徒然駄文
DiaryINDEX|past|will| 【短い言葉】top | 【映画と本のBlog】 | 【お絵かき】
昨日の日記は何が言いたかったのか、と言うと、 「癒し」って何にでも使われるんだなあ、と言うことでした。 昨今、あちこちで「癒し」という言葉を見受けますが 百間と結びつけられるとは思ってなかったので驚いたわけです。
元来、癒しという言葉は深い意味を持っていると思うんだけど 簡単に使われるようになってしまいましたね。 (一度、何かの用があって「癒し」で検索かけたら凄かったです) 言葉全般が軽くなっているかな。
かくいう私の中でも、「言葉」って軽くなって行ってます(^^;) 小説読むにしても中学生の頃って1文字1行、なめるように 味わって読んでいたと思うんだけど、大人になってからは ほぼ斜め読みばかり。じっくり文章を味わい楽しむ、と言うことが 少なくなってきていますねえ。心に余裕がないのか時間に余裕がないのか、 はたまた、感受性が摩耗しているのか(まあ、一番の理由はこれかなあ(^^;))
特に近年はきちんと頭を動かしていないので 語彙も減り、こうやって文章書いていると情けない限り。 もっといろいろ読んで書いて、頭の中を磨かないといけません。 …一番怖いのは、摩耗しても生きてはいけるところですね。
…が再ブームだそうで。 昔々、まだとってもとっても若かった頃(笑)結構好きで ぽろぽろ読んでたりしました。 でも追っかけるほどでもなく、数冊入手後、 まあ、そのうちにと思っていたら いつの間にやら本屋から姿を消してしまっていました。 その後、もう一回ブームが訪れたようなんですが (黒澤氏が「まぁだだよ」を出した辺りですか) そのころは私は幼児や赤ん坊の育児に追われていて 本屋どころでなく、入手し損ね。 10月くらいにどこぞから文庫で全集が出るとか。 今手元にあるのだけを時々読み返しては 他のも読みたいなあ、と思っていたところなので嬉しいですねえ。
が、面白かったのが、そのことを伝えた新聞記事。 「癒しを求めて」百間がブームなんだそうです。 ううむ、よく分からない世の中事情。 と言うか、「癒し」という言葉と百間の文章とのつながりが よく分からない(^^;)
ちなみに弟が言い放った「ノラや」への一言感想。 「どこぞのじいさんが、居なくなった飼い猫のことを偲んで めそめそ泣いてるだけの話」…確かに「話」はそうかも(^^;) いや、私は何となく好きでしたけどね。 心に余裕がある時にしか読めないような気はするけど。
どちらかというと、エッセイより幻想小説(と言うのか)の類が とても好きでした。「昇天」とか。 凄い表現だなあ、文章だなあ、イメージだなあ、と思う。 昼間吹いていた風がぱたっと夕方になるとやむ、ただそれだけの 情景描写が百間先生にかかると、この世のものではないような 何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出すのです。
でもどちらを取ってもなんで「癒し」になるのか分からない(^^;)。
まあ、読者が増えるのは良いことです。 本が売れれば絶版にもなりにくくなるだろうから。
大阪より帰宅。暑い暑い、と聞いていた大阪は 私が帰った日から急に涼しくなったそうで ふふふ、涼を呼ぶオバサン、と呼んで!と、友人達に 恩着せまくってきました(笑)
で、さすがにぐたぐたにお疲れモードです。 2,3日で元に戻るかな〜
…帰ってきたら、家の外に目隠しのためにかけてあったすだれは半分はずれて 落ちかけているし、メキシコヒマワリは倒れて通路をふさいでいるし えらく強い風が吹いていたようですね。 主人は家にいたはずなのに、何もかもそのまんま。 ぱっと見、廃屋状態(^^;)おお〜〜〜〜〜い(^^;)
|