徒然駄文
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弟の所にLDがあったのを思い出して、DVDに落として貰う。多分ウン十年ぶりに見る。 初めて見たときも鳥肌立てながら見たけれど、今見ても同じ。NHKって、時々とんでもない凄いものを作る(「もどり橋」も凄く好きだったよ、私)。「光」と「音」。このドラマのキーだけれど、私自身にとっても光と音はキー。
ドラマ中に挿入されるピアノ。おぼつかないタッチだけれど、私にはとてもよく響く。ベートーベンのソナタ、と言えば、私の中では「四季・ユートピアノ」が出てくるもの。音というのは記憶と強く結びついている。光や温度や風や音。それらが記憶の中で音楽と密接に繋がっている。私は音楽を通してそう言うものを呼び覚ましたいんだろうな、と思う。(だから、難しい話は分からないし、研究したいとも思わないのだな(^^;)。つまりは向上心がないのだな(^^;))
エンジン始動で短いのをちょこっと打ち込み。何となく出来たので、じゃあそろそろ本格復活するか、と、放り出していたモーツァルトのきらきら星変奏曲を触り出すけれど、…な…長い(^^;)。よろよろ……。いきなりあれはやはり辛いか、と、中編(とは言わないが)のベタ打ちを始める。わかりやすいところで、バッハのシンフォニア。動きのある曲が良いので、とりあえず6番に手を付ける。
…ああ…バッハの音の色は好きだなあ。きらきら輝いている音だ。派手ではないけれど、喜びに満ちた金の色。豊穣な音だなあ。同じドレミの集まりなのに、その並び方によってなんでこんなに「音の色」が変わるのだろう。不思議だ。
なんだか寒いんですが……(;_;)。今日なんか曇り空で肌寒いので一日中窓閉めてるんです。ほんとに今、7月末ですか? ここ、本州の真ん中ですか? 昨日のような晴天でも、日の当たるところは暑くても日陰は涼しいのですよね。朝晩はひんやりしてるし。まるで高原の夏〜…お米は大丈夫だろうか(^^;)
いきなり「吉村 昭」再読モードにはいる。「星と葬礼」、「水の葬列」などの初期短編辺りが大好きなのですが、「破獄」とか「高熱隧道」とかも好き。「戦艦武蔵」あたりになると、知識がないもので読んでいてちょっと辛い。高熱隧道を読んでいたら、新田次郎あたりもまた読みたくなってきた。この頃の小説家達の文章が結構好きです。大正から昭和あたりかな。近年に近づくにつれ、苦手なタイプの文章が増えます。これはまだ、淘汰が成されていないだけなのかもしれないけれど。玉石混合、これから年月が経つにつれ、消えるものは消え、残るものは残っていく。先日、出先での時間つぶしにミステリー文庫を購入したんですが、最近よく耳にする乙一氏。私にはダメでしたね(^^;)。読めませんでした。中空のスパゲティな印象。時代の流れなのかもしれないけどなあ。私が着いていけていないだけ。50年後にどれくらい残っているか。ちょっと面白いかもしれない。…見届けるためには長生きせにゃならぬけど(笑)。50年は辛いですね。生き残っていても、本なんか読めない状態だろうな(^^;)
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