◆◇ お気楽観劇日記◇◆
公演やビデオなどを・・・見たまま、聞いたままを
つらつらと書き綴ったまたまた気楽なコーナーです。

2003年05月10日(土)  雨に唄えば・・・最高だねっ!!!

遠方観劇・・・いざ日生劇場へ。

東京での星組の千秋楽の涙もまだ生乾きのまま・・・。
でも見たい舞台は見逃せない・・・。
そんな気持ちで妹と日帰り日生ツアーを強行。

トウコ主演。タニオカクンが客演。
これだけで見たい要素は120%だった。

朝早く飛行機に乗り、いざ、劇場へ。
悪友AとAのお母さまと合流。

パンフレットを買う・・・ぱらぱらと見る。
「げ―――――っ!!! うん太カワイイっ!!!」
さて、これで見たい要素120%が早く見たい要素200%へ急上昇。

舞台は「これぞ、ミュージカル。」だった。
さすがにね、どことなく、まだぎこちなさがあった。
けど、なんだろう・・・すごく押し寄せてくるこの気迫っていうか、空気。
今まで1度も・・・いや、もしかしたら、口さえきいたことがなかったかもしれない
トウコとタニオカくんが・・・一緒にお芝居をしている。
しかもうん太とタニオカくんが同期でお芝居をしている。
「なーんて楽しいんだ。なーんて見ごたえがあるんだ。うれしい、楽しい。」
本当にそういう気分だった。

ミュージカルというのはともすれば、難しい。
その難しさ・・・が見ている側に伝わってしまう。
心持ちその複雑さが残ってはいたけれども、トウコの歌や笑顔、
タニオカくんの底抜けの笑顔、うん太のかわいらしさとおかしさ・・・
そしてウメちゃんの熱演・・・それだけでもう十分補えてしまっていた。

タップなんて難しいだろうな、すごいな・・・短期間でここまで・・・。

なんかうまく言えない・・・でもこんなに笑顔に満ちた公演は久しぶりだった。

トウコなんて本当に雨の中で踊り、歌うんだもん。
「大丈夫か?カゼ、ひかへんか?」そう思うくらい、ずぶぬれだ。
『FAKE LOVE』の時のずんちゃんのようにずぶぬれだ。

タニオカくんは・・・突然の星組出演。
今まで月組の空気しか知らないだろう・・・。
初舞台は一応星組だったけど、その時にいた星組生なんて数えるくらいしか
出演していないもの。
まるで転校生のようだ。
なのになんて楽しそうにうれしそうに・・・楽しませてくれるんだ。
なんてすばらしいコメディエンヌ★
スタジオの中で歌い踊るシーンなんて本当にワクワクした。

うん太・・・。「は?女役?」って思ったけど、かわいさ絶品だった。
少し嫌な役だけれども、そんなことを感じさせないかわいさだ。
ただあの声・・・「楽まで持つか?つぶさへんか?」とこりゃまた心配になった。

出てくるだけで笑えてしまうタニオカくん&うん太・・・同期コンビ。

そして初ヒロインのウメちゃん。
どこか少年っぽさがあるんだけれども、そのおかげで「おんなおんな」してなくてヨカッタ。
もし・・・娘役・・・娘役すぎる娘役だったら、ロマンス部分が強調されすぎて
ミュージカルの軽い楽しさが半減していたかもしれない。

男役が演ずるうん太の役と少年っぽさがあるウメちゃんだからこそ、
1人の男性をめぐる・・・恋の争いが醜く浮き出ることもなく、
心地よい感じで残ったのだと思う。

このミュージカルのストーリー。
正直言って知らなかった。
パンフを読んだら・・・なんだかヒドイ展開。
「なんか、ひどい話やね。」と言ってしまうほど・・・うん太演ずるリナが悪・・・で
彼女に対するドンたちの仕打ちがひどかった。

でも見てしまえば、そこまで残酷さを感じることはなかった。

・・・・・・他に劇中映画シーンがあるのだが、それに主に出演していたのが
トウコちゃんとうん太の他にももこ・・・大真みらんちゃん。
「なんてスタイルいいんだろう・・・。」とホレボレしてしまった。

あとは萬ケイさん演ずる監督がおかしくておかしくて・・・。
そしてさとるっちがなかなかオイシイ役を演じていた。

見たあと、心地よい興奮と満足感があった。
「見て良かった〜。これからが楽しみだわー。」って心底思った。

ただ千秋楽までみんな持つのかなぁ・・・と心配になったのも事実。
毎公演、雨に濡れるトウコ。
だみ声のうん太・・・。
そしてめちゃめちゃ痩せてしまったタニオカくん。

