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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年09月15日(月)
生まれた事がいやでいやで産声あげた。


時折、己の意思の弱さにめげそうというかへこたれそうというか打ん殴ってやりたくなる。
退職についてオーナーと話している最中、矢張りと言うかそれが常套なのか、要約すればゆくゆくは社員などになって店を纏める柱の一つとなって欲しかったのだけど、という旨を伝えられて。
いやそれだから引き留められようかという話ではなく、寧ろそうなると思ったから逃げ出したかったのも一つなんですが。まっこと無能な駄目人間の言い分としては、そんな責任ある立場になんてなりたくないんです。自分が誰かに指示を出したり些細な振る舞いが問われたりするなんて、吐き気がするんだ。
向上心があるならば別なんでしょうが、いや違う適当にやっているって訳ではなくて、だけどプロになりたい訳でもなくて、歯車の一つでいいというか、平のまま人の指示を聞いていたいと言うか、なんかどう言い繕っても最低なんですがorz
わかっているんです、自分の仕事がどの程度のものか。手を抜いたりはしてませんが、全てに心を砕いている訳でもない。努めた長さ以上の成果はないといいますか、逆に長さに比べて中身が無いと言うか、その辺りを自覚するからこそこれ以上いれば年季だけ見て上だと見做されてしまう、無能なお局様になってしまい、それは駄目だ、自分の心情も店や仕事の質もよくはならない。

だーのーに、状況によっては十月いっぱいという約束から引き延ばしてもいいとかなんとかほらまた口車に乗せられるんだ!!
そう来るってわかってたんだけどな! 電話やメールより直面しての会話における利点と呼ばれる生の表情とか声音とか反則だよな! 悪い事している気持ちになる。

それがいやな事や被害を蒙る事や興味がない事ならそつなく冷徹にNOと言えるのに、矢張りげにおそろしきは五十一害あって四十九利ですな。コンシェルジュの松岡社長のような、合理というものをきちんとわかっている人になりたいものです。


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