 |
 |
■■■
■■
■ 境界
「人々はことわりもなく僕と親密になった――それもとても早くから。だから僕は誰かと親密であることに慣れていると思われるだろうが、そんなことはない。むしろそのために、僕は決して他人を寄せつけなくなった。今ようやく、なぜ人は親密さを求めたりするのか、わかりかけたばかりだ」 と、コリーは言う。
境界の難しさがここにある。 ボクであること、あなたであること。 それは歴然としているはずなのに、なぜかボクとあなたと混在してしまう感覚が否定できない。 それは本当に自分のしたかったことなの?と問いかけても、はっきりと自信を持って答えられない、ということがある。
他人の、あなたに嫌われたくないからだ。 そう、目の前の相手に、不快な思いをしてほしくない。
いや、それはきれいごと。 不快な思いを”ボクが”観たくないからだ。
だから先回りをするのだ。
自分のプライバシーを知られたくないくせに、他人のことは詮索したくなる。自分は安全圏にいたい。
自分は鬼になりたくないのに、鬼ごっこに参加している。 鬼になりたくない子は鬼ごっこに参加する資格などないのに。
・・・そうだね。 まだまだ難しいな、と思うけれど向き合うこと。 これからだね。
2006年02月18日(土)
|
|
 |