“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

本格的に雪〜〜(追記アリ) - 2005年12月12日(月)

ついにやってきた。

雪だ雪。北陸地方典型的暴虐的蒙古襲来的ぼたん雪。
昔、江川の水ようかんのテレビCMで降ってた雪と同じでかくて水気の多そうな
雪が、今日の午前中降り続いた。
そういえば、あのCMで紙風船と戯れていた女の子、今幾つくらいに
育っているんだろう?まあどーでもいいことですけど。

あ、地元福井では何故か冬に水ようかんを食べます。
理由はよく分からん。とにかく冬にしか食わない気がする。
昔からそうだから、という風にしか答えられませぬ。

冬の食いもんとしては、たくわんの、にたのというものもある。
古沢庵をだし汁や醤油などで煮て、唐辛子を加えるという代物で、
スーパーなどでは、「沢庵煮」とか、「たくあんのうま煮」とかいう
ように記されている場合が多いが、我々福井県民は、

「たっくゎんのにたの」「たっかんのにたの」と発音される
場合が多い。

季節を問わず、熱くても冷たくても旨いし、各家庭によって味付けも
異なる場合が多く、非常に興味深い郷土料理?である。

一応、京都にも似たような代物があり、「たくあんの炊いたん」って
言うそうだ。

たくわんのにたのについてはコチラに詳細が載っているので、
ついでに見ていただいても良いかと思う。




さて、雪だ。
おれの大嫌いな雪だ。
週間天気では今週1週間は雪模様らしい。
もしかして昭和56年以来の豪雪???キャーーーー

まあ、たしかにおれが実家に帰ると必ず雪が降るのだが。。。




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追記

たまたま自分の日記を読み返してたら、なんか自分らしくない
文章を見ちゃったので、載せてみる。

題して

 2002年4月6日「マイボールとおじいさん」


ある日、おじいさんは目覚めた。

自分はこれでいいのか?って。

おじいさんは普段から慣れ親しんでいる
マイボールを眺めながら、そう呟いた。

実直に平凡に生きて、孫にも恵まれ、
毎晩の焼酎水割り胡瓜入りが楽しみで、

そうやって85年生きてきた。

マイボールはいぶし銀の輝きを見せている。
それほど速くもなく、おじいさんが狙った通り真っ直ぐに、
レーンの上を転がり続けた。

はじまりと到達点が常に一直線なレーンの上を。

何度も何度も、ただひたすらに真っ直ぐに
転がり続けたのだ。

それはまるで、おじいさんの人生そのものだった。

だけど・・・

おじいさんは呟く。

わしはいつだってスペアな生き方だった。
ガータに落ちることもなく、ソツもなく、
目先にある残ったピンを確実に収めることだけを
生きる糧にしてきた。

ストライクなんて、一度もなかった。

おじいさんの投げる球があまりにも真っ直ぐすぎたからだ。

マイボールを見つめながら、おじいさんは思う。

思えばわしの人生なんて、行き先が決まりきっていることに
何の疑問もなく、まるでこいつのようにただ転がり続けた
だけなのかもしれないな。

だけど、

ただひたすらに真っ直ぐ転がり続けただけのマイボールは、
レーンとピンとに磨かれて、
朝日に輝いていた。






...




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