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■ 雪が降ってきた
泊まりで、朝起きてみると寒い。 いつもより寒い。
着替えてから外に出ると、雪が降っていた。
山梨や東京のハズレに住んでいたときは、12月なんて雪が降って当たり前、みたいな環境だったから凄く嬉しかった。 実家の時だって、基本的に雪は降っていたしね。
少しずつ、自分を認識し始めた、自分の感情に気づき始めた時期だったから、それを思い出させてくれる雪がとても愛しい。
あの雪の光景を、大学の教室を、予備校の4階のC室から眺めたセンター試験前の可児先生の授業を、自分の部屋の鍋をした人たちの顔を、雰囲気を、そのときの話題を、それが解散してからこっそりと受験に出かけた谷村町駅までの光景を、まだしっかりと思い出すことが出来る。
仕事を終えて帰ろうとしたらすでに、雪はやみ、ただ濡れた地面だけが広がっていた。
2006年12月29日(金)
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