愛より淡く
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2002年05月01日(水) |
☆貧乏詩人☆ ☆どうしてもできない☆ |
☆貧乏詩人☆
マイカー通勤の夫は、会社に向かう途中いつもカーラジオを聞いているそうだ。毎朝8時ごろ始まる番組がお気に入りのようで、特に火曜日担当?の詩人の荒川洋治さんのファンのようだ。たまにラジオで話題になったことを話して教えてくれる。
で、昨日の話題は、「貧乏詩人」について。ちなみにうちの夫は、詩とかにはほとんど興味のない人で、谷川俊太郎さんも知らなかったくらいだ。
「なんとかというという詩人は、おそろしく貧乏だったんだって。詩を書いても全然売れない。ある日、お腹がすいてすいてどうしようもなくて困ってたんだって、ふっと見るとすぐ近くに1羽のスズメがいた。飛びついてつかまえて、食っちまったんだって。そこまで追いつめられていたってことだろうなあ。詩人でいるのもたいへんだってことさ。あんたも、もう詩なんか書くのやめとき云々」
と極端でかつ的外れでとんちんかん?なことをしみじみと言うのだった。
「なんだかねえ。今の時代、詩人とか作家とかが本業だけで食ってゆくことは波大抵のことではないらしいせ。さっさとやめたら」
「やめたらもなんも、私の場合は趣味みたいなもんやし、それで食べて行こうなんて大それたこと全然思ってないし、大丈夫やで」と言ってはみたものの、夫が言いたかったことはそうではなくて、
要するに、一銭の足しにもならんような趣味にエネルギーを費やすヒマがあるのなら、もっと家計の足しになることにエネルギーを費やしてほしいと思っているようだ。たしかにそれもそうだと思った。少し考え直してみようと思う。
☆☆どーしてもできない☆☆
お風呂から上がったら夫はソファーに横になってもう眠っていた。寝顔が愛くるしかったので、くちびるで触れてみたくなったけど、ど、ど、ど、どうしてもできなかった。私はだめなんだ。そういう積極的?なことはなにひとつできない。ずっとそういう感じで来てしまった。
いくじなしだいくじなしだいくじなしだ。
なさけないけどなさけないけどなさけないけど。
どうしよもないのよぉぉぉ。
今までの私の人生、こと恋愛に関しては、思いきったことはなにひとつできなかった。後悔ばかり後悔ばかり。当たって砕ければよかった。って思うことがいくつかある。せめて面と向かって勇気を出して自分の気持ちをハッキリ伝えればよかった。って思うことがたくさんある。今さらもう遅いけれど。そういう機会に何度か恵まれながら、できなかった。言えなかった。なにも言えないのよ。なんでかわからない。生まれ持った性質としかいいようがない。フツーじゃない。そう思う。
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