愛より淡く
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たぶん心がモロくなっていたせいもあったのだろうと思う。
あまりに感傷的であったと自分でも思う。
ある企業に電話をして、受付けの女の人が放った言葉に、打ちのめされてしまった。
いつもなら、それは、あたりまえなこととして、やりすごせる言葉だった。
でも昨日だけは違った。
「何回も何回もおんなじ電話ばっかりしてきて、どうのこうの、必要ならこっちから電話しますからどのこうの...」
全くそのとおりだと思った。相手にしてみれば、鬱陶しさ以外のなにものでもない電話だと思う。
受付けの人にしてみれば、いいかげんうんざりしてたので、思わず出てしまった言葉なのだろう。
それが私の仕事なんだ。
人に鬱陶しがられて不愉快な気持ちにさせてしまう。
そんな仕事をしているのだ。
あらためて思い知ると涙が出てきてどうしようもなかった。
いつものことなのに、こんなことあたりまえのことなのに、
昨日の私は、どうしようもなかった。なにかがはじけとんでしまった。
しかもそれは、とてもか弱弱しい元気のない、はじけかただった。
なんとか自分を立て直そうと、いろんな本を買って実践してみたりもした。
そしてそれなりに順調に前向きに取り組んできたつもりだった。
だけどおとといの夜。苦しくて、苦しくて、夜中、何度も寝返りを打ちながら、ほとんど無意識のうちに心で唱えている自分にはっとしたのだ。
助けてください、苦しいです。助けてください。
目覚めてから、なんとも重苦しい気持ちで、それでも自分に鞭打って、仕事に向かった。
中略
11時過ぎごろに夫が帰ってきた。
今日あったことを夫に話した。
正直な気持ちを話した。↑に書いたようなこと。
話しているうちに、不意に涙がこぼれた。涙をこぼしながら、それでも話し続けた。
夫もとても悲しそうな顔になった。
それはとても穏やかで優しくて温かい口調だった。
その言葉を聞いたとたん、不思議だけど、まだ頑張れそうな気がしたのだ。
甘ったるい感傷が一気に流されたのかもしれない。
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ありがとうございましたゥ
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