2002年11月23日(土) |
観戦日記 グランパス×マリノス
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行って来ました。グランパス×マリノス!横浜国際! もうさんざんです。 天気が悪いのは覚悟していたけれど、寒すぎっ! 限界でした。 新横からスタジアムまでの道のりで雨がパラパラ降りだし いっそ中止になってしまえばいいのに・・・とすら。 真冬の雨は冷たすぎる! 微妙に長い道のりがさらに長く感じられた。 W杯決勝の日のあの賑わいは何だったのだろうか? いつもの閑散とした街に戻ってしまった新横。
道の途中でたこ焼きを買い、手を温めながら時間ギリギリにスタジアムへ着いた。 でかい!さすがだ!埼玉とどっちがでかい?埼玉のがでかい? こんなでっかいハコでJリーグやんの?ぜーたくすぎ! おまけになんでマリノスだけゴール裏2000円なのさー?高い! この日ばかりは、試合直前のアップ中の選手にカメラを向ける気力もなく (既に到着時には終わっていたし) ただただ寒くて吹き付ける雨から身を守りながら 名古屋ゴール裏の屋根ギリギリ席でじっとしていた。 そう、迷いもなく名古屋ゴール裏なのだ。 座布団カイロの効果は絶大だったが、なにしろ風が冷たい。 いっしょに行った友人とも「寒い」としか会話がなくなる・・・。 こんな日でもサポーターの数は意外と多く、 雨の中屋根のない1階席に両サポーターが集結していた。 すごいよなー、このくそ寒いのにみんなユニ着てるんだもん。 コートなんか着てないんだもん。 命がけだよ。 マリノスはこの日がホーム最終戦とあって、サポーターの一体感を見せつけられた。 あぁ、やっぱりどこもサポーターはこんなにまとまりがあるものなのね・・・。 うちだけか?
4時になり選手入場。キャー!楢崎!オレンジのアウェイユニで登場。 他の選手はアウェイの白ユニだけど、相手がマリノスだったら グランパスはいつもの赤のでよかったんでないの? だって白いとマリノスのパンツも白いから全体的に白っぽい印象なんだもの。 そんなことよりナラ!やっぱりかっこいい! アルゼンチン戦のときもかっこよかったけど髪切ってかっこいーよね。 そうだ、わたしいつもグランパスはアウェイ戦なのだ。 なんだかんだでグランパス戦は3回目である。ガンバ以上に観ているじゃん。 思わずミーハー魂復活。最前列まで走ってシャッターを切る。 うん、どうせまた撮れてないことなんてわかっちゃいるけど、これはアタシの本能なのよ。 周りの少女に混じって大の大人が「ならー!」なんて呼んでみたりしちゃって。 言っときますけど、女としてならアタシのが勝ってるもんね!(←うぬぼれもいいとこだ。) だってみんなちゅーがくせーとかじゃん!お子様ジャン! 張り合いもクソもないっちゅーの! スクリーンでマツを見た。こっちもかっこええ。 すごいの、突然「なおきー!なおきー!」ってなおきコールが始まっちゃってさ。 よく考えてみればマリノスってアイドルっぽい選手が多い。 奥とか平瀬とか波戸とか。
キックオフの前に黙祷をした。 ゲームが始まった。 ごめん、はっきり言って寒すぎてワタシぜんぜんゲームなんて見れなかったの。 見てはいたんだけど集中できないのよ。 相変わらず名古屋選手を知らないままの観戦だしさぁ、 ナラの仕事って攻められないと発生しないから(見た目に) 攻められないと彼もけっこうヒマそうで(失礼な)寒そうで変な体操とかしてた。なんか笑えた。 GKは観客並に寒かったと思うわ。 ほんっとに極寒だったんだけど、そんな中ただ一人半袖ユニで走ってる奴がいるわ!と思ったら パナディッチ!!!健康的! 正直立ち上がりからそんなに刺激的なゲームではなくて どっちもどっちな転がし方っちゅーか やっぱり磐田なんかとは違うなーって観てました。 前半10分過ぎ、名古屋ゴール前右サイドでこともあろうに、 奥に対するファウルでPKを取られてしまった。 何人かが抗議してたけれど覆されず審判は絶対。 出だしからナラの仕事がPKだなんて。 お願い止めて。 というか上からまじまじ見ると ゴールからの距離短すぎやしませんか? これって入らない方がおかしいんでないの? ってかワタシでも入れられそう。いやまじで。 PKって思った以上に酷だなぁ〜。 構えるナラに思いを託す瞬間。 キッカーは奥ちん。 ってか決めるよねフツー。 紅いサポの楢崎コール。 めったに声に出して応援しないワタシもこのときばかりは張り上げて願う。 