2002年10月13日(日) |
Michelle Adition
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「青い春」を観た。
あまりにも好きすぎてイタイくらいだ。
アタシのココロにはざっくり刺さった。
今年でスウィートテンを迎えるSちんといっしょに観れてよかった。
青春時代をモロ共にしてきたバカ二人。お互いの10年を振り返る。
最近のあたし青春回帰症候群で(未だ青春謳歌中だが)
執拗に感動したがりなのね。
ピンポンも相当好きだったけど
青い春はもっとグッとくるのね、もっと切実なものが。
自分も通過してきた青い春を感じずにいられない。
舞台は男子校の高校なんだけど
高校時代っちゅーより中学の頃ってあぁいう空気だったな。
やりばのなさを持て余してさ。
部活とかやんなかったから放課後はたっぷりあって
反抗期まっさかりで、その場限りの反抗して、先のこと考えない。
そんな時期をあたしも過ごしてきた。
でも冷めてた方なので、反抗してるだけの時代が終わるのは早くて
不良の人たちの並々ならぬ努力をすげーと思ってた。
なんで他校の生徒とケンカしたり、
違う制服着て来ちゃうコがいるんだろう?
(制服はセーラー服じゃないのに、勝手にセーラー服を着てくる女子がいた!)
そのエネルギーを他に向ければ?とか思ってたんで。
だいたい自分は不良ではなかったです(笑)。
わたしの中学は荒れてたんで、絶頂期は悲惨なくらい不良が多く、
不良もすごく身近な存在っちゅーか。
不良になる前から友達だったわけで
必然的に友達に1人や2人の不良は付き物だったのです。
あいにく、わたしは早くから自分のやりたいことが見えていて
そこへ向かって走れたので今があるなんて偉そうだけど
高校以降はその準備で追われてた。
だから実は「やりたいことが見つからないでとりあえず大学へ行っとく」
みたいな人間が多いことが不思議で
高校、大学と今に至るまでずっと走りっぱなしだったから
ずうずうしくも未だ青春ど真ん中のつもりでいる。
松田龍平ってはじめてまともに観たけど、目力が半端じゃない。
父は熱い役を演じるタイプだったけど真逆。
あのコの鋭い目が印象に残る。
彼が演じたから「九條くん」なのか、彼だから「九條くん」なのか。
境目がわからないくらいはまってた。
なにより音楽がミッシェルっつーのがドンピシャで
もうボロボロくるわけ。
選曲とタイミングが絶妙でヤバイ。
赤毛のケリー、ブギー、ドロップ。
この順番で聴けって言われただけで泣ける。
エンディングの「ドロップ」がなんで?ってゆーくらいおいしいのだ。
エッジのきいた緊張感のあるミッシェル音なんだけど、救われるの。
良くも悪くもどーなるのかわかんないけど
ずっと続いていく感じが、これで終わりじゃないんだってゆー感じが
わずかながらも希望が見え隠れしながら、青春を通過していく。
エンディングまで上り詰めるあのスピードがすっごく好きなんだけど
最後が(やっと)熱くてこみ上げてくるものがありすぎるのだ。
九條くんが必死で走る、青木くんとの思い出が走馬燈のように駆けめぐる。
走る。走る。転ぶ。走る。昇る。昇る。
落ちる。
ジェット機の青空の下。
青木くんの「夢はパイロットでした」ってのがさ、やりきれないよね、
エンディングの予感的中。
まんまとしてやられた。
「ブギー」は野球部を引退した主将が
ヤクザになった先輩についていくことを決断して後輩のもとを去るときに流れるんだけど
ヤバイでしょう。
もうなんてゆータイミングの演出なんじゃ。
なにかズレてつづいてくかんじ。
冒頭の「赤毛のケリー」はあがいていた。
ミッシェルと学ランってサイコー。男のコがうらやましい。
もう駅で高校生見る度にバックで流れちゃうよね。(危ない)
いいなぁ、今の高校生は授業中ミッシェル聴いたりしてるの?
あたしはカート・コバーン信者だった。
・・・学ランも着れないし。
日本代表が負けたとき「ダニー・ゴー」を聴いたんだけど
あれもまた希望を持ってつづいてくかんじがグッときて泣けた泣けた。
意外とミッシェルって青春なんじゃん?
ってかまったく思うつぼなのよ、あんなふうにミッシェル使われたらどうしようもない。
確信犯だよ。(それが演出なり。)
・・・自分のつるんでる奴が二人も死ぬなんてありえないけど。
今わたし思いっきり青春引きずってるんで
シーンごとにBGMはミッシェル流れてるんだ。
「花は咲くものです。枯れるもんじゃない。」
U-21の後ろ姿に「ダニー・ゴー」が流れる。
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