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嫌いな食べ物「キュウリ」


2002年01月28日(月) 1月28日3時36分

 リストのラ・カンパネラをもしかして私は初めて聞きました、今。酷く今まで嫌悪をしていて、聞くのも嫌だったのですが。何故か今日に限って聞いてみたのです、最後まで。嗚呼。最後のほうはとても私好みですね。
 こんな曲だと知っていたら、ピアノの先生に三年前、「ラ・カンパネラやる?」と問われた際、頷いておけば良かった。そして途中で飽きなければ良かった。まあもう構わないけれども。私の持ち曲はショパンのバラード一番よ。十分貫禄あるでしょうが! 其処等の大人でも弾けないわよ。伊達に二歳からやっているわけではないので。(笑)感覚派だけど…。

 さて。私は最近不安定ではない。然し其れが時に不安になることがある。其れは前にも何度か書いた現象なのだが…つまり私は精神の不安定、というものに慣れ切ってしまい、其れに快楽を見ているからのように思われる。

 ちなみに私は、人に対する反応の仕方が其々である。誰しもそうだとは思うのだけれども。特に私の場合は、好きな人には猫のように懐き、嫌いな人には寄り付きもしない。そして好きな人であっても、たった一言で私の気分は害され、態度が豹変することがある。
 其れはもう既に友達にも指摘され、私の恋人においては其れがとても嫌いらしい。私の苛々、というものは決して私に向くことは無く、他の人に向く。

 私が鬱で、しかも気分が害された場合、私の頭の中の構造はこうなる。

 私は世界から完全に遮断され、周りの人間は煩い蝿。私は如何に其の煩い蝿たちに、精神的衝撃を与え、傷を付け、呪いのように何ヶ月も苦悩にのたうち回すか、其の方法を考える。そして最良の方法で精神的な苛めを行う。其れは長々とやるものでなく、唯一つの行動で傷を付けることの出来る、我ながらに酷く頭の良いやり方だ。

 然し其れは私がそういう状態であるときの話であって、常に其れを考えているわけではない。好きな人にはなるべくそう言った私の精神的な刃を向けたくない。其れは私が今、正常であるからそう言えることだけれども。

 私の精神は強く脆いものです。然しそう言った鬱のペエスは最近めっきり遅くなりました。
 これは良いことなのか、悪いことなのか?

 誰か不安定を私に下さい。誰か私に傷をつけさせて下さい。

 何故皆こんなに優しいのかしら。

 嬉し過ぎて涙が出る。


さくま