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嫌いな食べ物「キュウリ」


2002年02月05日(火) 2月5日22時59分


 貴方との友情ごっこは終わった。

 貴方は私の為に何時間裂いても苦痛ではない、私の為に何をしても勿体無くは無い、そうまで言って居たのにね。私は其れに乗じて、貴方に何時間でも私の信念を聞かせて、何時間でも貴方の苦悩を見下してきたのにね。そして貴方は私の(私には見えない)莫大な可能性に惹かれ、恋をし、そして恐れていたのにね。
 貴方が言って居たように、私には人を言葉だけで何人も殺せるような影響力があるかしら。そうだとしたら、貴方は真っ先に、とは言わずとも、其のうちの一人に入って居た筈なのにね。汚らしい、説明をするくらいなら貴方なんて必要ない。私には貴方は要らないものです。
 私は貴方の、私に対する感情を知っている。友情だ、といいながら友情以上の感情を持っているのを知っている。そして其れを認めてしまうことを恐れている。私には心地良かった。
 貴方が私を抱きながら、何を考えていたか、私は知っている。貴方が身体と心を切り離して、割り切れずに居ることを知っている。

 「男性」というのは常にそうだ。

 貴方は私の、一時的な肉体計りだった。計りは要らない。もう必要ない。男性に対する私の身体が、どんなに落ちぶれていても、もう男性というカテゴリは私の中で存在しないのだから。
 其れでも唯一貴方に警告のメエルを送ったのは、其の女々しい、女よりも女々しい精神に対しての敬意だった。

 「貴方が何を考えているのか、居ないのか、全く判りません。私は呼吸困難に苦しんで、其れでも生きなくちゃならなくて。貴方は何を悩んでいるのか、居ないのか、全く判りません。最後にしたいならさっさとそう言ってよ。言葉が怖いの?何が怖いの?何も怖くないと虚勢を張りたいの?私は怖いことが多いけど、最後なら…有言大なり無言。だから鋏の一言を下さいな、切り落としたいのなら。」

 「文章で説明するのが、面倒。今夜暇なら、家にお出で。調子が良ければ話せるから。」

 「私はだから身体が最悪なの。呼吸困難とか熱とかなの。だるいし痛いしなの。説明なんか良いわ。要らない。じゃあね。さようなら」

 説明したいなら私を呼ばずに私のところへ自分で出向きなさい。そう思った私は、全てにおいて貴方を貶め、全てにおいて貴方を見下し、貴方はただ単に肉の塊にしか見えなくなりました。要らないものは塵箱へ捨てて、焼却するべきです。

 もう、「今の」貴方に対する感情はありません。


 さようなら。


さくま