2002年05月07日(火)
やっと一週間が終って、新たな週に突入。 先週は僕には珍しくすごく忙しかった。 とにかく、朝早くから夜遅くまでうちに戻れない状態。 疲れる。
でも、何か新しいことが始まっていく予感がある分、 救われている。
金曜日にラストサムライのオーディション。 と言っても、実際にはマネジャーがビデオを撮影して ロスのキャスティングダイレクターに送る事になっている。 結局、一番最初に連絡のあったマネージャから送ってもらう事に。
撮影はTimeSqureのそばにある小さな劇場で行われた。 僕のほかにも約8人ぐらいの人たちがいた。 そのうち半分ぐらいは知り合い。 NYの日本人俳優サークルは割と小さいのです。 とにかく、もらった台本を何度か読んでビデオ撮り。 僕以外はほぼ全員着物を持って来ていて、 僕は自分自身にあきれてしまった。 だって、そんなこと考えなかったもんな。
この映画はいつ製作されるかよく知らないけど、 取れれば日本に行くことになる。
随分前にオーディションをした軍人役について 一応候補に残っているとの連絡があった。 でも、候補ってきっと10人ぐらいいるんじゃないか、 と思うわず疑り深くなってしまう。 あまり興奮せず、期待もせずに返事を待とう。
いずれにせよ、また、コールバックがあるはずだ。
土曜日は6月のリーディングの顔合わせ兼初稽古。 なかなか良い雰囲気だったのでこれから楽しみだ。 相手役の女性もすごくかわいい子だった。 とても上手だし。
上手い役者さんはたとえそれが最初の稽古でも、その場の空気を 上手く吸い取ってそこに存在することが出来る。 つまり存在感がある、プレゼンスがある。 僕は、最近芝居が臭くなってきているので 臭い抜きをかねて、今回は演技をしないことを心がけるつもり。 極力、自分が感じている範囲で台詞を喋る。 あまり頭で考えずに、流れを大切にしたい。
日曜日は朝8時から夜12時まで短編映画。 でも、何とか予定は全て終了してこれでおしまい。 英語では“It's a wrap"とか何とかいいます。 つまり、全てつつまれて終了した、ってかんじかな。
この映画でも僕は日本語を喋っているので 監督から演技に関する駄目はほとんど出なかった。 やっぱりちょっとくさかったかな。 映画はちょっとした仕草がすごく大きく感じたりする。 何事も学習です。
NYはなんだかまだ、肌寒い日が続いていた。 少しずつ暖かくなってきている。 今が一番過ごしやすいと思う。
今日から劇団の次回作の準備稽古が始まる。 まだ公演日程も知らないのに。
|