|
2003年08月08日(金)
村上春樹、柴田元幸の翻訳夜話を読んでいる。 なかなか面白い。 もっとも、僕の場合は村上春樹の本は大体気に入る。
更に人から彼が訳したライ麦畑でつかまえても借りた。 これからゆっくり読む予定。
僕は今仕事で大量の日本語を英訳している。 もちろん、僕の仕事は文芸翻訳とは違い、 実務翻訳。良く訳の判らない工場の話を 訳している。でも、判らないなりにも、 ずっと訳しているとそれなりに仕組みが分かってくる。 これはなかなか楽しいです。
この仕事の前は電子機器の話だったので それについても多少は学習した。 僕が普通に生活していたら、 絶対に学習しないタイプの知識。 このおまけの知識で周りの世界を見ると、 ほんの少しだけど、世界が広がる。
今は、別のフリーの仕事で化粧品の カタログを訳している。 女性は大変ですね。 こんなにもたくさんあるチョイスの中から 自分の気に入ったもの を選び、更にそれを毎日つけるなんて、 僕には出来ない。
ちなみに普段の仕事は一語8セント。 更に人の翻訳をエディットする場合は 2セントをもらっている。 おそらく、相場の半額以下。 でも、まあ、 これはある種のトレーニングだとおもっている。 このレートで1時間15ドルを稼ぐのは なかなか辛いけど。
役者稼業の法は現在興味があまりない。 唯一、日舞を習い出した。 まだ、二回目だけれど、けっこうはまりそうだ。 教えてくれるのはもと宝塚の女優さん。 ゆくゆくは時代劇のニューヨークでやりたいそうだ。
僕自身は自分でやりたい事をはっきりさせないと 次には行けそうにない。 ただ、役者になりたいと言う思いだけでは やはり限界があって、当然の事ながら もっと明確なビジョンが必要になってくる。 何と言っても僕は今年で32歳。 いやでも、いわゆる将来がちらつく。
まあ、本人はもっとずっとお気楽なんだけでなあ。
|