徒然駄文
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2002年08月25日(日) 言葉

昨日の日記は何が言いたかったのか、と言うと、
「癒し」って何にでも使われるんだなあ、と言うことでした。
昨今、あちこちで「癒し」という言葉を見受けますが
百間と結びつけられるとは思ってなかったので驚いたわけです。

元来、癒しという言葉は深い意味を持っていると思うんだけど
簡単に使われるようになってしまいましたね。
(一度、何かの用があって「癒し」で検索かけたら凄かったです)
言葉全般が軽くなっているかな。

かくいう私の中でも、「言葉」って軽くなって行ってます(^^;)
小説読むにしても中学生の頃って1文字1行、なめるように
味わって読んでいたと思うんだけど、大人になってからは
ほぼ斜め読みばかり。じっくり文章を味わい楽しむ、と言うことが
少なくなってきていますねえ。心に余裕がないのか時間に余裕がないのか、
はたまた、感受性が摩耗しているのか(まあ、一番の理由はこれかなあ(^^;))

特に近年はきちんと頭を動かしていないので
語彙も減り、こうやって文章書いていると情けない限り。
もっといろいろ読んで書いて、頭の中を磨かないといけません。
…一番怖いのは、摩耗しても生きてはいけるところですね。


2002年08月24日(土) 内田百間

 …が再ブームだそうで。
昔々、まだとってもとっても若かった頃(笑)結構好きで
ぽろぽろ読んでたりしました。
でも追っかけるほどでもなく、数冊入手後、
まあ、そのうちにと思っていたら
いつの間にやら本屋から姿を消してしまっていました。
その後、もう一回ブームが訪れたようなんですが
(黒澤氏が「まぁだだよ」を出した辺りですか)
そのころは私は幼児や赤ん坊の育児に追われていて
本屋どころでなく、入手し損ね。
10月くらいにどこぞから文庫で全集が出るとか。
今手元にあるのだけを時々読み返しては
他のも読みたいなあ、と思っていたところなので嬉しいですねえ。

 が、面白かったのが、そのことを伝えた新聞記事。
「癒しを求めて」百間がブームなんだそうです。
ううむ、よく分からない世の中事情。
と言うか、「癒し」という言葉と百間の文章とのつながりが
よく分からない(^^;)

 ちなみに弟が言い放った「ノラや」への一言感想。
「どこぞのじいさんが、居なくなった飼い猫のことを偲んで
めそめそ泣いてるだけの話」…確かに「話」はそうかも(^^;)
いや、私は何となく好きでしたけどね。
心に余裕がある時にしか読めないような気はするけど。

 どちらかというと、エッセイより幻想小説(と言うのか)の類が
とても好きでした。「昇天」とか。
凄い表現だなあ、文章だなあ、イメージだなあ、と思う。
昼間吹いていた風がぱたっと夕方になるとやむ、ただそれだけの
情景描写が百間先生にかかると、この世のものではないような
何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出すのです。

 でもどちらを取ってもなんで「癒し」になるのか分からない(^^;)。


 まあ、読者が増えるのは良いことです。
本が売れれば絶版にもなりにくくなるだろうから。



2002年08月22日(木) 帰ってきました

大阪より帰宅。暑い暑い、と聞いていた大阪は
私が帰った日から急に涼しくなったそうで
ふふふ、涼を呼ぶオバサン、と呼んで!と、友人達に
恩着せまくってきました(笑)

で、さすがにぐたぐたにお疲れモードです。
2,3日で元に戻るかな〜


…帰ってきたら、家の外に目隠しのためにかけてあったすだれは半分はずれて
落ちかけているし、メキシコヒマワリは倒れて通路をふさいでいるし
えらく強い風が吹いていたようですね。
主人は家にいたはずなのに、何もかもそのまんま。
ぱっと見、廃屋状態(^^;)おお〜〜〜〜〜い(^^;)


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