愛より淡く
DiaryINDEXpastwill


2003年06月12日(木) 修復不可能な夫婦の悲喜劇 風に舞う木の葉と白いビニール袋

「人生で学ぶことは、結局頼りになるのは自分だけ、人は自分以外誰にも頼らずに生きていかなければならないってこと」

というようなことを「アメリカンビューティー」の主人公の奥さんが娘に諭していた場面で


「せやせや、人生は自分以外頼れるものは何もないんや」

と相づちを打っていたら、そばで聞いていた夫が笑いながら


「何を言うてるんやこの人は、そういうことは自分の足でしっかり立っていられる人が言うことや」

と言った。


がーーーーーーーーーーーーーーん。


「あんたは、風に舞う木の葉のようにはかなく頼りない人なんや」


とも言った。


なんか表現がえらく詩的に感じたので不思議と嫌な気はしなかった。





中略(しばし映画に見入る)




映画の中で、白いビニール袋が落ち葉といっしょに風に舞うシーンが鮮やかで実に印象的だった。




すくいようのない話だったけれど。


目を開いたまま息絶えた主人公の顔は、ずいぶんと穏やかでしあわせそうで







↑投票ボタンです。





この映画には詩的で魅力的なセリフやナレーションのフレーズがいっぱいあったけど

ほとんど忘れてしまって、今となってはもう思い出せない。







人気サイトランキング





ありがとうございました









・・ MAIL

投票ボタン メッセージfor you

テキスト庵さん