愛より淡く
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2003年05月08日(木) |
絵に描いたように美しい二人 |
「そういえば、最初の配属先の営業所でとなりにすわっていた先輩、○○大の政経卒でさ、しかもバリバリの御曹司で、スラッとしていて花形満みたいにかっこいい顔でさあ。ボンボンだからおっとりしてて性格もよくってさあ、なにからなにまでそろってる人だったなあ云々」
とニュースを見ていて、突然思い出したように夫が話し出した。
花形満みたいにかっこいい顔っていったいどんな顔?
想像するとすっごくおかしかった。
「でさあ、世の中には、こういうなにもかも恵まれた奴がいるんだなあ、って思っていたら、その人お見合いで、とある大会社の専務だか常務だかのご令嬢と結婚することになったんだ。おれ、結婚式によばれたんだ。で、そのご令嬢がさあ、あ、あんた!!」
夫、ここで、大きく目を見開いて、私の膝を叩く。い、いたいがなあ。
「息が止まるくらいの、びっじーーんでさあ。はぁーーーーーーって後ろに倒れこみそうになったくらいなんだ」
「ふうん、絵に描いたような美男美女カップルってわけやね」
「そうそうそうそう、あるんだよなあ。あんなウソみたいな組み合わせ。 いるんだよねえ。あーんなに上品でキレイでやさしーーい人」
「上品でキレイというのはわかるけど、なんで性格のことまでわかんのさ?」
「それが、一度その先輩の家に招待されて、そこで紹介されたんよ。話してみたらわかるよ。いやあ、清楚で花のように優しそうな人でさあ。なんていうの、邪気というのがまったくないんだ。きっと正真正銘のおじょうさまってああいう人のことをいうのだろうなあ」
と、遠い目をしてため息をつく夫。
ふうん。そういう夢のような組み合わせのカップルってやはりいるところにはいはるのかもしれない。
その後そのお二人がどういう運命をたどられたのかは知る由もありませんが。
「まあ、これ、もしかして、わたくしたちのことかしら?」
って偶然これを読んでドキっとされていたりして。
なわけないかな^^。
そうじしよっと。
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