アルの日記
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2004年12月10日(金) 趣味と仕事

仕事・・・今の仕事は正直言って趣味みたいなものです・・・。
それで生計をたてているから本業といえば本業なのですが、
本来本業であるべき事を本業にして、こちらは趣味程度にしたいものです・・・。
しかし、世の中変わらない限り本来の本業で食っていくのは難しい・・・。

自分の抱いている理想が現実と違うからといって現実を否定し続ける生き方をする人は多いけど、それってかなり苦しいことだよね。
そのエネルギーを燃やし続けて創造的に生きていければ良いけど、それができる人というのは、それなりのマイナスの経験を経ていて、もうそうするしかないというようなところに追い込まれているような感じなのでしょう。
私はおそらく理想家ではあるけど、多少なりともリアリストな部分があるから、なんとかバランスを取ることができるようになってきたけど、芸術関係の知り合いってやっぱり理想と現実のギャップに悩まされている人が多い。
逆にいえばそういうところから創造性が生まれてくるということもあるんだろうけど。
追い込まれるともう後に引けないから必死になって頑張る=嘘のない、自分にとっての真実に踏み込まざるを得ない。
そりゃ苦しいよね、創造って。
言われたことだけをやってればいいだけなら楽なんだよ。

昔、村○春樹が「小説を書くのは精神的にとても危険な領域に踏み込まなくてはならないから苦しいんだ。だからそのバランスを取るために翻訳をやっているんだ。翻訳ならもう既に原文があるから、そういう領域に踏み込む必要はないから。」というようなことを確か言っていたと思うんだけど、これすごくよくわかります。
何か創造するのってすごくエネルギーのいることだし、精神的に消耗する場合も多いと思う。
芸術系に限らず、いろいろなことに創造性ってあると思うけど、創造が絡むと迷宮に迷い込むこともあるんだよ。
逆に至福=エクスタシーな状態になることも多いからやめられないんだけど・・・。


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