緊張の一瞬。 奥の蹴った球がゴール右サイドを揺らす。 ナラの読みは間違ってなかったのに! 右へ飛んだのにあとちょっとだった。 ゴールは揺れてしまったけれどナラの調子はそんなに悪いわけじゃない。 おスィー。 前半始まって間もない失点。盛り上がるホームのマリノスサポ。 なんだかなぁ・・・PKってキタなくね? いつのまにかマツなんてどーでもよくて、 グランパスの勝利だけを願っていたのだが・・・ 今ひとつパッとしないっちゅーか それはグランパスにもマリノスにも言えることで 極たまによい攻めがあるんだけど決めきれないし マリノスにヒヤッとさせられたシーンもあったにはあったけれど 直接得点に繋がるっちゅーもんでもなくて。 ドゥトラがちょっと怖かったくらいで。 グランパスは速攻がよかったんだけれど なぜ、最後まで突っ走らない?!ってかんじ。柳沢状態ってゆーか。 前半はPK以外動きはなく、なーんか寒すぎてわりとどーでもよくなってしまいそうになった。 ってゆーか早く終わって。としか思えなくなってしまった。 ハーフタイムの抽選会『松田・奥・波戸・中澤・榎本 5選手のお宝グッズが当たる』 ってのがあったんだけど そんなんどーでもよくなって(試合前はマツのお宝にあやかりたかったが) トイレダッシュ。 あ〜あ、アタシなにやってんだろ?こんな寒い思いまでしてさ・・・。 トイレで急に切なくなった。 暖かいお茶を買って震える手を温めながら 携帯でガンバの経過をチェックしたら なんてこと!えんちょーで勝ってた!えんちょーなの?! わーーーん!もうズビロが負けなきゃ余地ないじゃんか。 ふつーに勝っていればズビロが引き分けでも微々たる可能性を残せたのに! ちくしょー!ホーム最終戦だったのにぃ!勝ったのは嬉しいけどもうズビロ任せだよ。 一か八かでズビロが負けますか? いや負けるわけないね。 こっちと同時刻スタートのズビロの経過を見てみると0-0で折り返すところだ。 天下のズビロが未だ無得点0-0?!プレッシャーか?!ガンバチャーンス! サッカーは駆け引きだ。
後半がスタート。あ、ナラあっち行っちゃったわ。泣。 今のアタシはマツ見たってぜんぜんトキメかないし・・・。 あんなに楽しみしていたマツなのに、名古屋が負け気味な途端にマツなんてどーでもいいの。 だって名古屋のFWの邪魔ばっかするし。そりゃそーだよ、仕事だから。 あ!って思うとマツがクリアしちゃうの!なんで!?どーして!? 後半のグランパスの攻めはさらにパワーがなくなったようで・・・ 攻めてはいるんだけど遅いのね。 カウンターから誰かが速攻しかけても誰もいなかったりすんのね。 走れよぅ!ってけっこうワタシの周りでは怒りの叫びが上がっていた。 一喝入れたい気持ちにもなるわな。 後半はわりとボロクソに激怒サポが目立ってました。 そう熱くなるなよ、アタシに怒りを伝染してくれるな。 怒りのサポのに囲まれてるとモロに影響受けてしまうワタシ。 だんだんこっちも怒りが沸々と・・・いよいよフーリガンか。 ウェズレイ!遅い!なんで走んないのよぅ! 攻めてるのは名古屋なのに! ってかね、ウェズレイってばぜんぜん惜しくないシュートに向かって 入ったとばかりのキメのガッツポーズなんか何度もしちゃって あんたヤバイよ? で「オー!ノー!入らなかったのかい?オーマイガッ!」 みたいなリアクションはわざとらしいぞ。 逆にマリノスにはドキドキさせられました。 ゴール前でナラが右サイドに飛び出した瞬間、逆サイドから入れられそうになって ゴール前が空洞になってしまった瞬間があって 慌てて戻ってなんとか阻止できたけれど。 あのときはマジで「ナラザキー!後ろー!」ってカンジ。 キレそうになったよ。 ナラの仕事増やすなよ。 イマイチな後半はアタシもイマイチで寒さとお茶効果も相まって トイレ中断を二度もしてしまった。失態。 後半、5時半を回ると真っ暗で尋常でない寒さと風と雨。 幾度途中で抜け出しそうになったことか。 助けて!もう我慢できません、限界ですって。 サポーターは本当に偉いなぁ・・・頼もしいなぁー・・・熱でも出さないか心配だよ。 あたしどんなに楽しみな宮本のゲームだったとしても こんな極寒じゃ耐えられそうにありません。 もやしっこパワーも消滅。
