戯言 言い訳 つぶやき。
目次後悔杞憂


2001年12月29日(土) 「死」トハ。

ハムスターが一匹,死んでしまいました。
寿命だったのかもしれません。
冬が厳しかったのかもしれません。
わからないけど
眠っていました。

いつもと変わらぬ寝顔だったから
何だか心に空いた穴は大きかった
ただ見つめるしか出来なかった
撫でてやることも出来なかった

ただ,とても愛しく思っていた。
それをあらためて感じた。


我が家に来てくれてありがとう。
たくさんのかわいい子供を残していってくれてありがとう。
素晴らしい思い出を,感情を与えてくれてありがとう。


最期に抱きしめた。
今にも鼻をひくひくさせるんじゃないかと思ったけど
君はやっぱり眠っていた。


ただひたすら 心の穴が重かった。
鉛のようだった。

ありがとうと言って,ごめんねと言って
ひまわりの種と一緒に箱に入れた。

忘れるように掻き消すように
小屋を片付けた。

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何でも見る事ができる
何でも感じ取ることができる

諸刃の剣。

そんなもの素晴らしくも何ともない。
ただひたすら つらいだけ。

誰の所為でもなく
何の所為でもない悲しみや憤りは
私の中へ溜まってゆく。

晴らす術を知らず 溜まってゆく。


重い 重い 曇り空の昼間。


五鬼 鴻 |MAILWEB SITE