行本になるわけですから今回に関してはいい買い物なのかなと思ったり。 どうも「魔女の息子」は出版が決まっているようなんですよね(どっからの情報だ)、196枚なのに。普通は「これだけじゃ・・・」って感じで書き下ろしの短編を入れるはずなんですが・・・。なんだか藤野千夜「恋の休日」の感じにならないことを祈ります。あれじゃあいくらなんでも買いづらいと思いますし。
・・・本を買うで思い出した。 お話をしていたら「最近、本が売れませんからね」って話題が出て。具体例だと「電車に乗っている人がどんな本を読んでいるか」を想定すると大概が文庫本だそうで。(そりゃそうだわな、持ち運ぶがメインなわけで) じゃあ、ハードカバーや新書(ノベルス)版はどうかっていうと断然前者は図書館からの本との指摘でした。うーむ。 この不況下で作家さんもかなり厳しいことを強いられる境遇もあると考えると(例えば今邑彩とか)図書館って罪作りだなーと思いますね。 まぁ、それを言ったらBOOKOFFもか。
自分の好きな作家さん(別にこれはCDに関してもいいけど)が長く活動していく上でお金が本人のところに上がってこないとそれもできないわけで。この考えを踏まえた上で「コピーはいけない」とかの運動をしないと不毛だなとも思うわけです。 ガキじゃないので「しちゃだめ」で通用するわけがないんですよ。そうすると情に理知的に訴えるしかないような。自分で好きな作家さんが活動できないように荷担しているんだから。 そういうすごく単純な啓蒙活動をしないといけない現状ってすごく妙だと思う。 多分、これって企業の失態とかも関係させると「モラルの低下」もしくは「想像力の欠如」といういかにも綺麗な言葉になって物足りないんだけど・・・。もうちっとしっくりくる言葉を捜したいこのごろ。 (最近はバランスがとかそのグラデーションがって表現を使うことが多くてうんざり。それで「わからない」ことがわかったのはいいけど全然、現状の解決になってないことが問題なのに結論を出すだけに躍起になってるのにすごく冷めるの)
2003年10月12日(日)
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