ニューヨーク俳優修行日記
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2002年05月02日(木)

待つのが仕事


2日間のエキストラ。
総勢220人程度のエキストラを雇っていた。
このうち、SAG(俳優の組合)に加入しているのは60人ぐらい。
あとは全部ノンユニオン。
1日目は5時から7時、2日目は6時から9時まで拘束されて
それぞれ1日75ドル。お金の為には出来ないね。
SAGの人々にはOTも支払われる。
従って、彼らは200−300ドルぐらいを稼いでいる。
なんとしても組合に入るべし。

待合室の広さから、食事の質、食事の順番、全てSAGが優先される。
なんだか自分が下等な家畜になったような気分になる。
多分、最終的な映画には顔も写っていないだろう。

でも、一応、ロバート・デニーロを1日中見ていたし、
初日は30センチぐらいのところにずっと立っていた。
まあ、それがちょっと嬉しかったぐらいか。
でも、あの人ももう60歳。やっぱり、年をとっていた。

あとはいろいろな人たちとはなすことが出来たことと、
いろいろな人たちを見ることが出来たことが楽しかった。
世の中にはいろいろな人がいます。
そして、大抵の集団はある意味で社会全体のミニチュアみたいだ。
良い奴も悪い奴もずるい奴も危ない奴もいる。

また、これについては後日。








      

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