いよいよ時間もなくなってきて 残り10分を切った。 横浜は先の代表の阿部祐太朗(漢字合ってるか?)くんを投入。嬉しかないぞ、ぜんぜん。 「早く終わらないかな」とつぶやいてしまう。ごめん、楢崎、アタシ早く帰りたい。 だって観ても観ても点入れる攻撃じゃないんだもん・・・。 交代枠を使い切ったけれど流れは一向に変わらない。 横浜だってあのPKだけだ。 なんとか1点を取りたい名古屋だがこんなに1点が取れないものか。 そういうものか。そういうものなのか? 苛立ちを隠せないサポーター。 負けるのか? ロスタイム3分。微妙。うまくいけば得点できるか。 横浜は今度はあの坂田大輔くんを投入。嬉しかないぞ、ぜんぜん2。 あたしはもう「どーせ、負けるよ。」ってハナっから諦めてたけど。 貴重なロスタイムにドゥトラが倒れやがってよう、担架まで出てきてんの。もう終わりだ〜。 秒読みか。 けが人騒動の後、ほんのちょっとの球転がしで 笛が鳴った。
負けたぞ。グランパス。
終了後選手がゴール裏に来るのを待たずに席を立つ。 ほんっとに悪いけどもう限界だからごめん、楢崎! さよなら、ならなら、ならららら〜!(彼のHPより抜粋)コレで許して! 顔を見ずに去るのは心が痛んだが、それ以上にこの冷え切った体が言うことを聞きません。 この日いちばん偉かったのはアタシよ。 この寒さにめげず、なんとか最後まで見届けたアタシたちサポーターがいちばん偉いわよ。 きっとスタジアムに残っていたら 名古屋サポ長から落ち込むサポに対しての「おまえらが下向くな!」って声を また聞くことになるんでしょうか。 ってかコレはどうやら恒例のかけ声のようです。言ってみりゃお約束的な。 余計なお世話だブーってカンジですな、実に。 いくらサッカーを好きになっても 見え隠れする体育会系の匂いには嫌悪感を持たずにいられません。 ちっくしょー!負けたぜ! 1ヶ月前はマツとナラ、どっちを応援しよっかなー?なんて軽く悩んでいたのに こんなにもナラに入れこんでしまっている自分はどうすればよいのでしょう。 本来ならナラとマツが観れればどっちが勝ってもいーや!のはずだったのに。 あーあ、紅いマフラー巻いといたのに。こんなことなら紅い糸巻いとけばよかった。 愛は勝ちません。 愛なんていらねぇよ、冬!
座布団カイロを顔に当てながら怪しくスタジアムを後にする。 小雨が冷たい。駅への道は長い。 ここぞとばかりに客寄せのラーメン博物館の人が駆け寄ってくる。 けっ、今俺に構うとケガずるぜぃ。 ぎゅうぎゅうの横浜線に揺られて楽しみにしていたカレーミュージアムへ到着すると そこは随分チャチなアミューズメントビルでがっかりしてしまった。 二度と来ないと思う。 ガンバも勝ったし大阪にあやかろうと「自由軒」に入った。 生卵が食べられないワタシはフツーのカレーを食った。うまかった。
帰り道忘れていたズビロが優勝したことを知った。 なんだってまた延長にまでもつれたっちゅーのに。おスィね、実に。 つまんないのー。 これでチャンピオンシップはないわけだ。 今朝の新聞に皮肉な記事が載っていた。 もしズビロが完全優勝すると優勝金の1億円が入るが、 2ndで2位止まりでチャンピオンシップが行われた場合は Jリーグ準優勝の報奨金と、チャンピオンシップで準優勝だったとしてもその報償金とで 合わせて2億入ることになるんだって。 完全優勝しちゃうと減収になっちゃうんだって。 ね?だから負けときなって言ったのに。
夜はズビロの祝賀会だとわかっていても テレ東のスポーツニュースのサッカーコーナーとスーパーサッカーを見てしまう。 うわー、超楽しそうだよぅ。 テレ東での藤田がおもしろくてファンになってしまった。 ゴンは相変わらず口が達者で スーパーサッカーでもそのタレント性を存分に発揮。 わたし的にスタジオに来れなかった美帆ちゃんのことを 「なんでいないの?売れっ子だから?」と聞きまくっていたところがツボでした。 (あんなん売れっ子じゃぁないよ?一部の男子間だけのことだよ。) ズビロってチームも明るくて、やっぱそれだけいい仕事してるチームって 雰囲気もよいのかねぇ・・・。 (些細な不満を言いますと・・・なんで西呼んでくんなかったのよ?なんで福西がいんのよ?) わたしはもう優勝はズビロでぜんぜん構いません。 だって圧倒的に強かったもの。なんか好きになったよ。 高原の硬派さもいいよ、笑うとかわいいよ。 ゴンってすごいよなぁ、有言実行を絵に描いたようだし。 あーあ。そこに座るのがガンバだったらなぁ〜・・・。
いっけね! ガンバの準優勝祝賀会の準備をしなくっちゃ。
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