愛より淡く
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家。
そうなのだ家なのだ。思えば、念願のマイホームを建てて、ここに越して来てから、ろくなことがないような気がする。
帰省した時に、両親にも我が家のにっちもさっちもいかない事情を話した。
すると母が
「あんたもしかして鬼門の方角に引っ越してしもたんと違うか?」
と突然思いついたように言い出した。
なんでも引越しをする時は、鬼門の方角に向かって引っ越しては絶対いけないらしい。引越し先が鬼門の方角にある場合は、いったん別の方角のところに移動して、そこから引越し先に向かうとよいらしい。
それから母は、鬼門の方角に引っ越してしまったために、とんでもない災難に遭ってしまった人の例をいくつか挙げて、私をビビらしたのだった。
結婚してから私たちは、5回ほど引っ越したけど、鬼門もなにもそんなもんには全然無頓着だった。
たとえそうだったとしても、いまさら、どないもならんやん、おかあさん。
もう引っ越してしもたんやし。
と言おうとしたら、すかさず今度は父が
「やっぱりなあ。俺もなあ、なんかこの結婚、いや〜な予感がしとったんや」
とえらく神妙な顔つきをして、言い出す始末。
「というのもな、おまえの披露宴の後に不吉なことがあったんや」
と父は続けた。
その話は、披露宴に来てくれた友人Aから聞いて知っていた。
披露宴の新婦(私)側の出席者が、ぞろぞろと新幹線から降りて家路に向かう途中のアクシデントだったらしい。
「お父さん、気の毒やったんやでぇーーー」
と電話でえらく父に同情していた。
父にしてみれば、確かに、不吉だったのだろう^^。
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ありがとうございましたゥ
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