愛より淡く
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2004年01月14日(水) 「パパ、久しぶりに抱いて」

昨日の朝。ぼんやりと新聞を読んでいたら、28歳匿名希望の、ある女性のかたの投稿がこの目に飛び込んできた。

そこには、二人目の子を出産してから6年間一度も夫に触れてもらったことのない苦悩が切々と綴られていた。読んでいて胸がつまった。

その女性は、家事や子育てや仕事に夢中でこの6年間を過ごしてこられたようだ。

子どもが小学生になって手もかからなくなり、また夫に目が向くようになった。そしてこの正月に彼女は勇気を出して夫を誘ってみた。とのこと。

「パパ久しぶりに抱いて」

なんて可愛らしい言いまわしだろうと読んでいてグっときた。

私が彼女の旦那さんなら、きっと、「(なんてなんて可愛いやつ)よっしゃよっしゃ。おやすいごようや」と抱きしめてあげると思う。


しかし答えはNO。

それから言い合いになり、最後は

「俺はもう一生しない」

と泣きながら夫に言い切られてしまったという。

そ、そんなーーーーーーーーーーーーーー(旦那さんもなにも泣かんでもええのに^^)

なんでもご主人は、もともとそういうことをするのがおキライな方だそうだ。その文章にも、2人も子どもができたのが不思議なくらいだ。と記されていた。


それでも、その女性は、旦那さんを深く愛しておられて、人間的にも尊敬しておられるそうだ、そのこと以外については、なんの問題もないとのこと。


「心から愛している夫に一生抱かれない生活。もう彼の胸に顔をうずめて彼を感じることはできないのだろうか?この底なし沼のようなさみしさをいったいどうやって埋めたらいいのか、その術を私は知らない」

でその文章は、終わっていた。


彼女は、まだ28歳。まだまだ、これからではないか。


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テキスト庵さん