愛より淡く
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2002年01月28日(月) 傷心の夜が明けた今

慟哭というのだろうか、号泣というのだろうか?よくわからない。とにかく部屋中に響き渡るような声で激しく泣いてやった。幸いここは田んぼの中の一軒家なので
誰にも聞こえる心配がない。2階の奥の部屋で、ぐっずり眠り込んでいる子供たちの耳に届くこともない。心置きなく泣ける。

私の魂をすりつぶすような悲痛な泣き声を耳にすることができるのは、ただひとり。真上にいるあの愚鈍で冷淡で非情な馬耳東風男だけだ。

これだけ伴侶が泣きわめいて救いのサインを出しているのに知らんふりだった。気づかずにガオガオと怪獣のようないびきをかいてすでに眠ってしまっているのかもしれない。確かめる気力など残っていなかった。

そのあとはもう放心状態だった。この家の中には、自分の身の置き所がどこにもないような気がした。かろうじて思い浮かぶ所があるとすれば、それは、私の布団の中だけだろう。

今朝、やっとこさ起きて、子供たちを送り出してから、胸のあたりが苦しくて立っていられなくなってしまい、私の布団に逃げ込んだ。

心がそうとう傷んでいるのがわかった。うまく呼吸ができなかった。そのうち眠りに落ちた。


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テキスト庵さん