戯言 言い訳 つぶやき。
目次|後悔|杞憂
ハムスターが一匹,死んでしまいました。 寿命だったのかもしれません。 冬が厳しかったのかもしれません。 わからないけど 眠っていました。
いつもと変わらぬ寝顔だったから 何だか心に空いた穴は大きかった ただ見つめるしか出来なかった 撫でてやることも出来なかった
ただ,とても愛しく思っていた。 それをあらためて感じた。
我が家に来てくれてありがとう。 たくさんのかわいい子供を残していってくれてありがとう。 素晴らしい思い出を,感情を与えてくれてありがとう。
最期に抱きしめた。 今にも鼻をひくひくさせるんじゃないかと思ったけど 君はやっぱり眠っていた。
ただひたすら 心の穴が重かった。 鉛のようだった。
ありがとうと言って,ごめんねと言って ひまわりの種と一緒に箱に入れた。
忘れるように掻き消すように 小屋を片付けた。
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何でも見る事ができる 何でも感じ取ることができる
諸刃の剣。
そんなもの素晴らしくも何ともない。 ただひたすら つらいだけ。
誰の所為でもなく 何の所為でもない悲しみや憤りは 私の中へ溜まってゆく。
晴らす術を知らず 溜まってゆく。
重い 重い 曇り空の昼間。
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