愛より淡く
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2003年11月13日(木) 夫婦、愛?

たぶん心がモロくなっていたせいもあったのだろうと思う。

あまりに感傷的であったと自分でも思う。


ある企業に電話をして、受付けの女の人が放った言葉に、打ちのめされてしまった。

いつもなら、それは、あたりまえなこととして、やりすごせる言葉だった。

でも昨日だけは違った。


「何回も何回もおんなじ電話ばっかりしてきて、どうのこうの、必要ならこっちから電話しますからどのこうの...」


全くそのとおりだと思った。相手にしてみれば、鬱陶しさ以外のなにものでもない電話だと思う。

受付けの人にしてみれば、いいかげんうんざりしてたので、思わず出てしまった言葉なのだろう。


それが私の仕事なんだ。

人に鬱陶しがられて不愉快な気持ちにさせてしまう。

そんな仕事をしているのだ。

あらためて思い知ると涙が出てきてどうしようもなかった。

いつものことなのに、こんなことあたりまえのことなのに、

昨日の私は、どうしようもなかった。なにかがはじけとんでしまった。


しかもそれは、とてもか弱弱しい元気のない、はじけかただった。


なんとか自分を立て直そうと、いろんな本を買って実践してみたりもした。

そしてそれなりに順調に前向きに取り組んできたつもりだった。


だけどおとといの夜。苦しくて、苦しくて、夜中、何度も寝返りを打ちながら、ほとんど無意識のうちに心で唱えている自分にはっとしたのだ。

助けてください、苦しいです。助けてください。

目覚めてから、なんとも重苦しい気持ちで、それでも自分に鞭打って、仕事に向かった。



中略




11時過ぎごろに夫が帰ってきた。

今日あったことを夫に話した。

正直な気持ちを話した。↑に書いたようなこと。


話しているうちに、不意に涙がこぼれた。涙をこぼしながら、それでも話し続けた。


夫もとても悲しそうな顔になった。








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それはとても穏やかで優しくて温かい口調だった。

その言葉を聞いたとたん、不思議だけど、まだ頑張れそうな気がしたのだ。


甘ったるい感傷が一気に流されたのかもしれない。








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テキスト庵さん