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■ 若い内から懐古主義?
中学受験を控えた小学生が先日模試を受けたってことで問題を見ていたんです。 出題されてる文章が・・・。
重松清「卒業」
・・・。うーんと、うーんと。 少なくとも小学生が読んで「分かる」って文章じゃないんと思うんですけど。 むしろ、以前中学生だった人が"ああ、こんな気持ちだったなぁ"って思い返すためのものだと思うんですけど?>まさしく、ノスタルジーに浸るための文学。いいのか悪いのかは別にして
かと言って、他に真っ当な作品をあげろって言われても困るから納得せざるを得ないんだけど(って、納得してませんね)。
どんな文章なら小学生に身を持って実感できるんだろうね。 安岡章太郎「宿題」じゃ、時代背景が違いすぎるし。 重松清でやるなら、「ひょうたん池とワニと私」とか「キャッチボール」(いずれも「ナイフ」収録)、「セッちゃん」(「ビタミンF」収録)くらいかなぁ。それか、長編の「エイジ」か。 それにしても中学生のマセ餓鬼が分かるか分からないか程度。 やっぱもうちょっと出題文章は考えた方がいいと思いますよ?Eゼミナールさん。
2004年09月10日(金)
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