あーでも本当に楽しかった。
ブラボーブラボー。

今、トウコの歌声とタニオカくんの笑顔とキュートなうん太が
頭の中をぐるぐるぐるぐる・・・回っている。



2003年04月19日(土)  桜祭狸御殿・・・ブラボーツレちゃん

今年で2回目・・・の狸御殿。
今年は久城が出る・・・マリコさんも出る・・・でも行く予定ではなかった。
ところが友人が行けなくなり、急遽、妹と2人で・・・イソイソと出かけた。

ストーリーなんてどうでもいい。
往年のスターたちがごっそりと出演し、誰も真面目な人がいない。
かつてのスターが笑いをとる・・・。それで見応え十分だった。

私たち姉妹の一番の見所は久城。
あいかわらずの麗しい美しさ。オトコマエ。
あの眼力の強さがいいねぇ。手先指先が美しいねぇ。
小芝居がいいねぇ・・・踊りが周りと少し違うねぇ・・・。
「うっはー。久城健在やー。」これが最高の絶賛の言葉である。

そしてマリコさん。
ツレちゃんこと鳳蘭と絡む風来坊かと思いきや、あんみつ姫のような格好で出てきた。
(注:ツレちゃんとマリコさんが二役)
きぬた姫らしい・・・。
それだけで笑いが起きたのに・・・セリフ全てがおかしすぎる。
ツレちゃん扮する狸吉郎に恋する姫なのだが、
「あなたチャまがチュきなのでチュ。あなたチャまのためならなんでもできまチュ。」と
完全な幼児言葉。
ギャップが大きすぎる。笑えてしゃーない。

「あたチと踊ってくだチャい。」とか「チュてきなおかた〜。」とか・・・。
つられて狸吉郎も「ナニをおっチャいまチュやら。」
これにはヤラれた。大爆笑だった。

もうやめてくれ――――。腹がよじれる〜〜〜〜〜。
平さんも瀬戸内さんも峰さんもさすが・・・「これがスターや。」と思わせる迫力。
昔かつて見ていた頃は別になんとも思わなかったけど、
改めて見るとスゴすぎる。
若葉さんもまだまだ美しすぎる。
そしてその偉大なるスターたちと一緒にやりあうのが我がスターマリコさん。

もうため息あり、笑いあり、笑いあり、笑いあり、笑いあり、ため息あり。
とにかくすっごい見応えがあった。

久城も満足できたし、みなこちゃんも歌が(ソロじゃないけど)聞けたし・・・。
元月組のびすこや元星組の美笛さん、だいだい・・・なんだか懐かしい顔ぶれもうれしかった。

何よりも私たち姉妹を興奮させたのは『エリザベート』ならぶ『襟だべー』
マリコさんがもちろん、トート閣下。和服裃スタイルにあの金色のかつら。
もうステキすぎるステキすぎる。カッコよすぎ〜〜〜〜〜〜っ!!!
そしてスターたちがフランツとルキーニとシシィ役を演じて、
全て「和」のスタイル・・・。
まさかマリコさんのトート閣下がもう一度ナマで見れるとは思っていなかったので
最高にうれしかった・・・すごくうれしかった。

“手フェチ”の私としてはマリコさんと久城の美しい指先を見れてシアワセだった。
何気にマリコさんの列に久城がいたり、
だいだいとすれ違ったり、みなこちゃんと久城が並んでたりするとうれしいし、

本当に満足できる公演だったと思う。
毎年やってくれてもいいと思った。
去年はみさるや麻乃嬢や海峡さんが出ていてこれもまた豪華だったし、
今年もとても豪華だった。
もう一度見たいかも・・・。

ツレちゃんが最後に「狸組」と言った。
去年は確か「桜組」だったと思うのだが・・・それはどちらでもいい。
ぜひとも来年もツレちゃん率いる超豪華夢のOG大競演を見せてほしい。

最後にヒトコト・・・ツレちゃん最高っ!!! ブラボーツレちゃん。

PS.ツレちゃんの現役時代の舞台は見たことはない。
  おばーちゃんが大ファンだった。
  台所の壁に斜めに構えたツレちゃんのポスターが貼ってあったことは覚えている。

見ようかどうか迷っているあなた。
後ろの席でも十分楽しめます。
さーて行ってみようっ!!!


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春吉

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