愛より淡く
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このところ私は、ある人のことがとても気になっている。
その人のことを考えるとそわそわして落ち着かずときめいてしまっている。
といってもテレビに出ている人だけど。
この間は、その人の名前をうわごとで呼ぶ自分の声で目が覚めたくらいだ。
こういうときめきは、ずいぶんと久しぶりだ。
その昔、あるドラマの主人公にときめいていた頃を思い出す。
その主人公が、スケッチブックを抱えながら湖のほとりを歩くシーンとか
夜更けの公園でちょっとはにかみながらシャドウボクシングの真似をするシーンとかが
たまらなく好きで今でもすごく印象に残っている。
まあそれはおいておいて。
初めてその人をテレビで見た時の印象は、めちゃくちゃ濃くて不気味であまりよくなかったけど
そのうちに、いつも一生懸命でラブリーな人だなあ、という印象に変わってきて
そしてつい最近、あるテレビ番組を観ていて、ぶっちぎりでトラックを駆け抜けるその人の勇姿に胸がきゅんとなってしまったのだ。
そういえば昔から私は運動神経が発達している人に弱かった。
その昔、学校の中庭でランニング中の男の子とすれ違った瞬間にその男の子を好きになってしまったことがある。その子が夢中で走っている時に額から流れ落ちる汗がきらっと光った瞬間、完全に心を奪われていた。いわゆるひとめぼれ?
テレビでバレーボールの試合観戦中に、バックアタックが見事に決まった瞬間にその選手の熱烈なファンになってしまったこともあったっけ。
かなり単純。
でも「何かに惚れる瞬間」ってそういうものなのかもしれないとも思うけど。
まあ他愛もない片思いだ。
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