いったいいつになったらハワイ旅行記は完成するのか? ・・・「旅行記」なんてさ、ガリバーか!!←えー ガリバーといえば、ペレってちょっとガリバーっぽかったですね。 って何の話かって?
ハワイ島でね、溶岩ウォーキングしてたときに ガイドのドイさんから聞いた『女神ペレ(※サッカーの神様ではありません)』の 『髪の毛』の話ですよ。 うねうねと固まった溶岩に「毛」っぽいのが混じっていて、それを『ペレの髪の毛』と呼ぶ。(多分なにかの繊維?) ペレってのは癇癪持ちの困った女神で、 怒りのあまりに山を噴火させてハワイ島は溶岩島になってしまったんだって。 へーえ!とか思って 溶岩ウォーキング中に相方に 「この石、記念に持って帰ろうよ!」とこっそり忍ばせようとしたところ、 ドイさんが 「よくみんなペレの髪の毛を記念に持って帰っちゃうんですけど、ペレは怒りの神様だからね、 持って帰った人には必ず災いが起こるんですよ。 だから持って帰っちゃダメですよ。」 え゛。それなんてデスノート?たった今持って帰ろうとしましたよ、ワタシ。 「ほんとにね、持って帰った人が交通事故に遭ったり、家が火事になったりするんですよ。 だからみんな慌ててヒロ(ハワイ島の都市)の郵便局宛に送り返してくるんですよ、 それでヒロの郵便局は溶岩でいっぱいなんですよ。」 どうやらホントみたいです、恐ろしきペレの伝説。
でね、この溶岩ウォーキング&星空観測ツアーなんですが、 参加者がうちら二人しかいなくて ガイドのドイさん(日本人)とドライバーのサムと4人でマーキュリーですよ。 このドイさんがまたよくしゃべるしゃべる。2、3時間しゃべりっぱなし。 うちらね、朝食バイキングを食い過ぎて、 更にツアーでお腹減ると困るからって 朝食後すぐにクラブハウスサンド食ってましたからね、 そんな身重の体で2時間ドライブなんて寝るに決まってんじゃないか。 だから団体バスなら寝れる・・・と思ってたのに、4人て。 キャッチボールせざるを得ない状況じゃないか。
ドイさんは一方的によくしゃべるのだが、 「わからないことがあったら何でも聞いてくださいね!」と言うわりに 耳が遠い。 「アレは何ですか?」と聞けば「あぁ?!あ゛ぁ???」と全て聞き返されます。 てゆーか、車なんだから瞬時に答えてくれなきゃ通り過ぎちゃって 通じないまま、アレがなにかわからないまま。 そのうちどうせ聞こえないから無言になりました。 しかし、耳の遠い人というのは、人の言ってることは聞こえませんが、 自分の言いたいことだけものっそい勢いで話すんですよね・・・ おばあちゃんちかと思っちゃったよ。
そして正反対にシャイなサム。しかしそのドライビングセンスは相方も恐れるほど。 ものっそいスピード出すんだ、サムったら。 口ベタだから運転でコミュニケーションとるんだぜ! どうだいサム?今日は飛ばしてるね!ノリノリだね!みたいな! そしてトゥーシャイシャイボーイ(って70近いおっさんだが)のサムは 優しくて紳士なんだからトキメいちゃうよね! 溶岩のキラウエア火山に行く途中で、 ヒロのビッグアイランドキャンディーズというチョコレート工場に立ち寄ったのだが 入口でコナコーヒーとショートブレットとチョコレートを試食させてくれるのね、 その試食品をごっそりと5人分くらい持ち帰って ワタシにプレゼントしてくれたのよ、サムったら! 試食品ってとこがせこいけど、優しいでしょう? さらに、サムはワタシにライフジャケットを着せてくれた! (溶岩ウォーキングの際、安全のために着用義務があった) なんて紳士なの!サムったら! しかも!帰りの道で検問にあったのですが、ポリスマンがサムの友達!! ポリスマン「サーム!」 サム 「ペラペラペーラ!」 サム!こんな時間まで仕事かい?みたいな感じだったと思います。 サム・・・かっこいい!←えぇ??
夜はキラウエア火山から星空観測の予定だったんですが・・・ 月が満月に近くて、空が明るすぎて星がぜんぜん見えなかった!残念。 でもいちばんの目当ての南十字星は見えたけどね!! ドイさんも「こんなに明るい空はおかしい。ぜんぜん見えないよー!」と嘆いてました。 そしてキラウエア火山夜はありえないくらい寒いです。 ドイさんもガイドとして、なんとか星座を探そうと頑張ってくれたんだけど、 空が明るくて見えないし、寒くて寒くて30分も居られませんでした。 そしてサムと違っていい加減なドイさんは 「もうさ、日報書いちゃうからね、23時にホテル着ってことにしちゃうから」って まだツアー終わってないのに日報を書いてる。 しかも「サムはまじめだから俺が終わってないのに日報書いてると怒るんだよね」とか言ってる。 ・・・あたりまえじゃないか???
まぁ、このいい加減なおっさんドイさんと、 無口なサムのおかげでとても楽しい時間を過ごせたことは確かですが。 星空観測は微妙だったけれど、 もうあとは来た道を帰るだけなんですよ。3、4時間かけてね。
このツアーがどんだけいい加減だったかと言うと、 まず、最初から「自由にやらせてもらうよ!」と宣言されたとおり、
1 途中普通なら寄らないハズのガススタでタバコ休憩。 これには相方も大喜び。
2 ガススタに隣接するコンビニでみんなでお菓子とかジュースを買う。 Lサイズのペプシとバナナマフィンを食いながらガイドするドイさん。
3 明日のゴルフ大会が気になるドイさん。 ドイさん在住のハワイ島チームとオアフ島チームでゴルフのトーナメントするらしい。 「俺もゴルフしたかったんだけど、アンタたちのツアー入ったからさぁ!」と。 ゴメン、ワタシたちのせいでゴルフに行けなかったんだ。
4 溶岩ウォーキングの前に車で夕食のお弁当を食べるのですが 「サムはパンしか食べないから、サムの分、持って帰って食べなよ」と ドイさんからサムの弁当をもらっちまいました。 え?いいのサムは。わかってるならパン買ってやれよ。
5 ホテルまで送り届けてないのに途中で日報を書くドイさん。
6 ホテルまで帰る途中、 「俺達コーヒー休憩したいからマクドナルドに寄るから、15分後車でね!」 と、ヒロのマックに立ち寄るドイさんとサム。自由すぎるよ!! 私たちは同じ敷地のスーパーで酒とかお菓子を買い込む。
7 ホテル目前で、「ちょっとその脇道入って」とサムに指示するドイさん。 なにかと思ったら「ここからのが星座見えるかもしれない」と いきなり星座観測大会が始まりました。 星が見えなくてがっかりしてたワタシたちへの好意は嬉しかったけど、 もう24時近かったんでホテルに帰りたかったよ!
再三言いますが、ドイさんは常に耳が遠いので 私たちは、ほぼ全無視されましたが、いろんな意味で楽しかったです。
旅先で遭う人っておもしろい。 実はオアフ島でもレアな人に遭遇したのです。
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